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 最近、新聞の中で、毎日がいろいろと頑張っているような気がする。

 「安倍語」に関する記事も、良かったので、紹介したい。
毎日新聞の該当記事

特集ワイド:問題矮小化する「安倍語」 集団的自衛権行使を火事現場にたとえ 「理解進んでいない国民」もこれなら分かる?
毎日新聞 2015年07月30日 東京夕刊

 キミは分かってない、と言われたら、多くの人はイラッとするだろう。参院審議が始まった安全保障関連法案について「国民の理解が進んでいない」と評したのは安倍晋三首相である。最近はニュース番組に登場し、これなら分かるでしょとばかりに、法案がうたう集団的自衛権行使を、近所の火事にたとえ始めた。これで「理解が進む」人がいるのか。またまた「安倍語」を研究する。【吉井理記、堀山明子】

 これまでも集団的自衛権の行使を「アソウくんとアベくんが一緒に歩いている。不良がアソウくんに殴りかかる。私もこれを守る。これが今度の法制でできる」(7日、自民党のネット番組)と説明した安倍首相。このたとえが「軽い」と批判されたためか、20日に登場したフジテレビのニュース番組で、今度はご近所の「アメリカ家」「アメリカ家の離れ」と、道路を挟んだ「日本家」を登場させ、こんな説明をした。

 「アメリカの家が燃えて、離れに火が燃え移っても日本は何もしない。でも風向きで、離れの火が日本家まで来そうなら日本の消防士は道の上から離れの消火活動ができる」。「離れ」「道」などのたとえが、何を指すのか、よく分からないまま番組は終わってしまった。防衛のプロはどう見るか。

 「噴飯ものです。火事と、集団的自衛権や武力の行使を同列に語ることが、信じられません」と首を振るのは第1次安倍政権で内閣官房副長官補を務めた元防衛庁官房長、柳沢協二さんだ。

 「この法案は海外で武力を行使し、あるいは敵の標的となって撃たれ、テロ攻撃の対象になり得ることを自衛隊にさせる内容で、火事にたとえられるはずがありません。火は時に消防士を危険にさらしますが、日本そのものを燃やそうとの意図は持ちません。でも戦争は違う。武力行使された相手は、必ず自衛隊と日本に反撃するし、それは同時に国民に危害が及ぶ恐れがあることを意味する。なぜそんなリスクを国民や自衛隊が冒さなければならないのか、安倍さんの説明はそこがすっぽり抜け落ちているんです」

 では、このたとえ、日本語のプロにはどう映るのか。

 「そもそも比喩の成立条件を満たしていない。採点する以前の問題です」と両断するのは「日本語のレトリック」などの著書がある比喩表現の専門家、佛教大の瀬戸賢一教授だ。比喩の成立条件とは何か。手元の辞書を引くと「喩(たと)える=ある事柄の内容・性質などを、他の事物に擬して言い表す」(広辞苑第6版)とあるが……。

 「比喩の本質は抽象的な言葉を具体化することなんです。『受験戦争』という言葉から分かるように、戦争は具体的な現象・行為なので『たとえられる側』なんです。ですから、集団的自衛権の行使を火事にたとえるのはレトリックとして本末転倒で、実態を矮小(わいしょう)化して危険です」

 毎日新聞の世論調査(17、18日)では、安保法案への反対が62%に対し、賛成は27%である。各社の調査も同じ傾向だが、安倍首相は衆院での強行採決後も「参院で丁寧に説明をする」と繰り返し、立ち止まろうとはしない。

 安倍首相は21日のBS日テレの番組に出演した際、自著「新しい国へ」にも記される孟子の言葉「自ら反(かえり)みて縮(なお)くんば千万人といえども吾(われ)ゆかん」を引用し、「しっかり議論をしながら、これはもう間違っていないという確信を得たら実行していこうということ」と、世論が反対しても法案を成立させる意思を鮮明にした。

 この孟子の言葉は千人万人の反対があってもひるまずに進むという意味だが、「正しければ」を示す「縮くんば」は、ひとりよがりの正義ではないと、中国思想史が専門の小島毅・東大教授は指摘する。「持論を押し通すのではなく、自分の意見が道理にかなっているかどうかを見つめるという意味です。君主は人徳を磨くべきだという話を、議会で選ばれた首相が自分と異なる意見を無視する論理として引用するのは、本来の趣旨から外れています」と首をかしげるのだ。

 本来の意味と異なるといえば、やはり安倍首相がよく引用する孟子の一節「至誠にして動かざる者 未(いま)だ之(こ)れ有らざるなり」も同じだという。小島教授によると「『誠』は、中国の儒学では宇宙の真理・法則に基づく正しい行為と解釈される。だから誰もが納得するという意味です」。しかし、安倍首相が尊敬する長州(現山口県)出身の思想家、吉田松陰らは「誠意を尽くせば必ず相手に通じる」と説き、さらに「政敵に誠意が通じない場合は無視してかまわない、という思想に変えてしまった」(小島教授)。安倍首相の政治手法も、孟子の教えより松陰流の解釈にのっとっていると見る。

 もう一つ気になる発言がある。国民の「反対」の声について「日米安保の改定の時も、PKO(国連平和維持活動)の時も批判があった」(20日、フジテレビ)。安保法案もいずれ国民は理解する、という趣旨のようだ。

 柳沢さんは「国民が安保改定やPKOに反対したのは、日本が海外で武力行使することに不安を覚えたからです。でも自衛隊は誰も殺さず、あるいは殺されないという実績を重ね、国民の理解を得てきた。安保法案はこれを180度転換し、長年の実績を壊す内容です。次元が違う」。普段は温和な声を、この時ばかりは荒らげるのだ。

 ◇舞台を提供したのはメディア

 今のところ、安倍首相の登場した主要メディア(フジテレビ、BS日テレ、ニッポン放送)はいずれも、法案に賛成する新聞社の系列局だ。

 TBS執行役員で、報道番組「報道特集」キャスターの金平茂紀さんは「たとえが稚拙とかよりも、安倍さんにそういう舞台を提供することのほうが僕は深刻だと思う」と目を怒らせた。

 金平さんが思い出したのは安倍首相の大叔父・佐藤栄作首相。退陣会見で「新聞は嫌いだ。国民に直接話したい」と一人、テレビカメラだけに向かって話し続けた。「テレビは自分や政府の言いたいことを伝える道具としか思っていない。国営放送を宣伝機関に使う独裁国家と同じメディア観で、安倍さんも同じ」

 支持率の高い安倍政権にメディアが萎縮している、と言われて久しいが、金平さんは「違う。メディアが安倍政権に自ら隷従しようとしているだけです。安倍さんに、説明にならない説明をさせるために番組を長時間、提供してしまったことが証左です。国民の知る権利に資するメディアの役割を、これらの番組が果たしたか。答えは国民が一番よく分かっているでしょう」。

 「安倍語」の正体をえぐり出せるかどうか。追及する野党だけでなく、メディアも注視されている。


 私は、「安倍語」≒「幼児語」、であり、「安倍後」≒「もうじき」、だと思っている。

 毎日-TBS-報道特集/金平茂紀、というラインは、朝日-テレビ朝日-報道ステーション/古舘伊知郎、というラインより、よりリベラルでジャーナリスティックだと思う。

 古館は、古賀の件以降、多くの人から信頼を失っただろう。私もその一人だ。

 日刊ゲンダイの高野孟のコラムによると、NHKは、憲法学者のアンケート結果で安保法案について約九割が「違憲・違憲の疑いあり」だったという結果を、安倍政権に忖度し、適切に報道しなかったらしい。
日刊ゲンダイの該当記事

 NHK、読売グループ、産経グループは、そろそろ自分たちの将来を案じるべきだろう。

 安倍政権は、そう長くは持たない。

 確実に、NHKの受信料、読売と産経の購読者は減るはずであり、日本テレビ、フジテレビからは視聴者は離れる。


 国会議事堂を囲んでいるのは、特定の政党支持者や、団体から動員された人々だけではない。
 
 文字通り、老若男女、幅広い層の国民一人一人が、子供や孫、友人や近所の人々を戦争に巻き込ませないため、自らの意思で参加していることは、私が自らの経験で十分に感じたことだ。
 
