2016年 03月 14日
放射線が正しく測定できないままで、川内原発を再稼働!
原子力規制委員会は「原子力ムラ寄生委員会」に堕ちてしまったが、それにしても、酷い事実が判明した。
共同通信の記事を引用。
47NEWSの該当記事
県への取材で判明、ということは、鹿児島県も九州電力とグルになっていた、ということか。
万が一のことは、起こってはいけないが、それに備えなければならないのが、原発という、人類が本来管理できない巨大で危険なシステムなのである。
前回の記事で紹介したが、福島第一原発の事故を防ぐ機会は、いくらでもあった。
原発そのものを稼働させない、ということは除外するにしても、10メートルを超える津波は想定できていたのに、対策を怠ったのも大事な機会損失であり、失態である。
もし事故が発生した場合、放射能汚染の状態を測定・管理して適切に地域住人を避難させるのも、当然の義務。放射能を的確に測定するのは、基本の基本なのである。
いくら放射能が漏れているか分からないのでは、事故現場に行くことさえためらわれる。
何を規制委員会は検査したのか。何をもって鹿児島県は再稼働を認可したのか。
あれから五年・・・しかし、歴史の悲劇を学ばない人が、たくさんいるのだ。
彼らの犠牲になるなんて、まっぴらごめんである。
共同通信の記事を引用。
47NEWSの該当記事
川内原発の放射線測定、性能不足
監視装置の半数で
2016/3/14 11:40
昨年再稼働した九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)周辺の放射線監視装置(モニタリングポスト)のうち、ほぼ半数の48台中22台が事故発生時の即時避難の基準となる高い放射線量を測定できないことが14日、同県への取材で分かった。監視態勢が不十分なまま、再稼働したとの批判が出そうだ。
国の指針では重大事故時、被ばくのリスクが高い5キロ圏の住民はすぐに避難。5~30キロ圏はまず屋内に退避し、ポストの数値で避難の必要性を地域ごとに判断する。毎時500マイクロシーベルト以上は即時に避難、毎時20マイクロシーベルト以上が1日続いた場合は1週間以内に避難させる。
県への取材で判明、ということは、鹿児島県も九州電力とグルになっていた、ということか。
万が一のことは、起こってはいけないが、それに備えなければならないのが、原発という、人類が本来管理できない巨大で危険なシステムなのである。
前回の記事で紹介したが、福島第一原発の事故を防ぐ機会は、いくらでもあった。
原発そのものを稼働させない、ということは除外するにしても、10メートルを超える津波は想定できていたのに、対策を怠ったのも大事な機会損失であり、失態である。
もし事故が発生した場合、放射能汚染の状態を測定・管理して適切に地域住人を避難させるのも、当然の義務。放射能を的確に測定するのは、基本の基本なのである。
いくら放射能が漏れているか分からないのでは、事故現場に行くことさえためらわれる。
何を規制委員会は検査したのか。何をもって鹿児島県は再稼働を認可したのか。
あれから五年・・・しかし、歴史の悲劇を学ばない人が、たくさんいるのだ。
彼らの犠牲になるなんて、まっぴらごめんである。
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sheri-sheri at 2016-03-20 22:22
ほんとにそうですね。なのにこのことはあまり報道されませんね。なぜでしょう。もう思考が停止しそうです。愕然として。
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sheri-sheri at 2016-03-20 22:37
怖いことです。
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koubeinokogoto at 2016-03-21 09:53
>sheri-sheriさんへ
こういった記事は、共同通信や時事通信で第一報があっても、全国紙はどこもフォローしない、という状況がずっと続いています。
地元の新聞は、結構頑張っていますが、それでは大きな世論を喚起することができない。
元野球選手のことや、芸能人の不倫、離婚などにスペースを割くメディアは、政府の悪事隠しを助けているとしか思えません。
こういった記事は、共同通信や時事通信で第一報があっても、全国紙はどこもフォローしない、という状況がずっと続いています。
地元の新聞は、結構頑張っていますが、それでは大きな世論を喚起することができない。
元野球選手のことや、芸能人の不倫、離婚などにスペースを割くメディアは、政府の悪事隠しを助けているとしか思えません。
by koubeinokogoto
| 2016-03-14 21:31
| 原発はいらない
|
Comments(3)