幸兵衛の小言

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 久しぶりに「内田樹の研究室」からご紹介。
 フランスの「ㇽ・モンド」が、「共謀罪」をごり押ししようとしている安倍政権の問題を適切に指摘している。
「内田樹の研究室」の該当記事

 全体はリンク先でお読みいただくとして、最後の部分を引用。

この法案については国連も不安を感じている。5月18日付の書簡において、国連のプライバシーについての特別報告者Joseph Cannataciは「『計画』と『準備行動』を構成するものの定義の曖昧さゆえに、法案が恣意的に適用されるリスクに対する懸念」を明らかにした。氏はまた「テロリズムとも犯罪ともいかなる関係も見られない」犯罪のリストが含まれていることに疑義を呈し、「プライバシーと表現の自由の保護に対する不適切な抑圧」のリスクを指摘している。
しかし、菅官房長官はこの書簡は「まったく不適切であり、われわれは厳重に抗議する」と反論している。驚くべき反応である。というのは、日本は他のことについては国際法の順守をこれまで強く訴えてきていたからである。

 私も、あの菅の「厳重に抗議する」という会見には、驚いた。
 リスクを抑えて運用する、とでも言うか、抵抗するにしても、もっと言い方があるだろうに。

 菅は、安倍政権の中では、唯一、安倍の暴走を止めることができる男だと思っていたが、大いなる錯覚だった。

 というか、安倍政権は、ミニ北朝鮮化しているのではないか。

 人の意見に耳を貸さず、自分たちが正しい、他人が間違っている、という姿勢こそが、ファッショの根源にある。
 そして、親分には逆らえない空気が濃厚に漂っているのだろう。

 北朝鮮と似ている点は他にもあって、自衛隊を軍隊として憲法に定義し、堂々と武装化しようと画策している。

 原発再稼働には、核保有という裏の目的が見え隠れしている。

 「馬鹿に刃物」というのも、半島のクレージーな国との共通点ではなかろうか。

 実に恐ろしい国になりつつある。

 メディアは、目を覚まさなければ、彼らも検閲国家、警察国家の犠牲になると、なぜ気が付かないのか。

 そんなに、安倍が怖いのか。


 昨日行った落語会で、ある落語家がマクラで、「信用できるのは、東スポ(東京スポーツ)か日刊ゲンダイ位しかなくなる時期が来るかもしれない」と言っていたが、決して大げさなことではないだろう。


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by koubeinokogoto | 2017-05-29 21:33 | 責任者出て来い! | Comments(0)
 前川前事務次官の勇気に拍手だ。

 菅の会見に、官邸の慌てぶりがすすけて見える。

 文春や朝日新聞、TBSなどのメディアが、今のところ真っ当な対応をしているが、地方紙も頑張っていることを紹介したいので、本日の北海道新聞の「社説」をご紹介。

北海道新聞の該当社説

加計学園問題 もう「怪文書」ではない
05/26 08:55

 疑念はさらに深まった。国会は関係者をいますぐ招致すべきだ。

 安倍晋三首相の友人が理事長の学校法人、加計(かけ)学園の獣医学部新設をめぐる記録文書について、文部科学省の前川喜平前事務次官がきのう「幹部の間で共有」され「確実に存在していた」と述べた。

 内閣府が文科省に対し「官邸の最高レベルが言っている」「総理の意向だ」と協力を求めたとして政治的圧力を疑わせる文書だ。

 官邸は「怪文書」と断じ、文科省はごく短期間の調査で「存在が確認できない」と片付けていた。

 しかし前任の事務方トップがその存在を明言した。内容は事実なのか、事実ならだれが「圧力」をかけたのか。検証が不可欠だ。

 ところが政府は再調査はしないという。ならば前川氏と、圧力をかけたとされる内閣府審議官を呼び、国会で究明するしかない。

 松野博一文部科学相は参院文教科学委員会でこの問題に関し「辞職された方のことをコメントする立場にない」と答弁を避けた。

 内容の真偽が確定できないにせよ、文科省のどこかで作られたと考えるのが自然だろう。その詳細を解明する責任は大臣にある。答弁回避は、職務放棄に等しい。

 「怪文書」と決めつけてきた菅義偉官房長官の姿勢も問われる。

 文書によれば「官邸の最高レベル」「総理の意向」の言葉は、内閣府審議官が口にしたとされる。

 内閣府を取り仕切る立場の官房長官が看過していいはずがない。

 だが菅氏は調査に消極姿勢を示す一方、前川氏について「天下り問題で批判にさらされ最終的に辞任した」と述べた。証言の信頼性を低下させようというのだろう。

 議論をすり替えて疑惑を糊塗(こと)しようというのなら姑息(こそく)に過ぎる。

 この問題ではほかにも、文科省と内閣府の協議を記録したとされる文書やメールが次々と明るみに出ている。いずれも、来春の開学を前提として調整が進められていたことをうかがわせる内容だ。