 そういった国民の良心を反映できない、そして、権力にばかり寄り添っているメディアの命運は長くない。

 あの戦争で、大本営発表の反省をしたはずの新聞は、その思いをどこに忘れ去ったのだろう。

 敗戦から70年であって、終戦から70年ではない。

 今起こっていることを、どのメディアがどう伝えているか、あるいは、伝えるべきことを隠蔽しているか、多くの国民が凝視していることを、メディアの人々はどこまで分かっているのだろうか。

 「安倍語」などに騙されるようなやわな国民は、いない。
 多くの国民は、「安倍後」を望んでいるのだ。

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 昨日は、野暮用があって午後から休みをとっていたので、夕方から日比谷野外音楽堂での集会と国会前のデモに初参加した。

 まず、東京新聞の記事より、引用。
 私の予想よりは少ない人数ではあったようだが、一万五千人のうちの一人が、私である。
 東京新聞の該当記事

「戦争法案を廃案に」 日比谷で1万5000人が反安保デモ
2015年7月29日 朝刊

 安全保障関連法案に反対する集会が28日夜、東京の日比谷野外音楽堂で開かれ、参加者約1万5000人(主催者発表)が「違憲の戦争法案を廃案に」と訴えた。夜に入っても気温が30度を超える暑さの中、参加者は「安倍政権の暴走を止めよう」と声を上げ、国会へデモ行進した。

 「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が主催。民主、共産、社民、生活など各党国会議員が壇上に立ったほか、文化人や市民の代表がマイクを握った。

 作家の落合恵子さんは「私たちは被害者にも加害者にもならない。70年前の誓いをもう一度胸に刻もう」と強調。「安保関連法案に反対するママの会」のメンバーは「命懸けで産んだわが子を絶対に戦争に取られたくない。ママは戦争しないと決めた。みんなで戦争しないと決めた。誰の子どもも殺させない」と声を震わせた。講談師の神田香織さんや脚本家の小山内美江子さん、弁護士、医師らも熱弁をふるった。

 集会に初めて参加した千葉県松戸市の高田耕作さん(60)は「法案は憲法九条に違反している。政権は、こうした声にちゃんと耳を傾けてほしい」と話した。


 5時30分頃に日比谷公園に着いた。
 すでに多くのデモ参加の方が、音楽堂の周囲を取り囲んでいた。
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 所属団体のない私は、「神奈川自治労」の幟を発見して、住んでいる場所のご縁でご一緒させていただきたいとお願いすると、ご快諾いただいた。。
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しかし、下のチラシのように、音楽堂の集会が6時30分から7時30分を予定しており、その後にデモと案内されているのだが、こちらのデモ部隊は6時45分に出発するとのこと。

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 音楽堂に入りきれないので、集会と並行して先発する各団体のデモ部隊があるようだ。

 しばし悩むが、やはりせっかく来たのだからと思い、音楽堂の集会に参加すべく移動。
 神奈川自治労の皆さん、誠に申し訳ありませんでした。

 音楽堂に行くと、すでに熱気ムンムンである。

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 BGMは忌野清志郎で「イマジン」「500マイル」などが流れる。
 昨年9月に参加した、亀戸での反原発集会における「エセタイマーズ」の演奏を思い出した。
2014年9月24日のブログ

 ステージで係の人が、前の方の席はまだ空いている、と案内していたので、前の空いた席を探した。
 歩いて席を探していると、「どうぞ」と声をかけていただいたのが、女性がたくさんお座りになっていた一画。

 後で知ったのだが、「婦人民主クラブ」の皆さんの席だった。
 お隣の方が、歴史のある会なんですよ、とおっしゃっていた。
 同クラブのサイトから「私たちのあゆみ」をご紹介。
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(「婦人民主クラブ」サイトのヘッダー)
「婦人民主クラブ」のサイト

私たちのあゆみ

創立のころ
 「日本中が、森閑として声をのんでいる間に、
 歴史はその巨大な頁を音なくめくったのであった」(『播州平野』より)

 作家の宮本百合子は、1945年8月15日正午の昭和天皇のラジオ放送によって
日本の無条件降伏を知らされたときの様子をこう書いています。
婦人民主クラブは、この年の秋から準備され、翌1946年3月16日に創立されました。
設立呼びかけ人は、宮本百合子をはじめ25人の各分野で活躍する女性たちでした。

 1946年4月、日本の女性は初めて選挙権を行使して政治に参加しました。
11月には日本国憲法が公布されました。
憲法の諸条項は、
平和とくらしを守り、子どもの幸せと女性の地位向上をめざす婦人民主クラブ
を励ますものでした。
何よりも「戦争放棄」の条項は大きな喜びでした。

 敗戦直後の、食べ物も着る物もない中での活動は、
食料配給の確保、内職の斡旋、洋裁講習、避妊指導などでした。

平和と暮らしを守る
 1950年1月、マッカーサー連合国軍最高司令官は
「日本国憲法は自衛の権利を否定しない」と声明。日本の再軍備への道を開きました。
トルーマン米国大統領は水爆製造の命令を出しました。
緊迫する東西対立の中で、平和擁護世界大会委員会は、 原子兵器禁止と国際管理を求める
ストックホルム・アピールを発表。賛同署名を世界に呼びかけました。
占領下の弾圧も予想される中、婦民はこの署名に取り組み、
アメリカが朝鮮戦争で原爆を使用することを許しませんでした。

 1954年3月のアメリカによる太平洋ビキニ環礁での水爆実験に、婦民はいち早く
「原子戦争から子どもを守ろう」を合言葉に原水爆禁止を求める署名運動を開始。
翌1955年6月の日本母親大会、8月の原水禁世界大会の開催には、
成功のために献身的に働きました。

 新聞代などの物価値上げ反対や保育所づくり、民主教育を守る運動、
小児マヒ撲滅のための生ワクチン緊急輸入運動などのほか、
さまざまな文化的要求に応えて、講演会、映画会、音楽会、子ども会などを行いました。

分裂策動を超えて
 占領状態を終わらせるために、サンフランシスコ平和条約が結ばれました(1951年)。
同時に締結された日米安全保障条約をさらに改悪し、
日本に再軍備を進めようとする動きが強まりました。
そのなかで1959年から60年にかけて
安保条約改定に反対する歴史的な国民大運動が起きました。
婦民も連日、国会包囲のデモに参加しました。
しかし、この60年安保闘争をめぐって、全国的な統一行動を評価する意見と、
条約批准を阻止できず敗北したとする意見が婦民の中にも生まれました。

 後者の幹部らは、過激派暴力集団を支援し、
ついに1970年6月、第24回全国大会に過激派女子学生らを集めてバリケードを築かせ、
意見の異なる代議員の入場を妨害、力づくで組織を分裂させました。

 「婦人民主クラブ」の名称を奪われ、本部建物も機関紙「婦人民主新聞」も奪われて
不当に除名、支部解散させられた22の支部は、
「私たちこそ婦民の本流。」と直ちに「婦人民主クラブ再建連絡会」をたちあげ、
機関紙「婦民新聞」を発刊しました。

平和を手離さず
 再建連絡会は活動を続け全国で会員を増やし、共同行動にも積極的に参加して
連帯を強め、組織を固めて1986年10月、再建達成全国大会を開催しました。
連絡会体制を解いて、全国単一組織として「婦人民主クラブ(再建)」と名称をかえました。
さらに2006年11月、婦民創立60周年を期して
「婦人民主クラブ」と正式名称を回復しました。

 分裂策動に狂奔した側は、1984年に再分裂し、
それぞれ「ふぇみん婦人民主クラブ」「婦人民主クラブ全国協議会」と名乗っています。

 私たちは「婦人民主クラブ」創立の初心を失わず、趣意書、綱領を原点にすえて
「私たちは平和を手離さない」を合言葉に
平和やくらし、子どもや女性の権利を守る活動を続けています。
いくつかの専門部を設けて学習を深め行動を起こしています。
また全国の支部でも
会員の要求に根ざした学習講座やコンサート、文化活動などを行っています。

