幸兵衛の小言

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「教育勅語」のどこが問題なのか。



 森友問題で、さかんに「教育勅語」が話題になる。
 稲田という極右大臣も、賛美するが、その内容についてしっかり解説するメディアは少ない。

 何が問題なのか。

 正確には「教育ニ関スル勅語」。

 明治天皇の勅語として、明治23年10月30日に発布された。
 ちなみに明治23年は西暦1890年で、古今亭志ん生が生まれた年だ。
 忠君愛国を国民道徳として強調しており、天皇制を精神的に支える存在だった。
 戦後、昭和23(1948)年、国会の各議院による決議により廃止されている。

 勅語は12の「徳目」を謳っている。

 次が、原文から抜粋した内容だ。

12の徳目

1 父母ニ孝ニ (親に孝養を尽くしましょう)
2 兄弟ニ友ニ (兄弟・姉妹は仲良くしましょう)
3 夫婦相和シ (夫婦は互いに分を守り仲睦まじくしましょう)
4 朋友相信シ (友だちはお互いに信じ合いましょう)
5 恭倹己レヲ持シ (自分の言動を慎みましょう)
6 博愛衆ニ及ホシ (広く全ての人に慈愛の手を差し伸べましょう)
7 学ヲ修メ業ヲ習ヒ (勉学に励み職業を身につけましょう)
8 以テ智能ヲ啓発シ (知識を養い才能を伸ばしましょう)
9 徳器ヲ成就シ (人格の向上に努めましょう)
10 進テ公益ヲ広メ世務ヲ開キ (広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう)
11 常ニ国憲ヲ重シ国法ニ遵ヒ (法令を守り国の秩序に遵いましょう)
12 一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ (国に危機が迫ったなら国のため力を尽くし、それにより永遠の皇国を支えましょう)

 問題は明白だ。
 12番目である。

 「お国のために、死になさい」と言っているようなものだ。

 発令後、日本は日清、日露の戦争に勝利することになるが、その後、太平洋戦争で多くの国民が犠牲になった。
 その「愚」を繰り返さないためにも、昭和23年に、勅語を廃止したにもかかわらず、それを復活させようとするのが安倍政権である。

 12のうち、1から11までは、まだ許せる。
 しかし、12番目は決して許されない。

 そういうことを、メディアは明確に指摘すべきだ。

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by koubeinokogoto | 2017-03-13 12:27 | 責任者出て来い! | Comments(0)

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