 半世紀以上も認められてこなかった獣医学部の新設が、なぜ急に進展したのか。同じように開設を目指した京都産業大の計画は認められず、なぜ加計学園が運営する岡山理科大が選ばれたのか。

 不透明な経緯の背景に、首相と学園の加計孝太郎理事長との親密な関係が、やはりちらつく。

 「安倍1強」をにらんだ政府内の忖度(そんたく)と斟酌(しんしゃく)が、行政の恣意(しい)的な運用を招いてはいないか。森友学園問題とも共通するその疑問に、国会は今度こそ答えてほしい。

 ごくごく、真っ当な論調だ。

 一昨日の5月24日、安倍は赤坂の料理店でテレビ朝日の会長と報道局長に会っている。
時事ドットコムの該当記事

 午後6時32分、官邸発。同41分、東京・赤坂の日本料理店「古母里」着。テレビ朝日の早河洋会長、篠塚浩報道局長と会食。

 
 安倍が急遽呼び出して圧力をかけたとしか思えない。

 読売や田崎など安倍政権の幇間たちは懸命に前川という“人物破壊”をしようと躍起だが、国民は真実を見ぬく眼を持っている。

 もはや逃げようのない、首相の犯罪である。

 一気に安倍政権打倒に向けて、心あるメディアは結束して欲しい。

 石破茂が首相になったって、安倍よりはいいでしょう。

 麻生も、憲法改正(改悪)が2020年の工程に入ってしまうと、消費税の10%引き上げができにくくくなるから、この機会を逃さず、石破と手を組んで安倍晋三を辞めさせるよう動くのではないかな。

 利害関係はいろいろだろうが、とにかく、メディアは結束して、安倍軍国化内閣を、早急にお開きにしようじゃないか。


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by koubeinokogoto | 2017-05-26 12:11 | 責任者出て来い! | Comments(0)
 共謀罪成立を急ぐ政府にはほとほと呆れるが、加計学園事件で、新たな、そして重要な証拠が見つかった。
 朝日から引用。

朝日新聞の該当記事

加計学園巡り野党攻勢 守勢の文科相、文書の信憑性疑う
2017年5月17日15時01分

 「不当な要望」。学校法人「加計学園」(岡山市)が国家戦略特区に獣医学部を新設する計画をめぐり、「総理のご意向」として内閣府から伝えられた内容を記録した文部科学省の文書について、野党側は17日、国会で追及した。

 朝日新聞が入手した文書には、文科大臣の確認に対する内閣府の回答として「『最短距離で規制改革』を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向」などと記載。内閣府からの伝達事項として「平成30年(2018年)4月開学を大前提に、逆算して最短のスケジュールを作成し、共有いただきたい」とも記されていた。

 17日の衆院文科委員会で、民進党の玉木雄一郎氏は同じ文書を入手したと明らかにし、松野博一文科相に「強い総理の意向を受けて、多少無理があってもやらなければならない。仕方なしに物事を進めたという思いが大臣自身になかったか」とただした。

 また、内閣府からの伝達を「非常に不当な規制改革の要望」と指摘。「四の五の言わずにやりなさいというようなことが内閣府から伝えられている」と指摘したうえで、「こうしたやり取りは全くないと言い切れるか」と迫った。

 松野文科相は「現状においては文書の存在を含めて確認していない」としたうえで、「設置認可をしっかりと審議するというのが私も文科省も一貫した姿勢だ」と答弁。内閣府とのやりとりについては「国家戦略特区に対する対応に向けた文書というのは、作成された可能性はある」と述べるにとどまった。

 ただ、松野文科相自身が「平成31年(2019年)開学を目指した対応とすべきではないか」と言及したとの記述が文書にあるとの指摘には、「あるのかないのか、どういった性格のものなのか承知していない」と述べた。