 なるほど、歴史と伝統のある会だ。

 デモもご一行とご一緒したが、シュプレヒコールも大声で皆さんなさっているし、足元もしっかり。こういう女性たちは、本当に頼もしく思える。

 さて、座らせていただいた席は結構前の方なので、ステージは、こう見える。
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 定刻6時半、集会が始まった。
 発表順に発表者をご紹介。
①高田健(許すな!憲法改悪・市民連絡会事務局次長、九条の会事務局員)
②枝野幸男(民主党)
③小池晃(共産党)
④吉田忠智(社民党)
⑤主濱了(生活の党と山本太郎となかまたち)
⑥神田香織(講談師)
⑦鎌田慧
⑧伊藤真美(安全保障関連法案に反対する医療・介護・福祉関係者の会)
⑨雨宮 処凛
⑩佐高信
⑪池田亮子(安保関連法案に反対するママの会)
⑫山岸良太(日弁連)
⑬小山内美江子
⑭古今亭菊千代
⑮落合恵子

 印象に残った内容を記したい。

 神田香織という講談師は、初めて知った。
 「はだしのゲン」も演目に入っているらしい。「講釈師、見てきたような嘘をつき」をもじり、どういう嘘をつくべきか、安倍晋三は私の講談を聴きに来い、と威勢のいい啖呵が、大いに結構。
「講談協会」公式サイトの神田香織プロフィールのページ

 伊藤真美さんが、医者、看護師、介護士などの医療関連従事者による組織に二週間で4,000名の署名が集まったが、医者は30万人、看護師は140万人、まだまだこれから、と力強い発言。期待しよう。
「安保保障関連法案に反対す医療・介護・福祉関係者の会療」のサイト

 すでに14000名の署名を集めたという「安保関連法案に反対するママの会」は、先週、渋谷でのデモがメディアを賑わせた。池田亮子さんの「ママは戦争しないことに決めた」の言葉は、実に深く会場に響いたように思う。
「安保関連法案に反対するママの会」のページ

 昭和5年生れなので今年85歳の脚本家、小山内美江子さんは、椅子に座ったままでの発言だったが、「私は、嘘つきは泥棒の始まりと教わりました。安倍首相は、泥棒です」で会場から大拍手と歓声。女性は、強い。

 古今亭菊千代は、昨年の亀戸でも発言していた。「平和な社会で、落語で笑える日が来て欲しい」と、しっかり落語界を代表(?)して訴えていた。

 トリは落合恵子。とても「レモンちゃん」なんていうキャッチフレーズがあったとは思えない、闘士の姿が頼もしい。

 総じて、女性の発言の方が印象的だった。
 政党からの発言者には、実に生ぬるいものもあったなぁ。

 落合恵子までで7時40分。
 係の方から、参加総数は1万5000人と発表があった。
 その後、シュプレヒコールの練習をしてデモへの誘導、移動してからデモが動き始めたのは8時を回っていた。

 私は「婦人民主クラブ」の幟を頼りにデモに参加。

 多くの方は、集会会場で配布されたプラカードを持っていたが、私は澤地久枝さんの発案で金子兜太書による「アベ政治を許さない」を持参し掲げた。

 ガラケーでは、照明不足で写真は多く撮らなかったが、こんな感じ。

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 国会議事堂をぐるっと回って、流れ解散になったのが、九時少し前だったろうか。

 ご縁のあった「婦人民主クラブ」の皆さんや、集会で発言した人を含め、女性の強さを感じたなぁ。
  SEALDsの若者、そして、歴史ある会や、最近できたばかりの若い母親の組織などの女性、そして、この日も多かった高齢の方の参加者。私も、還暦は過ぎているけど、もっと年輩と思しき方が、たくさん参加されている。

 これは、本物だ。

 アベ政治を許さない幅広い国民一人一人の力の結集、結束を実感した集会とデモだった。

 帰りがけ、一人居残りで飲んだビールが、何と旨かったことか。


P.S.
「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の今後の行動予定は、こちらでご確認のほどを!
「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の行動予定

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 先日、60日ルールを利用しようが、公明党と自民党の一部議員の真っ当な判断により、衆議院で三分の二以上を獲得することはできない、と書いた。
2015年7月20日のブログ

 予想、そして期待通りに、公明党で自民協調の足並みに乱れが明らかになってきた。
 最近、頑張っている毎日新聞から引用。
毎日新聞の該当記事


安保法案:公明離れの学会員次々…自民と協調に「失望」
毎日新聞 2015年07月27日 21時07分(最終更新 07月28日 11時09分)

 安全保障関連法案審議の舞台が参院に移った。日を追って国民の批判が高まる中、自民と足並みをそろえる公明党の足元で、地方議員や支持母体の創価学会員たちの反発や離反が起きている。平和を訴え、与党の「ブレーキ役」を自任する党はどこへ向かうのか。

愛知県武豊町の本村強町議(62)は創価学会員だが、公明党を離れ10カ月になる。「失望しました。平和の看板を掲げてきたのになぜだ、と」

 まだ党にいた昨年6月、集団的自衛権に反対する意見書案を共産党議員らとともに議会に提出し、自民系議員らを説得し、1票差で可決させた。これが後に反党的だと問題視されたが、信念を貫き離党。今春、町議選に無所属で出た。学会関係者に「あなたの個人票は(学会票の)2%だ」と警告されたが前回並みの得票で3選された。一部の学会員も陰で応援してくれたという。

 和歌山県岩出市の創価学会員、春村徳龍(のりたつ)さん(53)は19日、大阪での安保法案反対デモに家族で参加した。「法案は平和を求める学会の教えにそぐわない。『自民の歯止めになる』と公明党への投票を呼びかけてきたが裏切られた思いだ」

 デモ行進では、学会のシンボルの三色旗に「バイバイ公明党」などとプリントしたプラカードを掲げた。別の学会員がデザインし、ツイッターで配布していたものという。

 ツイッターには、東京都内の抗議デモで同種のプラカードを掲げる参加者の写真も投稿されている。春村さんは言う。「今は『点』に過ぎないが、線になり面になれば党に脅威となる。法案を止めるには学会員が声を上げるしかない」

 九州地区で活動する創価学会職員も「一般の会員は同じ感覚だ」と、抗議デモ参加に理解を示す。公明党の地方組織も批判への対応に追われる。沖縄県の党県本部関係者は、「支援者に批判的な意見が多い」。遠山清彦衆院議員(比例九州)の事務所でも、寄せられる意見の大半は「法案反対」。事務所は「戦争を止めるための法案だと、なかなか納得してもらえない」と頭を抱える。【町田結子、日下部聡、門田陽介】

 ◇2年前、全員「認めない」…解釈改憲巡り参院議員11人

 集団的自衛権を巡って、2013年に当選した公明党参院議員11人は、当時の毎日新聞の候補者アンケートに「行使容認のために憲法解釈を見直すべきではない」と回答しており、今回の参院審議入りを機に、11人のうち4人から改めて話を聞いた。

 アンケートは、国政選挙のたびに全候補者を対象に毎日新聞が実施し、政治課題を巡る賛否や見解を尋ねている。13年参院選で「集団的自衛権を行使できるよう、憲法解釈を見直すべきだと考えるか」という問いを設け、公明党候補11人がそろって「見直すべきではない」と回答した。

 「覚えていない。当時どういう政治状況だったのか……」。平木大作氏(比例)に2年前の回答の理由を聞くと、当惑の表情を浮かべた。今の見解を尋ねると、一転「集団的自衛権の容認は限定的」との政府の公式見解を展開。「限定的ではなくフルサイズの集団的自衛権を認めるための解釈見直しなら、2年前も今も反対だ。やろうと思ったら憲法改正しかない」と語った。

 魚住裕一郎氏(同)は「政府の考えは深まった。自国防衛だと総理も言っている」と説明した。若松謙維氏(同)は「政府の努力を覆すような報道はフェアではない」とマスコミ批判を口にした。新妻秀規氏(同)は「今回の見直しは専守防衛の枠内だ」と強調した。【樋岡徹也、林田七恵】

