幸兵衛の小言

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 JOC竹田会長の会見には、あきれた。

 質問を受け付けないのは、それだけ後ろめたい思いがあるからだ。

 東京新聞から、引用。
東京新聞の該当記事

竹田会長、潔白根拠のJOC調査 「欠陥だらけの報告書」
2019年1月16日 朝刊

 二〇二〇年東京五輪招致を巡る汚職疑惑に揺れる日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は十五日の説明で、一六年に公表されたJOC調査チームの報告書により「結論づけられている」として身の潔白を訴えた。だが報告書は当初から内容に疑問が持たれており、専門家は「欠陥だらけ」と批判。関与を否定する根拠とするには厳しい見方をされている。 (原田遼)

 JOCはこの日、弁護士や公認会計士による当時の調査チームの報告書を改めて報道陣に配り、疑惑回避を狙った。

 報告書は、シンガポールのコンサルタント会社への支払いについて、「代表者が国際オリンピック委員会(IOC)で秘匿性の高い情報を入手できる立場だった」と正当性を述べた。資金の一部が票集めとしてIOC委員側に渡ったとする疑惑には、コンサル会社と委員の親密性を「認識できていたとは認められない」と招致委側の主張を追認。贈賄罪は「日本の刑法上、民間人には適用されない」とも記した。

 一方、この報告書の精度を疑問視したのは、企業法務に詳しい弁護士らでつくる「第三者委員会報告書格付け委員会」だ。不祥事の際に設置される第三者委員会の活動を五段階で評価しており、一七年にJOCに対し、八人の委員のうち二人が最低の「不合格」判定。残る六人が次に評価が低い「D」判定を下した。

 格付け委の評価書には「調査チームにオブザーバーとしてJOC理事などが加わり、独立性がない」「コンサル会社の代表やIOC委員から調査の返答を得られていない」「日本法の解釈論に終始するばかり」などの意見がつづられた。

 弁護士の久保利英明委員長は本紙の取材に「コンサル会社の役割が何も解明できていない」と報告書の信用性を疑問視。この日の竹田氏の対応にも「説明を軽視している。五輪のイメージダウンにつながりかねない」と苦言を呈した。

 この贈収賄疑惑については、以前記事にした。
2016年5月20日のブログ

 重複するが、あらためてこの問題を確認したい。

 まだリンクできる、日経の記事を引用していた。
日本経済新聞の該当記事

JOC、第三者調査チーム発足 東京五輪招致不正疑惑で
2016/5/18 11:20

 2020年東京五輪・パラリンピックの招致を巡る不正疑惑で、招致委員会理事長を務めた日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は18日の衆院文部科学委員会に出席し、外部の弁護士などを交えた第三者調査チームを発足させ、送金の経緯を調査する考えを示した。

 竹田会長は「招致委は解散しており、JOC事務局だけでは事実関係の調査に限界がある」と述べたうえで、弁護士らによる調査チームの立ち上げを表明。招致に関係した職員らからヒアリングを行うなどして、シンガポールのコンサルタント会社「ブラック・タイディングス」にコンサル業務を委託したことに問題がなかったか、調べる。

 招致活動をめぐっては、東京での五輪開催が決まった13年9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会の前後、招致委が同社に約2億3千万円を支出。フランスの検察当局がIOC委員の関係者への賄賂に当たる疑いがあるとして、捜査を進めている。

 竹田会長は同社について、「電通から契約に値する会社と助言を受けた。有形無形の成果があった」と説明。ただ、14年7月に会社を閉鎖しているといい、「現在どうなっているかは確認していない」としている。

 「D社」ではなく、社名登場。
 この頃から、何かと電通が叩かれることになったと思う。
 一種のスケープゴートだったか。
 
 国民は馬鹿ではない。
 「コンサル料」という言葉を「賄賂」と変換して理解している。

 また、竹田会長は、当初はブラック・タイディングスがディアク氏と関係があることなど「知らなかった」と嘘をついていたが、後になって、知っていたと白状し、何らかなの関係強化につながると思っていた、と言った。
 