 この文書については、衆院農水委員会でも取り上げられた。民進党の岡本充功氏が文書の存在について尋ねると、「文科省に確認したところ、出元も分からずその信憑性(しんぴょうせい)も定かでない」と説明した。

 
“「官邸の最高レベルが言っている」「総理のご意向だと聞いている」などと言われたとする記録”が出てきたのだ、共謀罪はとにかく先送りにさせて、野党もメディアも、この問題を最優先すべきだろう。

 加計学園疑惑については、3月に「LITERA」の記事を紹介した。
2017年3月3日のブログ

 森友疑惑の比ではないのだが、ようやく全国紙が取り上げる本腰を上げた、という印象。
 だが、腰くだけにならないようにしてもらいたい。

 もはや「斟酌」も「忖度」も必要ない。
 朝日も、安倍政権を恐れず、糾弾を継続して欲しい。

 お友達に政治家が特権を利用して便宜を図ったのなら、それは犯罪である。

 どこかの宗教ではないが、メディアは今こそ“目覚める”時だ。

 安倍をひきずり下ろす絶好のチャンスが目の前にある。

 皇室のおめでたい記事などはほどほどにして、権力者の悪事を暴き、制裁を受けさせなければならない。


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by koubeinokogoto | 2017-05-17 21:01 | 責任者出て来い! | Comments(0)

女優、月丘夢路さんの訃報に接した。
朝日新聞の該当記事

 大正11年生まれ、94歳での旅立ち。

 先日帰郷して会ってきた北海道の父と同じ戌年の生まれだ。

 宝塚出身で、数多くの映画に出演された。

 原爆に関する映画に出演されたことでも知られている。

 昭和25(1950)年の「長崎の鐘」は、戦後最初に原爆をテーマとして日本映画だ。当時の長崎医科大学(現長崎大学医学部)助教授だった永井隆の随筆に基づいている。永井が原爆爆心地に近い同大学で被爆した状況と、右側頭動脈切断の重症を負いながらも被爆者の救護活動に当たる姿などが描かれている。
 GHQの検閲もあり原爆を直接批判する映画には出来なかったので、永井の半生を描く映画となっており、月丘さんは永井の妻役を演じた。

 そして、出身地でもある広島に関する映画、その名も映画「ひろしま」に、ノーギャラで主演された。

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                (写真はWikipedia「ひろしま」より)
Wikipedia「ひろしま」

 同映画は、日教組プロにより昭和28(1953)年に製作され、昭和30(1955)年に第5回ベルリン国際映画祭長編映画賞を受賞した。

 この映画は、後に新藤兼人監督・脚本で映画化された『原爆の子』と同じ長田新編纂による文集『原爆の子〜広島の少年少女のうったえ』(岩波書店、1951年)を原作としている。

 八万人の広島市民がエキストラで出演している、市民参加の反戦映画と言えるだろう。

 上映にあたっては、GHQへの忖度などから批判的な意見も出たようだ。

 しかし、フランクリン・ルーズベルトの妻、エレノア・ルーズベルトが高く評価したり、ベルリン国際映画祭で長編映画賞を受賞したことが、この映画の価値の証左である。

 月丘さんが、この映画について語っているYoutubeを見つけたので、掲載する。



 松竹専属だったが何度も嘆願して出演した映画だったことや、現地で目にしたアメリカの映画人のように、富を得た者が何等かの形で社会に貢献することの大切さなどが語られている。

 残念ながら、この二つの映画を見ていない。

 「長崎の鐘」、「ひろしま」をぜひ見たい。

 月丘さんの追悼の意味でも、ぜひ地上波でもBSでもCSでもいいので、放送して欲しいと思う。

 2020年東京五輪を無理やり理由にもならない理由にして、共謀罪を強引に可決させ、また、憲法を改悪しようとしている安倍政権に、月丘さんはどんな思いを抱いていたのか、もはやお聞きすることはできない。

 しかし、日本が再び戦争への道をたどることには、間違いなく反対されたであろう。

 そうじゃなければ、とても、あの二つの原爆にまつわるい映画に出演されるはずもない。

 月丘夢路さんのご冥福を、心よりお祈りする。


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by koubeinokogoto | 2017-05-08 18:41 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)

人間らしく生きることを阻害するものに反対します。


by 小言幸兵衛