 公明党が「平和の党」の精神に戻れるか、安倍自民と一緒に奈落の底に落ちるかの瀬戸際である。
 私は、地方議員の活動にこそ、有権者の意見を代表している以上、この流れは勢いを増すと思っている。

 もはや、読売や日経の世論調査でさえ、安倍政権の凋落を隠せなくなってきた。

 このまま戦争法案を強行採決したら、どんなことが起るか、公明党、そして自民党の真っ当な議員は分かるはず。
 
 もう一息だ。

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「東京かわら版」サイトの該当ページ

 関内での柳家小満んの会の出張販売で購入した本。編集人の田村さん自ら販売されていた。
 
 東京かわら版が、今年五月に同時二冊刊行した新書は、一冊は長井好弘著のもので、もう一冊がこの本。

 まだ、Amazonには載っていなかったので、上記のリンク先は東京かわら版のサイトである。

 「東京人」や東京有名百味会の「百味」など、さまざまな雑誌や会報などに掲載されてきた内容を編集したもの。

 東京かわら版にサイトにある宣伝文を引用。
多くの雑誌に発表された原稿を再構成し、書きおろしも加えました。とても美味しそうな食べ物の描写、様々な食(酒・肴)の蘊蓄に加え、小満んが出逢った、人、アートへの思いも綴られました。堀口大學、吉井勇への思いも披露されています。収録された48篇のエッセイは、博識の小満んならではの、気品ある世界観を堪能出来る非常に貴重な内容。ゆったりとした読み心地が、なんとも気分の良い一冊です。小満んの素敵な俳句、イラストも掲載しています。

 このように書かれているように、必ずしも「食」のみに関する内容ではなく、幅広いテーマについて書かれたエッセイ集と思った方がよいだろう。
 副題の「酒・肴・人・噺」とあるのが、読みながら頷ける。

 私は、この本で初めて香月泰男という画家を知った。

 沼津の文化を語る会が発行している「沼音」に掲載された内容をご紹介。
 香月は山口出身なのだが、それも良し、としよう。

 命の豆の木

 香月泰男の画境はシベリア抑留の日々が魂となって昇華したものに違いない。
 山口県大津郡三隅町にある町立「香月美術館」へはすでに数回立ち寄っており、軽いタッチの明るい作品や、戦前の各種入選作にも親しみを覚えるのだが、やはり、あの重厚な黒基調としたシベリア・シリーズの作品には、切々たる命の叫びを感じて、背筋を正さずにはいられない。
 シベリアでの抑留生活の過酷さ、悲惨さは想像を絶したようだが、香月泰男を画家とし知ったロシア兵は、絵具のないまま収容所の壁にスターリンの肖像画を画けと命じ、そこから生まれたのが煙や廃油で作った黒の絵具で、復員後、数多の非難を押し切って、独自の黒絵具を使って画き続けたシベリア・シリーズは、かつて類のない美の世界を創り上げたのだった。
 シベリアから持ち帰った命の糧であった豆の何粒から“サン・ジュアン”の木となって、美術館の庭にも植えられている。

 シベリア・シリーズ57点は、遺族により45点を山口県へ寄贈、残り8点が山口県に寄託され、1979年開館の山口県立美術館に展示されているようだ。

 小満んが数回訪れたという香月泰男美術館は、三隅町が現在は長門市になったので、長門市の管理である。
 サイトによると、現在「香月泰男 海・山 展」が開催されているようだ。
香月泰男美術館のサイト
 同サイトには、次のような奥さんの言葉が紹介されている。

  主人は口下手でしたから
  シベリヤでの体験は絵で語るしか
  なかったのでしょう。


 山口県立美術館のサイトからプロフィールをご紹介。
山口県立美術館サイトの該当ページ

三隅町(現:長門市三隅)出身。東京美術学校卒業。国画会を中心に数多くの展覧会に出品。最初期は梅原龍三郎の影響を受けた作風であったが、徐々に透明な色調の独自の作風を確立。1943年に応召、シベリア抑留を経て47年帰国。戦後、シベリア抑留体験テーマに<シベリア・シリーズ>を発表し、1950年代末から炭と方解末を使った材質感あるモノクロームの画面と、深い人間性の洞察をふまえた制作で著名になる。1974年3月8日死去。62歳

 昨年、没後40年記念展が開かれたようだ。美術館のサイトのページの「原画から探る、シベリア・シリーズ」が、実に興味深い。
「山口県立美術館」サイトの該当ページ

 山口県のサイトに「北へ西へ」が掲載してあったので、お借りした。
山口県サイトの該当ページ


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 ソ連兵から「帰国する」と言われながら,祖国とは違う方向(北、西)へ向かう列車に乗せられた、日本軍捕虜たちの不安感や絶望感の高まりを描いたものだ。

 この本には、数多くの食、酒、肴のご馳走のことが、小満んならではの文章と自作、他作を含む多くの俳句、川柳などを交えて書かれているが、私は香月泰男について書かれたこの短い文章を紹介したいと思った。

 もちろん、絵画なので、‘見る’ご馳走ということで本書に加わったのだろう。
 しかし、ご馳走として味わえるかどうかは、その人の味覚次第でもある。
 この人類にとって貴重なご馳走を、同じ山口出身のあの男は味わうことができるだろうか。
 奥さんが語っているように、香月泰男は、その独特の絵でシベリアの体験を表現し、その絵は戦争の残酷さを饒舌に伝えている。

 比べて、戦争法案を進める安部晋三は、お抱えのテレビ局に出演し、無駄な饒舌さで、頓珍漢な喩を使い、ますます問題を分かりにくくさせている。
 無理なのだよ、戸締りや火事に譬えようと・・・・・・。
 もし、相手が攻めてきたら、個別的自衛権に従って対処するのであって、彼のどの比喩も集団的自衛権を肯定することはできない。

 安倍晋三は、香月泰男と彼が描いたシベリアを、さて、知っているのだろうか。

 昨今、噺家さんによっては、マクラで時事的な風刺をふって本編に入る方も少なくない。
 その舌鋒が似合うのは、やはり、それ相応の年齢、見識がある噺家さんだ。

 小満んは、ほとんど、時事的な要素をマクラでは含まず、あくまで、噺の内容に沿った俳句や川柳などをふって、江戸の香りを漂わせて本編に誘い込む。
 きっと、江戸の噺をするのに、平成の世の雑音は野暮、と思っているような気がする。

 しかし、このエッセイ集の小品を読むだけでも、小満んの戦争に関する思いは、しっかり伝わってくる。
 
 現在の政治状況にどう向い合うかは、人それぞれである。

 国会前にデモに行く人もいるだろう。デモには行かないまでも、反対の思いを強くする方も多いだろう。
 作家、画家などが、これまでも反戦思想を底辺に持つさまざまな作品を発表してきている。

 「思想の科学」やベ平連、「九条の会」にかかわった鶴見俊輔が亡くなった。
 「九条の会」サイトから、2004年の発足記者会見での鶴見の発言内容を引用する。
「九条の会」サイトの該当ページ
鶴見俊輔

憲法改悪をとめるという問題は、いまこの日本でということですが、長く遡って捉えないとしっかり取り組むことはできないと思います。それは社会にとって、個人にとってもそうだと思います。憲法9条を日本国の外交方針の支えとして生きていくということなんですが、その心構えは明治以前からの日本人の知恵を私たちの心の中に掘り起こしていかなければできないと私は思います。日本語はヨーロッパのイギリス語やフランス語を凌ぐ長い歴史を持っているんです。中国の隣にいるから短く感じるだけで、文学と原語はものすごく長いんですよ。「防人の歌」とかいろんなものがあるでしょ。「万葉集」や「古事記」など。そこからつながっていて日本語そのものを掘り起こさないといけないので、別に近代ヨーロッパの言葉を引っ張ってきて翻訳したら我々の支えになるかといえば、ならないです。ならないことはこの150年の証明なんです。個人の歴史としても生まれたときからの問題です。生まれたときに日本語を教えてくれたのは女なんです。女の協力なくしては(9条を護ることは)できないですよ。今日は残念ながら男だけですが。私は、女と女に協力する男にしか期待していませんが、そういうふうに運動が変わっていくことを望みたいですね。そこから原語や原語の前の身振りも出てくるのですから。そこから出発しなければ、戦争を止めようという考えは出てきませんよ。ですから、女と女に引っ張られる男に期待するというのが私の信条で、日本の歴史、社会としてもものすごく昔に戻らなければ、明治以前に戻らないとだめですね。で、男ではなくて、自分が生まれたときに戻らないと、本格的に戦争を止めようという意思は作れないと思っています。
 鶴見の、日本の歴史を尊重する姿勢、女性が中心にならなければ反戦活動が本物にならないという指摘は、貴重な提言だと思う。
 まさに、今、国会前デモには女性も多いし、女性に引っ張ってもらってやって来る男性も多いのではなかろうか。それは、反戦活動が、いわば、本物に意思を持ち始めたということではないだろうか。