 当然だろう。
 関係強化のための、「コンサル料」なのだ。

 
 巨大ビジネスには、利権をめぐって巨額マネーが動くのは、イベント・ビジネスに限ったことではない。

 その「賄賂」が、せいぜいお車代程度なら、当局も見逃すだろうし、それは、賭博の捜査で、雀荘の麻雀を取り締まるようなものだ。
 そこまで警察が取り締まったら、かならずパチンコ、今ならパチスロの問題に突き当たる。
 あれ、立派な賭博でしょう。
 あの産業には、多くの警察関係者が天下りしている。日本では取り締まるはずがないのだが、韓国は不正の温床と断じて、廃止した。

 できますか、日本で・・・・・・。
 
 ビジネスの利権をめぐる贈収賄が逮捕までに至るかどうかは、何事もそうだが、被害を含めた、その“程度”によるだろう。
 しかし、今回の事件が断罪されても、また、同じことが繰り返される恐れは濃厚だろう。
 より、秘密に行わられるにしても、である。

 果たして問題の本質はどこにあるのだろうか・・・・・・。

 オリンピックも、巨大ビジネスとなっているわけで、受注決定に関わる重要人物との関係強化を図ることは、決して不思議なことではない。

 その巨額マネーに、我々国民のお金が関わっていることが、問題なのだ。

 複数のメディアが報じていたが、フランス検察当局の捜査のきっかけになったのは、“パパマッサタ坊ちゃん”の「爆買い」らしい。
テレ朝ニュースの該当記事

捜査のきっかけは「爆買い」 東京五輪招致疑惑(2016/05/14 21:55)

 東京オリンピック招致を巡る送金問題で、国際陸上連盟元会長の息子が、招致決定時期にパリで高級時計など高額な買い物をしたことがフランス検察の捜査のきっかけだったことが分かりました。

 フランスの検察関係者によりますと、国際陸連元会長でIOC(国際オリンピック委員会)元委員、ラミン・ディアク氏の息子、パパ・マッサタ氏は2013年9月ごろ、パリで高級時計など2000万円近い買い物をしたということです。検察当局は、買い物に使われた金の流れを調べた結果、東京の招致委員会側が振り込んだ約2億円が代理店などを介してパパ・マッサタ氏に渡ったとみられることを確認したとしています。また、この高級時計などは東京招致に協力した複数のIOCメンバーに渡されたとみて捜査しているということです。

 我々の血税が、馬鹿なお坊ちゃんの無駄遣いに回っているのだ。

 IOCやJOCの関係者は、きっと「馬鹿だな、バレるようなことして」と思っていただろう。

 来年の開催を、かつてデンバー市民が投票で冬季五輪開催を阻止したように、東京都民が止めることは、もはやできないだろう。

 しかし、汚職容疑は消えないし、2020年東京五輪は、とても無条件に祝うことなどできないイベントとなってしまった。

 このままJOCが逃げ通していいのか。

 JOC、そして日本の国民は、被害者だ、と言えないか。

 竹田会長よ、正直にならなくてもいい、「騙された!」と言ったらどうだ。

 自らの進退をかけ、巨大マネーがうごめき、国税を無駄に費やすことになる悪習をここでなんとか阻止するため、体を張ってはどうか。

 あなたも、スポーツマンなのでしょう。

 それこそが、スポーツマンシップという言葉に相応しいのではないか。


# by koubeinokogoto | 2019-01-16 12:54 | 責任者出て来い! | Comments(2)

 LITERAの恒例となった新年企画「安部政権御用ジャーナリスト大賞」から、ご紹介。

 なお、拙記事の題は、「ジャーナリスト」という言葉は相応しくないと思うので、御用タレント・御用芸人、とした。

 まずは、記事の前編より、10位から6位まで。
LITERAの該当記事

 新顔が10位にランクイン。

10位●有働由美子(日本テレビ『news zero』キャスター)
ニュース感覚zero」の忖度体質キャスター、爆誕

 今年3月、NHKではめずらしくリベラルな論調だった『あさイチ』を降板、「ジャーナリスト」として活動するとしてNHKを退局したものの、新キャスターに就任した『news zero』では「ジャーナリスト」からは程遠い姿勢を露呈させた有働由美子。

