人気ブログランキング | 話題のタグを見る

幸兵衛の小言

koubeinoko.exblog.jp
ブログトップ

野党は「統一名簿」で、参院選勝利を目指せ!

 ようやく民主党と維新の会による新党結成の方向性は見えてきたが、まだまだ小異に拘泥しているようで、いらいらする。

 時事ドットコムから引用。
時事ドットコムの該当記事

党名や人事、難航必至=民維双方に不満

 民主、維新両党は来月の合流に向け、新党の名称や人事、綱領についての調整を急ぐ。吸収される側の維新は、「刷新」を印象付けるため党名などを大胆に変えるよう求めているが、民主党側にはなお抵抗感が強い。両党ともに不満を抱え、協議は難航必至だ。

 「安倍政権の暴走を止めるためには、互いに譲りながらやっていかないといけない」。民主党の岡田克也代表は24日の常任幹事会で、維新との合流をスムーズに進めるため一定の譲歩はやむを得ないと強調した。
 常任幹事会では、賛成多数で合流が了承されたものの、出席者から異論が続出した。特に、1996年の旧民主党結党以来使い続けている党名の変更には、ベテランを中心に反対論が強く、赤松広隆最高顧問は「民主党の名前は残すべきだ」と主張。寺田学氏は「党が体質改善しなければ古い支持者も失い、新しい支持者も得られない」と合流反対を表明し、広報委員長の辞表を提出した。
 「民主」の名称存続を望む議員は、有権者に党名を記載してもらう比例代表への影響を懸念。このため民主党は、略称が民主となる党名と、民主を含まない党名の二つの候補について世論調査を実施した上で決定する段取りを描く。これに対し維新側は、民主党の政権担当時の対応への世論の批判が根強いことを踏まえ、「党名は一新する必要がある」(幹部)と強く迫っている。
 人事をめぐっても火種がくすぶる。民主党内では、新党の代表代行に松野頼久維新代表、幹事長代行に今井雅人維新幹事長をそれぞれ充てる案が浮上。しかし、民主離党組の両氏の優遇に対しては、「出て行った人が戻ったら出世するのか」(若手)と批判の声が上がる。
 綱領や基本政策について、維新は「ゼロベース」(柴田巧参院議員)での検討を求める構えだ。だが、「共生社会」を掲げ、経済格差の解消に軸足を置く民主党と、憲法改正や徹底した行財政改革を訴える維新の間には隔たりがある。維新が重視する公務員制度改革には、民主党の支持基盤の官公労が反発しており、前途は多難だ。(2016/02/24-20:33)

 「民主」の名を残したいとか、なくすとかが問題ではなく、彼らが結束できるかどうかを、国民は注視しているということを、分かっていない。

 いいんだよ、本当に安倍政権を倒すため小異を捨てて新党を結成する気概があるなら、「ゲスの極み党」だって、なんだって。
 これは、冗談としても、党の名前が実態と乖離していることは、「自由民主党」が、決して「自由」や「民主」を大事にしていないことからも明白である。

 この新党を中核として全野党の結集したならば、参院選で自民・公明に勝つ可能性はある。

 少し古くなるが、昨年10月に夕刊フジのwebサイト「ZAKZAK」に、政治ジャーナリスト鈴木哲夫による分析で、野党の選挙協力がうまく機能した場合、参院選で自民・公明を上回る可能性があるという記事が載っていたので、引用する。

ZAKZAK(夕刊フジ)サイトの該当記事

参院選衝撃予測 「野党連合」自公を逆転 
政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏分析 (1/3ページ)
2015.10.16

 来年夏の参院選に向け、野党間で選挙協力を模索する動きが加速している。民主党と維新の党は、両党の代表、幹事長らで構成する「連携協議会」を設置し、今月中に共通政策の原案をまとめる方向だ。第3次安倍改造内閣が「経済最優先」で突き進むなか、主要野党の協力が実現した場合、与野党の勢力図はどう塗り替えられるのか。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が分析したところ、最も極端なケースでは「野党連合」の獲得議席が自民、公明両党を上回るという結果が出た。

 「野党連合が実現した場合、安倍晋三首相率いる自民党にとっては非常に厳しい選挙になる」

 鈴木氏はこう語る。注目の予測データは別表の通りだ。

 民主党、維新の党(新党参加者を除く)、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちの4党の協力を想定し、(1)大半の選挙区で候補者を一本化した(2)比例代表向けの4党統一名簿を作成した(3)改選1人区を中心に、共産党とのすみ分けも実現した-という前提で試算した。

 野党が最も躍進したケースだと、4党は改選121議席のうち57議席を獲得し、自民、公明両党の計52議席を上回る計算だ。

 鈴木氏は「安全保障関連法への反対運動は成立後も続いており、野党にとっては追い風だ。勝敗のカギを握る1人区(計32)では、自民党が半数以上の選挙区で敗れる可能性もある」と指摘する。

 ただし、非改選組を合わせた参院全体の勢力(242議席、過半数は122議席)をみると、自公与党の優位は変わらない。


 非改選組は手をつけようがないが、今回の改選で野党が過半数を握れば、安倍内閣の崩壊を促すことは間違いがない。

 しかし、この記事は、次の内容で締めくくられている。
 今回の予測は、あくまでも統一名簿の実現を前提にしたものだ。不調に終わった場合、「19」と予測されていた4党連合の比例獲得議席は、合計で13(民主12、社民1、維新と生活は0)に下振れする。

 鈴木氏は「統一名簿ができるかどうかが全てだ。野党にとっては、次期参院選は『ラストチャンス』だと言ってもいい。ここでまとまることができなければ、自民党に対峙できる受け皿作りの好機はしばらく訪れない」と語っている。
 「統一名簿」作成のための大きな仕事が、新党とすべての野党にとって残っている。

 もう、小異に拘泥している時期ではない。
 
 老朽化した原発まで再稼働させようとし、戦争ができる国づくりを目指す政府を打倒することのみに徹して、この国の未来を憂う政治家は行動すべきだろう。



Commented by sheri-sheri at 2016-03-07 16:26
まったくです。
Commented by koubeinokogoto at 2016-03-09 10:58
>sheri-sheriさんへ

いっそ、SHELDsを統一候補用の政党として一本化したらどうか、などとも思う今日この頃です。
蝸牛角上の戦いなど、今はまったく不要。
「打倒!安倍軍事政権」あるのみ。
Commented by sheri-sheri at 2016-03-20 22:36
シールズの皆さんは清々しかったですね。もちろん今もですが。私もそう思うことが有ります。きっと日本中あの時全国から集まった老若男女の人々は皆さんそう思ってらっしゃるでしょう。
Commented by koubeinokogoto at 2016-03-21 09:59
>sheri-sheriさんへ

今年、日本では政治の世界においてSHELDs、アメリカではサンダースを支持する若者たちが、大きな鍵を握っていると思います。
もちろん、サンダースが今からクリントンを逆転するのは難しいでしょうが、クリントンにどんな思いを彼らが伝えるのか、もちろん、トランプなどという暴君を選ばないためにも、サンダース旋風を起こした若者は大きな存在です。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by koubeinokogoto | 2016-02-25 12:50 | 幸兵衛の独り言 | Comments(4)

人間らしく生きることを阻害するものに反対します。


by 小言幸兵衛