 過去から現在にかけて、多くの学者、作家、芸術家、一般庶民が、それぞれの経験や考えから反戦と訴えてきた。
 敗戦から70年。もう70年、あるいは、まだ、70年。
 江戸から明治維新、日清、日露の戦争、そして太平洋戦争という歴史の中で、本物の意思を持った反戦へのメッセージは、埋没させてはならない。
 もちろん、香月泰男という画家も、その中に入るだろう。
 私のような者を含め、一人でも多くの方が知ることは大事だと思う。小満んと編集の田村さん、東京かわら版に感謝したい。

 これまでにあまりにも多くの人や作品が、戦争をしてはならない、戦争ができる国にしてはならない、と訴えている。

 香月泰男が遺した作品のような、貴重な歴史の積み重ねを、だいなしにしてはいけないと思う。


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 内田樹などが発起人となって組織化された、「安全保障関連法案に反対する学者の会」のことを以前紹介した。
2015年7月1日のブログ

 同会が安部政権の暴挙に対し抗議声明を発表したので、「内田樹の研究室」より、全文をご紹介したい。(太字は管理人)
「内田樹の研究室」の該当記事

安全保障関連法案に反対する学者の会からの抗議声明

安全保障関連法案の衆議院特別委員会と本会議での強行採決に対する抗議声明

7月15日衆議院特別委員会、翌16日本会議で、集団的自衛権の行使を容認することを中心とした安全保障関連法案が強行採決されたことに、私たちは強い怒りをこめて抗議します。
 各種世論調査では、戦争法制としての本質をもつ安全保障関連法案に反対が多数となり、8割を超える大多数が今国会での成立は不必要としていた状況の中での強行採決は、主権者としての国民の意思を踏みにじる立憲主義と民主主義の破壊です
首相自身が、法案に対する「国民の理解が進んでいない」ことを認めた直後の委員会採決強行は、現政権が国民世論を無視した独裁政治であることを明確に示しています。
 衆議院憲法調査会で3人の憲法学者全員が安全保障関連法案は「違憲」だとし、全国のほとんどの憲法学者が同じ見解を表明しているにもかかわらず、今回の強行採決が行われたことは、現政権が学問と理性、そして知的な思考そのものを無視していることのあらわれです。
 戦後日本は憲法九条の下で、平和国家として存在しつづけてきました。政府の言う「安全保障環境の変化」を口実に、武力行使ができるようにしようとしていますが、戦後日本が一貫してきた、隣国との対話による外交に基づく信頼関係こそが、脅威を取り除いてきたのです。
 私たちが6月15日に表明した見解は、多くの学者、大学人に共有され、いくつもの大学で、学生と教職員が一体となった取り組みが行われました。私たちは参議院での審議を注意深く見定めながら、立憲主義と民主主義を守り、この法案を廃案にするために、国民とともに可能なあらゆる行動をしていきます

2015年7月20日
安全保障関連法案に反対する学者の会

 まったく、その通り!

 同会のサイトでは、この文章と、この抗議声明を発表した際の動画を見ることができる。
 また、7月31日に予定している集会とデモの案内もあるので、紹介する。
「安保保障関連法案に反対する学者の会」のサイト
7月31日(金) 「安全保障関連法案に反対する学生と学者による共同行動」を行います。
17:00~ 砂防会館で集会
18:00~ 日比谷公園までデモ
19:30~ 国会前抗議行動 ※詳細は、近日中にご案内します。

私が行く予定の7月28日の日比谷での集会と国会前デモと併せて、国民の戦争法案反対への大きな抗議行動となるだろう。


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 時事通信のWebニュースで、「ニューヨーク・タイムズ」が社説で安倍政権の暴挙を批判していることを紹介している。
時事ドットコムの該当記事

平和の誓いに「大きな不安」=安保法案で安倍首相批判-米紙社説

【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズは20日付の社説で、日本の安全保障関連法案が先週、与党の強行採決を経て衆院を通過したことに関連し、「日本の平和主義への切実な誓いを安倍晋三首相は尊重する気があるのか、大きな不安を引き起こした」と批判した。
 社説は、第2次大戦終結から70年がたち、世界3位の経済大国がより大きな国際的役割を目指すべきだとの考えは驚くに当たらないとしつつ、「問題は目標よりも、むしろ首相のやり方だ」と論評。改憲ではなく憲法解釈変更による法整備の手法を問題視した。
 その上で社説は、安倍首相が「日本の戦時中の侵略や残虐行為」を誠実に事実と認め、反省しているかどうか疑問が持たれており、日本や地域の多くの人々に警戒されていると指摘。「長い間、平和主義を尊重してきた国を戦争に導くのではないかと懸念される」と論じた。 (2015/07/21-06:52)

 アメリカ政府にとって忠実な従僕と化した安部晋三であるが、アメリカのメディアまでも、その姿に拍手しているわけではないのだ。

 安倍政権の戦争法案を含む諸政策は、アメリカの言いなりであり、それは2012年に発表された「第三次アーミテージ・ナイレポート」で要求されている内容に忠実に従っていることを、先日紹介した。
2015年7月16日のブログ

 前回は、日本への提言部分を、Independent Web Journalの同レポートの翻訳から引用したが、今回は同翻訳の冒頭部分を紹介したい。(太字は管理人)
IWJ Independent Web Journal サイトの同レポート翻訳

米日同盟
アジアに安定を定着させる

CSIS 国際戦略研究所
日本講座 報告書
執筆者
リチャード・L・アーミテージ
ジョセフ・S・ナイ

2012年 夏

■目次
研究班 参与者
研究班 署名

はじめに           1
エネルギー安全保障      2
経済と貿易          6
近隣諸国との関係       7
新しい安全保障戦略に向けて  11
結論             15
提言             16
執筆者について        19

 

はじめに

この日米同盟報告書は、日米関係が漂流している時期に発表される。日米両国の指導者たちが無数の他の課題に直面しているとき、世界で最も重要な同盟の1つの健全性が危機に瀕しているのである。米国務次官補カート・キャンベルと、両政府内の彼の同僚たちによって、同盟の安定は大方保たれてきたが、同盟地域内外における今日の課題と機会に対処するには、それ以上のことが必要である。日米双方は、中国の再台頭とそれに伴う不安定要素、核能力と敵対的意図をもつ北朝鮮、そしてアジアのダイナミズムの兆しに直面している。他にも、グローバル化した世界とますます複雑化する安全保障環境には多数の困難な課題が存在する。このような今日の大問題に適切に対処するには、より強力でより平等な同盟が必要である。

上記のような同盟が存在するためには、米国と日本が一流国家の視点をもち、一流国家として振舞うことが必要であろう。我々の見解では、一流国家とは、経済力、軍事力、グローバルな視野、そして国際的な懸念に関して実証された指導力をもつ国家である。同盟の支援に関して米国側に改善点はあるが、米国が一流国家であり続けることには寸分の疑いもない。しかしながら、日本には決定しなければならないことがある。つまり、日本は一流国家であり続けたいのか、 それとも二流国家に成り下がって構わないのか? 日本の国民と政府が二流のステータスに甘んじるなら、この報告書は不要であろう。この同盟に関する我々の評価と推奨事項は、日本が大きな貢献を果たせる世界の舞台で完全なパートナーであることに依拠している。