 たとえば、リニューアル初回の10月1日の放送では、前日に投開票だった沖縄県知事選に、なんと最後まで一言も触れずじまい。『あさイチ』では断続的に沖縄の基地問題を扱っており有働自身の関心も高いと思われていたのに、である。

 しかも、この日の番組終盤には第4次安倍改造内閣の組閣情報が速報で入ってきたのだが、国会からの中継記者が「ある自民党議員は『在庫一掃内閣だ』と話している」と解説すると、有働は「すみません、『在庫一掃内閣』と言われているのも結構な言いようなだなあと思うんですけども、適材適所は適材適所ってことでいいんですか」とすかさずフォローしてみせた。

 さらに、7月に問題となった杉田水脈議員の“生産性がない”発言では、10月24日の臨時国会開会で杉田議員が記者からの「撤回するか」という質問に「いえ」と返し、「不適切だった」「誤解を招いた」などと釈明した10月24日までこの話題を取り上げず。その上、有働は杉田議員の釈明を「“生産性”については、きょう、まあ撤回したということなんですけれども、発言自体については撤回しないという」などと発言。数十分後、「撤回はしていませんでした。大変失礼しました」と訂正およびお詫びを述べたのだった。

 この「撤回した」や「適材適所」発言は、「なんとかフォローしなければ」という気持ちから反射的にコメントしているとしか思えない。ただし、これは有働が“安倍応援団”的あるいは“自民党寄り”の政治スタンスをもっているということではなく、“賛否の分かれる話題で自分の立場を明確にしたくない、権力の批判をするときは絶対に両論併記をしなければいけない”というNHK的な忖度体質が身に染みついているせいだろう。だが、政権の問題に切り込まない、そもそも取り上げないという有働の姿勢は、まさしくいまのメディアを象徴するものと言えよう。

 やはり、ジャーナリスト、という言葉は、相応しくないのである。
 有働本人の考えかどうかは別として、日本テレビ<---読売新聞、という構図から、このチャンネルのキャスターなる仕事を選んだ時点で、もはやジャーナリストとしての役割を放棄した、ということだ。

 汗まみれで朝の顔を務めてきた人は、組織に所属していた頃のほうが、もう少し権力に対して骨のある存在だったように思うが、本来しがらみのないはずのフリーという立場にも関わらず、職を得たメディアに染まらないわけにはいかなかったようだ。仕事を失うことの怖さも、もちろんあるだろうが、代替可能なタレントの一人になってしまったのだなぁ。

 次に9位。

9位●野村修也(弁護士)
金曜『報ステ』忖度リニューアルで“政権代弁マシーン”が

 日テレが安倍首相の“天敵”だった村尾信尚キャスターを降板させたと同時に、テレビ朝日も『報道ステーション』をリニューアル。政権の不正や問題に対して批判的な発言で踏み込んできたサブキャスターの小川彩佳アナウンサーを降板させた上、金曜日のコメンテーターに抜擢したのが、これまでワイドショーなどで安倍政権の擁護を繰り返してきた野村修也氏だった。

 そして、実際に野村氏は解説と称して政府の代弁的なコメントを連発している。たとえば、安倍首相と玉城デニー沖縄県知事が初会談をおこなった際には、「普天間基地が固定されることは絶対に回避されなけれないけない」と解説。

 政府は辺野古に新基地をつくったあとも普天間から基地をなくすとは約束すらしていないというのに、そうした事実に触れることはしなかった。さらに、辺野古への土砂投入がおこなわれた12月14日の放送ではVTRで軟弱地盤の問題を詳しく伝えたが、野村氏は軟弱地盤の改良工事の必要性を“沖縄の主張”だとし、「政府のほうは地盤の改良はせずに工法の工夫でなんとかできるんじゃないかと言っているんです」と、またも政府の主張をそのまま紹介した。

 この人のような“芝居”がうまいタレントが、多くの市民を騙している。
 『報道ステーション』が、ますます無害なニュース・バラエティ化する一つの象徴的な登用と言えるだろう。

