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幸兵衛の小言

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いいぞ、19歳!-若者の反戦の輪が広がっている。


 札幌で、19歳の女性が、戦争法案に反対するデモを企画したことを、北海道新聞が報道しているので、ご紹介。(太字は管理人)
北海道新聞の該当記事


19歳フリーター、デモ初企画 戦争怖くてふるえる 26日札幌
06/23 08:00、06/23 12:20 更新

 19歳、フリーター。音楽とおしゃれが好きで、政治には関心がなかった。そんな女の子が発起人となって26日、安全保障関連法案に反対するデモが札幌で行われる。呼びかけたのは札幌市中央区の高塚愛鳥(まお)さん。「戦争は怖い。イヤだ。許せない。むかつく…。若い世代が自分たちの言葉で反対の声を上げたい」と力を込める。

 デモの名は「戦争したくなくてふるえる」。若者に人気の歌手西野カナさんの曲の「会いたくて震える」という歌詞にかけた。<戦争が始まったら自由が奪われる。バカな政治家たちに自由で楽しいあたし達の暮らしを奪われてたまるか!>。インターネット上のデモの告知には、自身の写真とともにそんなメッセージを載せた。

 「人一倍怖がりで、戦争は特に怖い」と話す。幼稚園の時、戦争を扱ったアニメ映画「火垂(ほた)るの墓」を見て、夜眠れずにベッドの中で震えた。高校の修学旅行で訪れた広島では、原爆資料館の展示を直視できなかった

 中学時代、熱心な教師の影響で貧しいアフリカの子供を助ける仕事がしたいと夢見た。でも、高校時代は茶髪にピアス、短いスカートで、遊んでばかりいた。

 昨年、半年で大学を中退し、札幌ススキノの飲食店などで働いた。今春、語学留学したフィリピンでは児童養護施設で子供たちと遊ぶボランティアをした。全盲の父は娘の顔を見たことがなく、子供のころはよく顔をさすってくれた。そのせいか、人と触れ合う仕事がしたいと、今は「車いすの人権活動家」として知られる安積遊歩(あさかゆうほ)さん(59)=札幌市西区=を介助するアルバイトをしている。

 戦争は怖い、イヤだと思いつつ、デモでは何も変わらないと思っていた。友達と街を歩いてデモと出くわしても「うるさい」と思った。それでも、もし戦争になったら駆り出されるのは自分たちの世代。無関心で遊んでばかりいていいのか―。少しずつ考え始めた。

 今月中旬、若者が「円山公園」でデモをすると知った。(札幌の)円山なら行こうかなと思ったら、京都の円山だった。その話を安積さんにすると、だったら自分でしたらいいと言われた。「誰かがやんなきゃ誰もしない、何も変わらない」。その日のうちに安保法案についてネットで調べ、若い友人たちにデモの企画をネットでぶち上げた。

 行動力には自信がある。デモは許可が必要と知り、翌日、警察署に申請した。遊び仲間や大学生らに共感の輪が広がり、ネットの交流サイト、フェイスブックではデモへの「いいね!」が5日間で千を超えた

 デモは26日午後5時半に大通西8丁目集合。ススキノまで行進する。事前申し込みなしで誰でも参加できるが、特に若い人たちに来てほしいと願っている。「ススキノで遊んでる友達とか、飲み会サークルの大学生とか、あんまり関心なさそうな若者にこそ法案の怖さを知ってほしい。反対の声を伝えたい」と話す。「だって、自分たちの未来にかかわる問題なんだから」(報道センター 関口裕士)
 京都円山公園のデモは、先日紹介したSEALDsの企画だ。
 全国紙にはたぶん載らなかったと思うので、地元京都新聞から引用。
京都新聞の該当記事

学生ら「戦争法案、絶対反対」 京都で2200人デモ
京都新聞 6月21日(日)22時25分配信

 集団的自衛権行使を含め自衛隊の活動拡大を図る安全保障関連法案に反対する学生らのデモが21日、京都市中心部であった。「戦争法案、絶対反対」「民主主義って何だ」。ラップのリズムに乗せた訴えを響かせながら、約2200人(主催者発表)が練り歩いた。
 一行は東山区の円山公園を出発し、四条通や河原町通を約2時間にわたって行進。先頭のトラックに乗ったDJがコールを引っ張り、参加者は「平和を守れ」「国民なめるな」と気勢を上げた。学生がトラックから「僕らの手は銃を手に取るためにあるのではない」などと演説も行った。
 京都や大阪など関西の学生が5月に立ち上げた団体「シールズ関西」が、初めて行うデモとして学生の多い京都で企画した。開始前は500~600人程度の参加者を見込んでいたが、沿道から加わる人もいて予想以上に多かったという。
 メンバーの神戸大院生(24)は「こんなにも大勢の人が反対の声を上げてくれるとは。安保法制を止めるため、今後もできることを、やれる場所でやっていきたい」と手応えを感じていた。
 京都府生活協同組合連合会もこの日、市内中心部を歩いて平和を訴える「ピースパレード」を行い、組合員約150人が参加した。


 SEALDsの運動が、西でも多くの若者の共感を呼び、「円山」つながりで北の大地ともデモの連携ができたのは、実に素晴らしいことだと思う。

 まだまだ、日本の若者、捨てたもんじゃない。頑張れ!

Commented by sheri-sheri at 2015-06-24 18:33
頑張れ、頑張れ、応援します。立ちあがろう!命を守ろう!
Commented by koubeinokogoto at 2015-06-24 18:47
>sheri-sheriさんへ

今、明るい話題が少ない中、彼ら若者のことは救いです。
ブログで、できる限り紹介しようと思っています。
自分たちの将来を、真剣に考える若者が一人づつ手を握っていくことで、現状の閉塞感を打破できそうな、そんな気がします。
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by koubeinokogoto | 2015-06-23 21:06 | 戦争反対 | Comments(2)

人間らしく生きることを阻害するものに反対します。


by 小言幸兵衛