我々は、今日の世界における日本の影響と役割を混乱させている諸問題を認識した上で、上記の質問を投げかけた。日本の人口は劇的に老齢化し、出生率は低下している。日本の債務対GDP比は、200パーセントである。日本では、6年間に6人の首相が交代した。そして、多数の若い日本人の間に厭世観と内向性が増大している。しかし、日本の重要性の低下は運命ではない。日本は、一流国家であり続ける十分な能力がある。要は日本がどのような傾向をもつかという問題にすぎない

日本は多数の課題に直面しているが、日本の国力と影響力には、同様に多くの過小評価され十分に活用されていない側面が存在する。日本は世界第三位の経済圏であり、中国の2倍の消費者セクターをもつ。日本は、改革と競争によって解き放たれる可能性のある巨大な経済的潜在力をもち続けている。自由貿易と移民に対する開放性と女性の職場進出が増大すれば、日本の国内総生産(GDP)は著しく成長するだろう。日本のソフト・パワーも注目に値する。日本は、国際的に尊敬される国としてトップ3にランクされ、「国家ブランド」としては世界第一位である。日本の自衛隊(JSDF)は、現在の日本で最も信頼されている機関であるが、時代錯誤の制約を軽減できれば、日本の安全保障と評判の向上により大きな役割を果たせる態勢にある。

日本は、世界の平穏な地域に位置する、取るに足りない国ではない。アジア太平洋地域の安定した戦略的平衡のための海の要、国連(UN)と国際通貨基金(IMF)など主要多国籍機関に対する2番目に大きな貢献者、世界で最もダイナミックな半球のためにシーレーンをオープンに保つ米軍のホストとして、米国とその他の国々は日本に頼っている。

日本が強い米国を必要とするに劣らず、米国は強い日本を必要とする。そして、この観点から、我々は日米同盟とそのスチュワードシップの問題を取り上げる。日本が米国と肩を並べ続けていくには、米国と共に前進する必要がある。日本は、今までアジアのリーダーであったが、今後もそうあり続けることができるのである

以下の報告は、日米同盟に関する超党派研究グループのメンバーの大多数の見解を示すものである。この報告では、特に、エネルギー、経済、世界貿易、隣国との関係、そして安全保障に関する問題を取り上げる。これらの分野において、研究グループは、日本と米国に対して、短期および長期に渡る政策の推奨事項を提言する。これらの推奨事項は、アジア太平洋地域およびそれ以外での平和、安定、繁栄のための力としての日米同盟を支えることを目的としている。


 アーミテージとナイの名前で出されたレポートだが、これは、‘日米同盟に関する超党派研究グループのメンバーの大多数の見解’と説明があるから、あえて言えば、アメリカ政府の見解、と理解して良いのだろう。
 アメリカは、日本に「一流国」になって欲しいらしい。
 彼等の考える一流国とは、‘経済力、軍事力、グローバルな視野、そして国際的な懸念に関して実証された指導力をもつ国家’らしい。
 
 そんな「一流国」になどならなくて結構、というのが、今の日本国民の大多数の声である。
 
‘一流国家であり続ける十分な能力がある。要は日本がどのような傾向をもつかという問題’と指摘しているが、その‘傾向’とは、戦争ができる国にしようとする傾向なのだろう。

 このレポートが3.11の翌年夏に発表された時点は、民主党政権だった。
 民主党も、このレポートを踏まえた政策を実行しようとしたのだろうが、実に頼りない状況にあった。
 アメリカは、民主党より自民党の方が、彼らが望む「一流国」になることを託すことができると思っていたであろうから、2012年12月の第46回衆議院選挙によって第二次安倍内閣が誕生したことを喜んだはずだ。

 そして、安倍内閣は、アメリカにとっては実に‘従順な奴隷’として、遮二無二「軍事」を含む「一流国」への道を進もうとしている。

 しかし、それは、アメリカの起こす戦争に日本の‘軍隊’を利用させ、TPPによって、アメリカの企業のために日本の市場を利用しようとするための暴挙である。

 「お互い一流国になろう!」などと、甘い言葉でそそのかされて図に乗っているのが安倍晋三である。

 アメリカは、他国のことを調べ陰謀を巡らし、弱点を突いたり煽てたりして騙すことに関しては、間違いなく一流国である。そのために膨大な税金も注いでいる。

 しかし、日本は、アメリカが言うような一流国にならなくて結構。戦争を否定する二流国に喜んで成り下がってやろうじゃないか。

 アメリカの言うがままに、軍事を含む一流国になろうとしている安倍晋三は、実に従順なアメリカの下僕である。
 しかし、なりふりかまわぬその手法はアメリカのメディアからも非難されているのだ。
 解釈変更、強行採決で憲法をないがしろにしようとする姿や、日本の侵略戦争を真摯に反省しようとしない態度は、安倍の好きな言葉、‘グローバル’な視点から見ても、間違っているということの証である。

 安倍は「テレビ局が呼んでくれない」、とかほざいているらしいが、本当にテレビに出たいのなら、日テレやフジなど安倍の従順な局以外に出演しろ、と言いたい。

 古館(「報道ステーション」)でも金平(「報道特集」)でもいいから安倍を引っ張り出して、このレポートを彼の面前に突きつけて欲しい。

 そして、「あなたは、アメリカの犬ですか?」と問うた時、彼がきっと興奮して何か口走るだろうし、反論するだろう。しかし、レポートの内容を明らかにすることで、安倍の行動の背景にあるシナリオがまさにこのレポートであることを視聴者に伝えることはできる。

 安倍晋三の売国奴としての正体を暴いて欲しいものだ。
 
 安倍政政権がアメリカに言いなりになろうとしていようと、アメリカのメディアは日本政府の暴挙を非難するだけの精神を失っていない。

 メディアまでが、アメリカに負けてはならないだろう。

 もう、アメリカの属国であることに甘んじる時期は終わりにしよう。

 私は、デモに参加された方が掲げていた「War Is Over」の言葉を、「Love Is Over」のパロディかと思って、歌詞まで考えてしまった(^^)が、拙ブログにいただいたコメントで、John Lennonの「Happy Xmas(war is over)」が元であろう、とご指摘いただいた。
 なるほど、すでに立派な歌が過去に存在していた。うっかりしておりました。

 いずれにしても、戦争や戦争をできる国にしようとする考え、行動には断固反対したい。

 そして、皆で、War Is Overと叫ぼうじゃないか。


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 一部のメディアで、7月15日の特別委員会、そして欲16日の衆院での戦争法案の強行採決を「クーデター」と表現しているのを目にした。
 たしかに、その暴力性は、クーデターと言ってもよいのかもしれないが、通常、この言葉は政権体制に敵対する側が行う暴力的な政変に当てはまるものだと思う。
 安倍政権は、国民に敵対して暴力的な政変を起した、ということになる。

 参院で採決しないまま60日が過ぎても、今国会開催期間内で、衆院で三分の二以上の賛成で可決させることができる、という計算に基づく、数の暴力。

 参議院でも衆議院と同等の審議期間を野党が求め、時間切れになるだろう。
 安倍政権は、待ってましたと衆院に場面を切り替える。

 衆議院は定数475のうち、与党が自民党291、公明党35。
 両党合計326は475の68.6%となるので、三分の二を超える。
 自民党単独では291÷475=61.2%で三分の二を超えることはできない。