 次も、弁護士が続く。

8位●北村晴男(弁護士)
改ざん問題で「朝日は証拠出せ!」と喚きネトウヨ番組レギュラーに

 今年3月2日に朝日新聞がスクープした、森友文書改ざん問題。同月9日に近畿財務局の職員が自殺したと伝えられたことを機に、政府は12日になってようやく改ざんの事実を認めたが、朝日の一報からの約1週間、安倍応援団たちは“朝日は証拠を出せ!”とがなり立てていた。そのひとりが、北村晴男弁護士だ。

 たとえば、3月6日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)では、「ただ疑惑があるといって大騒ぎしたって意味がない」「朝日が証拠を出さなきゃダメです、これは」「ただたんに疑惑があるよっていう報道をただやっていくというやり方は正しくない」と主張。

 しかも、政府が決裁文書の改ざんを認めた翌日の13日にも北村センセイは同番組に出演。スタートからしかめっ面で明らかに苛立っている様子だったが、番組が改ざん文書の疑問点に次々と切り込むと、もはや錯乱状態としか言いようのない状態に。他の出演者たちが“昭恵夫人の名前が登場したことで特例取引が動いたように見える”というふうに疑義を呈すると、北村センセイは唐突に「一般的にはですね、そういうのチラつかせる人ほど一番信用できないじゃないわけですか!?」とキレまくり。

 割愛した後半の内容を含め、とんでもない人のようだ。
 こんな人の事務所に、「行列」が出来ているとするなら、そんな怖ろしいことはない。

 さて、お次は、あの有名な女性。

7位●岩田明子(NHK政治部記者、解説委員)
外交の安倍総理!」誇大広告解説でアシストし続けた“喜び組”

「安倍首相にもっとも近い記者」のひとりとして知られ、当ランキングの常連となっている岩田記者だが、今年も誇大広告でしかない「外交の安倍」の大宣伝に励み、見事ランクイン。
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 たとえば、歴史的な会談となった韓国・文在寅大統領と北朝鮮・金正恩委員長による南北首脳会談が開催された日には、岩田記者は「日米韓が連携して圧力をかけてきたから北朝鮮が対話を求めてきた」「南北関係だけが進展すると包囲網が崩れかねない」などと言い出し、圧力一辺倒の安倍首相が乗り移ったかのような調子で南北会談が裏目に出るとの珍説を展開。

 さらに、北方領土の4島返還から「2島返還プラスアルファ」論にスライドさせた11月の日露首脳会談についても、「日ソ共同宣言を基礎とする方針は安倍総理から提案したもの」「平和条約交渉を本格的にはじめるためにカードを切った」と言い、安倍首相の手柄だとアピール。まったく割に合わない膨大な経済支援を約束させられた挙げ句、結果は「0島返還」という世紀の大失敗外交になる公算が高いにもかかわらず、だ。
 (中 略)
 安倍首相の“外交の失敗”が次々と露呈したのに、どこにもない「成果」を懸命に捏造して電波に乗せた岩田記者。その舞台が公共放送たるNHKであることを考えれば、罪はかなり深い。

 NHKにこの人がいる限り、あの局は「公共性」とか「中立性」とか言わないで欲しいものだ。

 さて、次は、なんと落語界からのランクイン。

6位●立川志らく(落語家)
なんでも「野党ガー」にすり替える“権力者目線”落語家

『M−1グランプリ2018』(ABCテレビ)での審査と採点でも話題を集めた落語家・立川志らくだが、そんなことより批判されるべきはワイドショーでの政権擁護発言の数々のほう。なかでも今年は、しきりに野党バッシングに精を出して安倍政権を庇いに庇ったからだ。

 3月18日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)では、森友文書改ざん問題について「朝日新聞がもってきたスクープなのに、なに、自分たちの手柄のように言ってるんだ、みたいなふうに見える」「これだけ自民党がチョンボを犯しても(国民は)政権交代を望んでいないというこの現実を野党はどう見るかってこと」と述べ、なぜか野党批判に話題をスライド。かたや、安倍首相や麻生財務相の関与については「それが一番わかりやすいんだけど、でもバレたら、こんな大変なことはないから、そんなことするのかなぁって」と言い、“指示を出すなんてあり得ない”と主張した。