 三分の二を超える“マジックナンバー”は475÷3x2=316.6→317である。

 私は、公明党について、結党の精神や、自ら掲げた宣言に基づき行動して欲しいと書き、鈴木篤弁護士のブログも紹介した。
2015年7月15日のブログ

 公明党が、地元の支持者の声を真剣に聴き、次の採決の際に、彼らの良心を示して欲しい、という思いは変わらない。

 しかし、自民党内も、決して一枚岩ではないと思う。

 先日の強行採決を棄権した村上誠一郎、若狭勝に加え、小泉進次郎も、採決後のコメントによれば、決して強行採決を良しとは思っていないようだ。

 衆議院の自民党の議員たちが、彼らを議員にしてくれた地元の有権者の人々の声を聴けば、自ずと国民の大多数のj法案反対の思いは分かるはずだ。
 
 私は、国会前のデモや、SNSなどネットも含む国民の声、そして、世論調査の結果なども、国民の強い法案反対の強い意志を伝えることになると思う。
 地元の有権者たちの声を聴けば、公明党のみならず、これだけ支持率を失っている安倍晋三の後釜を狙う石破などの政治家や、自民党内の“真っ当”な議員たちにも離反が起こり、結果として三分の二には達さないため、同法案の廃案が決る、というシナリオを信じている。

 もし、このまま数の暴力で戦争法案を通したならば、安倍内閣の支持率はジリ貧になり、来年の参議院選挙で自民党が惨敗することは明らかだ。

 これから夏休みの間、ミュージシャンなども含めて、戦争法案反対の声は日増しに高まるだろう。

 自民党の有志、そして“平和の党”であったはずの公明党の議員の一人一人は、強行採決で三分の二を超えるため、そして国民を敵に廻す“一票”となることで、将来自分がどんな歴史に名を残すかを考えて欲しい。

 永田町の議員たちに“良心”という言葉が残っているなら、ぜひ、安倍政権を終焉させるために、立ち上がるべきである。



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国会前デモでは、参加者がいろんなメッセージを持っているが、「War Is Over」というのは、なかなか素敵だ。

 欧陽菲菲が歌ってヒットした「Love Is Over」のシャレになっている。
 作詞作曲は伊藤薫だが、元の歌詞は次の通り。

Love Is Over

Love is over 悲しいけれど
終りにしよう きりがないから
Love is over ワケなどないよ
ただひとつだけ あなたのため

Love is over 若いあやまちと
笑って言える 時が来るから
Love is over 泣くな男だろう
私の事は早く忘れて

わたしはあんたを忘れはしない
誰に抱かれても忘れはしない
きっと最後の恋だと思うから

Love is over わたしはあんたの
お守りでいい そっと心に
Love is over 最後にひとつ
自分をだましちゃいけないよ

お酒なんかでごまかさないで
本当の自分をじっと見つめて
きっとあんたにお似合いの人がいる

Love is over 悲しいよ
早く出てって ふりむかないで
Love is overuh・・・・
元気でいてね Love is over ・・・・


 酔狂で替え歌で、「War Is Over」の歌詞を考えてみた。


emoticon-0159-music.gifWar Is Over

War is over 悲しいだけさ
終りにしよう きりがないから
War is over ワケならあるよ
一つじゃないよ いくらでも

War is over 若いあやまちと
笑って言える 時が来るから
War is over 泣くな男だろう
アメリカの事は 早く忘れて

わたしはあんたを忘れはしない
強行採決忘れはしない
きっと最悪な首相だと思うから

War is over 日本はアメリカの
奴隷じゃないの 基地はなくして
War is over 最後にひとつ
国民だましちゃいけないよ

民主主義だとごまかさないで
わたしの姿をじっと見つめて
きっとあんたの心には鬼がいる

War is over 安倍晋三
早く出てって ふりむかないで
War is over uh・・・・
戻らないでね War is over ・・・・


オソマツ。

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 ブロガーとして、そして、落語愛好家としての大先輩であり、時事問題についても鋭い記事を書いていらっしゃる「ほめ・く」さんの記事で、安倍晋三がやっていることは、「第三次アーミテージ・ナイレポート」の提言のままに沿っている、との指摘をされている。
ほめ・くさんのブログの該当記事


 同ブログで知った海上自衛隊幹部学校のサイトのコラムで、三年前の8月15日付けのレポートを確認して、驚いた。
海上自衛隊幹部学校サイト内コラムの「第三次アーミテージ・ナイレポート」
 まったく、安倍晋三は、この提言に沿った行動をしている。
 
 安倍晋三はアメリカの操り人形、いや奴隷である。

 残念ながら、同サイトの記事の中で、コラムのように署名記事の場合は、引用を禁止している。
 ネットで英文を見つけることはできたが、日本語が欲しい。
 まぁ、いいか、と思っていたのだが、他にないか探したら、あった。
 さすがは岩上安身さんの「IWJ Independent Web Journal」だ。
 翻訳を掲載してくれていたので、この中から「日本に対する提言」を引用したい。
IWJ Independent Web Journal サイトの同レポート翻訳

日本に対する提言

原子力発電の慎重な続行は、日本にとって正しく責任のあるステップである。
2020年までに二酸化炭素(CO2) の排出量を25パーセントカットする意欲的な目標は、原子力発電所の再開なしでは成し遂げることはできない。また、エネルギーコストの高騰は円の高騰を伴うため、エネルギー依存の高い産業の国外流出を食い止めるためには原子力発電の再開は賢明である。福島を教訓に、東京は、安全な原子炉設計と堅実な規制の実施を促進するための指導的役割を再開すべきである。

東京はイランの核開発などによってもたらされた、海賊行為に対する戦闘、ペルシャ湾の海運業の保護、シーレーンの確保や地域の平和の脅威への対処といった、多国籍の取り組みに積極的に参加すべきである。

TPP交渉への参加だけでなく、このレポートでも説明されているCEESA(包括的経済エネルギー安保協定)の提案のように、 日本はより意欲的かつ包括的な交渉を締結せよ。

同盟国に最大限の可能性を示すためには、日本は韓国との関係を複雑にし続けている歴史問題を直視する必要がある。東京は、両国間の関係における長期的な戦略的見通しを考察し、根拠のない政治的発言をさけるべきである。三国間の防衛協力を強化するためには、東京とソウルは未決のGSOMIAとACSA防衛協定を締結し、三国間軍事協約を継続していく必要がある。

東京は、地域フォーラムに関わり続け、特にインド、オーストラリア、フィリピンと台湾の民主パートナーと関与し続けていく必要がある。

新しい役割と任務の見直しにおいては、日本は地域の有事における自国の防衛と米国との共同防衛を含めることで責任の範囲を拡大する必要がある。同盟国には、日本の領域をはるかに超えて拡張した、より堅牢で、共有され、相互運用の可能な情報・監視・偵察(ISR) の能力と運用が必要である。

平時から緊張、危機、戦争状態まで、安全保障上のあらゆる事態において、米軍と自衛隊が日本国内で全面協力できるための法制化を、日本側の権限において責任もって行うべき。

ホルムズ海峡を閉鎖するというイランの言葉巧みな意思表示に対して、すぐさま日本はその地域に掃海艇を一方的に派遣すべきである。日本は、航行の自由を保証するために、米国と協力して南シナ海の監視も増やすべきである。

東京は、二国間の、もしくは国家の保安機密と極秘情報を保護するために、防衛省(MOD)の法的能力を強化すべきである。

PKOへのより充実した参加を可能にするためには、平和維持隊が必要に応じては武力で一般人や他の国際平和維持隊を保護することも含め、許容範囲を拡大することが必要である。
 原発再稼働、特定秘密保護法案、TPP参加、そして、安倍晋三が何度も「ホルムズ海峡」と叫ぶ今回の戦争法案、すべからく、この「第三次アーミテージ・ナイレポート」に沿って安倍晋三は行動している。

 もはや、日本国民のための主権政府ではなく、アメリカのための奴隷政府であることは明白。

 昨夜、国会前で数万人の国民が強硬採決を非難している中、安倍は自民党機関紙である読売新聞の最高顧問とやらと夕食をとっていたらしい。

 時事ドットコムの昨日の「首相動静」を引用。
時事ドットコムの該当記事

首相動静(7月15日)