 また、西日本豪雨で安倍首相が「赤坂自民亭」に参加していた問題を取り上げた『ひるおび!』(TBS)では、「酒を飲んだことを非難してもしょうがない」「これだけの雨が降ったんだから、自民党の人たちだって国民の命を無視してこうやって飲むわけがない」と発言。宴会の裏では京都で14万人に避難指示が出ており、現実に安倍首相は「国民の命を無視して飲んでいた」のに、よくもまあこんなことが言えたものだと呆れるが、言うに事欠いて志らくは「野党は揚げ足をとっている場合ではない」とまたも野党批判をはじめたのだった。
 (中 略)
 だが、もっとも酷かったのは、沖縄県知事選で玉城デニー氏が約8万票もの大差をつけて圧勝した翌日の発言だ。志らくは「(基地建設を)妨害する、つくらせないっていうのはいいんだけど、それじゃあどうするんだってことですよね」と言い、辺野古への新基地建設に反対することを「妨害」だと言ってのけたのだ。

 政権の肩をもち、何かあると野党を批判し、沖縄県民の民意を「妨害」と表現する──。こんな“権力者目線”の落語家をもてはやすとは、とことんメディアは腐っているとしか言いようがない。

 落語愛好家としては、残念なこの人のランクイン。
 コメンテーターやら審査員やらなにやらでテレビへの出演が急増中の志らくだが、訳知り顔で、結局権力を擁護している発言の罪は大きい。
 落語家は、長屋の八っつあん、熊さんの目線で、物を言って欲しい。

 LITERAの後編の記事から、休まず5位以上をご紹介。
LITERAの該当記事

5位●小松靖(テレビ朝日『ワイド!スクランブル』MC)
驚愕の「ネトウヨ思考」局アナが地上波情報番組のMCに!

『報道ステーション』リニューアルで政権批判報道がめっきり減ったが、テレ朝のこうした動きは他の情報番組でも進行。同じタイミングで『ワイド!スクランブル』がキャスターだった橋本大二郎を降板させ、その後釜として大抜擢されたのが小松靖アナウンサーだった。

 そして、この小松アナ、キャスターを務めていたAbemaTVのニュース番組『Abema Prime』やBS朝日の『日曜スクープ』で安倍政権擁護や右派的主張を連発、ネトウヨに大人気の局アナだったのである。

 たとえば、今年8月、杉田水脈議員の“生産性がない”問題を取り上げた際には、謝罪撤回はおろか一切説明すらしていない杉田議員の姿勢をウーマンラッシュアワーの村本大輔が批判すると、小松アナは「杉田さんが出て来ないという決断を当面してる以上は、出て来ないのはおかしいという欠席裁判になるような一方的なことは。村本さんがおかしいと言うのは自由だけど、おかしいという価値判断をしてしまうことは難しい」と無理やりな擁護。
 (中 略)
 だが、もっとも唖然とさせられたのは、昨年8月に『Abema Prime』が沖縄基地問題をあつかった際、小松アナが基地反対運動へのデマ拡散で知られる「八重山日報」の記者と一緒に沖縄基地反対運動の現場を取材したこと。

 その際に基地反対運動の住民に「八重山日報は中立、客観的」「沖縄タイムスや琉球新報は反基地ありき」「反対、反対だけ載せると、みんなそっちに流れちゃうじゃないですか」などと無神経なネトウヨそっくりの主張を繰り広げたのだ。

 さらに今年9月、沖縄県知事選を特集したときもこの小松アナの現地取材の模様を流し、そのなかでも小松アナは市民の強制排除を「作業」と呼び、番組は反対派の運動を「過激な抗議活動」と紹介したのだった。