午前7時30分、東京・富ケ谷の私邸発。同41分、官邸着。
午前7時45分から同8時11分まで、加藤勝信官房副長官。
午前8時53分、官邸発。同54分、国会着。同56分、衆院第1委員室へ。同9時、衆院平和安全法制特別委員会開会。
午後0時10分、衆院平和安全法制特別委を途中退席し、同12分、国会発。同13分、官邸着。
午後0時18分から同26分まで、菅義偉官房長官。
午後6時37分、報道各社のインタビュー。「安保法案が衆院委員会で可決されたが」に「国会での審議を含め国民に丁寧に分かりやすく説明していきたい」。同38分、官邸発。同44分、東京・赤坂のそば店「三平」着。老川祥一読売新聞グループ本社取締役最高顧問、洋画家の絹谷幸二さんらと食事
午後8時36分、同所発。
午後8時56分、私邸着。
16日午前0時現在、私邸。来客なし。(2015/07/16-00:22)


 安倍には、国民の声を聞くつもりなど、毛頭ない。
 ひたすらアメリカに従順であろうとしている。

 こんな政府、一日も早く潰すしかない。


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 公明党が、党の将来、そして日本の将来を左右する重大な転機を迎えている。

 自民党は、親分安倍の言うとおりにしか動かないチンピラたちや、逆らうと自分の命が危ないので、しぶしぶ従っている子分ばかり。

 そうなると、与党を形成する公明党が、国民の声に基づく真っ当な判断と行動ができるかが、今問われている。
 
 一か月前の毎日の記事を引用。
毎日新聞の該当記事

安保法案:公明代表「今国会で成立させる責任」
毎日新聞 2015年06月12日 20時18分(最終更新 06月12日 20時36分)

 公明党の山口那津男代表は12日、日本外国特派員協会で記者会見し、安全保障関連法案について「政府・与党は国民の理解が得られると確信を持って法案を作り、入念に仕上げて出した。今国会で成立させる責任があり、努力を最後まで尽くしたい」と述べた。

 まず、第一に、「今国会で成立させる責任」を、なぜ負うのか・・・・・・。
 安倍がアメリカで軽々しく約束しただけのことではないか。

 そして、‘政府・与党は国民の理解が得られると確信’を持っていたのに、今の状況なのだ。
 国民の理解が得られていないのは、安倍さえ認めているのに、公明党は、このまま強行採決の片棒を担いでもいいのか。

 公明党のサイトに「新宣言」というページがあり、次のようなメッセージが掲載されている。
公明党サイトの該当ページ

新宣言

私たち公明党は、議員・党員が一体となり、さらなる結束を固め、国政進出50年、連立参加7年の歴史と経験を踏まえ、21世紀の日本と世界の命運を担う決意をもって、新たな出発をすることをここに宣言する。

永遠の原点

一、「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神こそ公明党のアイデンティティー(原点)である。限りない勇気と力と叡智の源であり、民主政治の精髄である。私たちは常にこの永遠の原点に立脚し、「日本の柱」たらんとの創立の決意に立ち、自己研鑽に励み、どこまでも誠実・清潔・正義の党として戦う。
一、時代の変化は急激であり、加速度的である。日本も世界も大転換の時を迎えている。この5年で今世紀の流れが決まる。私たちは常に民衆の側に立ち、行動し、変革し、民衆勝利の大いなる基盤を築く。

人間力の開発と発揮

一、私たち公明党は、21世紀において活力ある日本の再生と持続可能な発展を図るために、真の人間主義に立脚し、どこまでも人間から出発する社会、人と地域が輝く社会をめざす。
一、だれ人も素晴らしい個性・能力・創造性等の大いなる可能性、「人間力」を秘めている。国民一人ひとりの「人間力」の十全な開発と発揮こそ国力の源泉であり、イノベーションや文化創造の根本である。公明党はこのような視点に立ち、あらゆる改革を推し進める。

行動と連帯の世界へ

一、人々の生活世界は家族、地域、国、世界へと同心円的に広がっている。私たちはそれぞれのコミュニティーを大切にするとともに、地球益、人類益の立場に立ち、21世紀を「平和と人道と連帯」の世紀へと変えゆくため、対話を通じ、共生と寛容のエートス(道徳的気風)を育む。そして、日本がソフトパワーによって世界を「人間主義の大世紀」へとリードする先導国家としての役割を果たすべく推進する。
一、私たちは深刻度を増す地球的問題群を解決するため、国連を中心に「人権」「人間開発」「人間の安全保障」「持続可能な発展」「文明間の対話」の諸理念のもと、先頭に立って行動する。また、国際社会にあって日本が真の相互理解と信頼を深めつつ、アジアの共生と統合を進めるとともに太平洋の懸け橋となることを推進する。

結びに

理念なき政治、哲学なき政治は混迷をもたらし、国を衰退させる。民衆、現場から離れた政治は迷走する。公明党は深き理念と哲学の基盤に立って、幅広い国民の理解と連帯と協力のもと果敢に諸改革の実現に取り組む。

以上

2006年9月30日
第6回公明党全国大会

 大事な部分を、再度確認。

「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との立党精神こそ公明党のアイデンティティー(原点)

私たちは常に民衆の側に立ち、行動し、変革し、民衆勝利の大いなる基盤を築

21世紀を「平和と人道と連帯」の世紀へと変えゆくため、対話を通じ、共生と寛容のエートス(道徳的気風)を育む

理念なき政治、哲学なき政治は混迷をもたらし、国を衰退させる。民衆、現場から離れた政治は迷走する。公明党は深き理念と哲学の基盤に立って、幅広い国民の理解と連帯と協力のもと果敢に諸改革の実現に取り組む

 それぞれのメッセージは、十分に共感できる。

 日本の将来の平和を左右する分岐点にある今、自民党は「対話」を拒否し、「理念」なき政治で混迷をもたらそうとしている。

 公明党は、これらの宣言を自らが再確認して、行動すべきではないのか。


 そんなことを思っていたら、『わたくしは日本国憲法です。』の著者、鈴木篤弁護士がブログで公明党への檄を書いていたのでご紹介。
鈴木篤のつれづれ語り

「平和の党」公明党の議員諸君へ

1933年、ナチスが成立させた「民族および危難を除去するための法律」。
それは授権法といわれ
当時世界で最も進歩的といわれたワイマール憲法を生きたまま棺桶の中に入れ
ナチスに絶対権力を与えた。
法律が成立する最後の土壇場で、ナチスから「引き出した」わずかなしかも実際には意味の無い「譲歩」を口実に、本音はナチスへの恐怖のゆえにこの法案に賛成してしまった中央党。

公明党とその議員諸君よ。
君たちは今、この中央党と同じ過ちを繰り返そうとしているのだ。
そのことがわかっているのか
君たちが引き出したと称する「譲歩」「改善」が、実際には、イチジクの葉の役割すら果たせないものであることは、君たちだってわかっているだろうに
本音は政権与党でいることの権益にしがみついただけではないのか
だが、
ワイマール憲法を法律で葬るクーデターを実現した授権法
それに賛成した中央党
そして、いま日本国憲法を法律で葬るクーデターを実現しようとしている安保関連法案
それに賛成しようとしている君たち
君たちの支持基盤となっているのはどういう人たちなのか
君たちに1票を投じた1人1人の顔を思い浮かべてくれ
精一杯働き、子供を育てているその人たちの事を思い浮かべてくれ
議員としての利権と引き換えに、平和憲法へのクーデターに手を貸して
その人たちに本当に恥じないのか
その人たちに本当に責任を取れるのか
その人たちが、「平和憲法を葬ってくれ」と1票を投じたと本当に思うのか
そうではないだろう。
その人たちは、庶民の生活を守り平和を守る党と信じて1票を投じたのだ。
今、君たちは、その願いを踏みにじろうとしているのだ。
目を覚ましてくれ 諸君
今からでも遅くはない。
掲げている平和の党の看板に恥じない行動をとってくれ
 
 まったく同感だ。

 全文は、ぜひ同ブログでご確認を。

 安倍自民の暴走に、同じ与党としてブレーキをかけることのできるのは、公明党のみ。

 公明党の議員さんは、戦争法案を強行採決することで、地元の支持者の人々の声を反映していると言えるのか?

 私の家の近所でも、ピンクのポスターを壁に張った家は、たくさんある。
 それぞれの家の皆さんが、今の与党の行動を支持しているとは、到底思えない。

 公明党に、まだ、彼ら自身が掲げた宣言を守る力が残っていることを祈る。

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