 こんな酷いことになっていたのか、テレビ朝日!?
 ネトウヨの「ネト」は「ネット」だが、地上波に登場しているネトウヨは、どう言えばよいのだ。

 次は、私も顔が浮かぶこの人。

4位●八代英輝(弁護士)
共演者からも「権力に従順な、長いものに巻かれた男」の称号が

 番組MCの恵俊彰が菅義偉官房長官と会食したといわれるなど、すっかり安倍応援団番組として定着してきた『ひるおび!』(TBS)。そのなかでもとくに存在感を発揮しているのが、番組レギュラーの八代英輝弁護士だ。

 森友問題で決裁文書が改ざんされていると朝日新聞がスクープした際には、「私はちょっと踊りたくないなと思っている」「(改ざん前)文書があると立証責任を負っているのは朝日新聞」などと元裁判官の弁護士とは思えない論理で朝日報道がまるで“誤報”であるかのごとく攻撃。

 しかし、改ざんの事実を政府が認め、改ざんに政治の力が働いたのではという見方が出るなかで、「『こんなことを役人だけでできるはずがない』って感情論だと結論が見えてこない」と「感情論」呼ばわりして否定。その一方で「(改ざんによって)もみ消したところで(政権の)プラスにならないし、もみ消しのメリットもないですよ」と、まさに感情論丸出しで政権の関与を否定したのである。
 (中 略)
 ソフトな語り口で、一見ニュートラルに話しているように見えて、その中身は滅茶苦茶な理屈で擁護するばかり。それでも全国ネットでは本性を抑えていて、影響度の低い関西ローカルではもっと露骨で乱暴な政権擁護を繰り出している。実際、『胸いっぱいサミット!』(関西テレビ)では、消費税増税について「8から10に変わるだけですよ」「法律で決まっているんです、私たち代表で選挙でしか意見を言えない。その選挙で選んだ人たちが決めたことを、なんで私たちが今度反対するんですか」と発言。これにはブーイングと反論が巻き起こり、遙洋子に「権力に従順な男やのぉ!」「長いものに巻かれて生きてこられたんですね」と鋭いツッコミが飛んだ。

 ぜひ、八代弁護士には全国ネットの番組でも「8から10に変わるだけですよ」とわかりやすく政権の味方をし、その実態を白日の下に晒していただきたいものだ。

 LITERAの記者が、“ソフトな語り口で、一見ニュートラルに話しているように見えて、その中身は滅茶苦茶な理屈で擁護”と指摘しているように、耳ざわりが良いからと騙されてはいけないのが、こういう人。

 ここから ベスト3の発表。

 栄えある第3位は、あの有名芸人。

3位●松本人志(芸人)
文書改ざんで「安倍さんの足を引っ張るため」と失笑陰謀論を披露

 この「御用ジャーナリスト大賞」上位常連である松本人志だが、2017年末についに安倍首相の会食をし、“寿司トモ”(実際食べたのは焼肉だったが)の仲間入り。2018年もここぞとばかりに“政権応援最強芸能人”としてアシストに勤しんだ。
 (中 略)
 財務省セクハラ問題で「ハニトラじゃないのか」と麻生財務相と同様の“はめられた説”を唱え、杉田水脈議員の“生産性がない”問題でも、「新潮45」(新潮社)の寄稿文を読んだと語った上で、「前段はねえ、なんかこう、そんなにおかしなことは言うてなかったんですけど」と言い放った。言っておくが、杉田議員の寄稿文は冒頭から一貫して性的マイノリティへの偏見と蔑視、差別感情に満ち満ちていたにもかかわらず、だ。

 松本は「『生産性がない』っていうのは絶対言っちゃだめな言葉」と述べていたが、結局は「生産性」という言葉・表現をNGだと言っているに過ぎないのだ。

  しかし、象徴的だったのは森友問題でのコメントだろう。なんと、松本は公文書改ざんなどについて「安倍さんの足を引っ張るために、っていう裏の読み方も(ある)」などと恥ずかしすぎる陰謀論を開陳したのである。どれだけ安倍首相が大好きなんだ……と脱力せずにはいられない。

 今年、改憲に邁進したい安倍首相は、またも『ワイドナショー』に登場するかもしれない。そのとき、松本はどんな“愛”を見せるのか。気持ち悪いので、できればみたくないのだが。

 いつから、彼は権力に媚びるようになってしまったのか。
 テレビ局から干されるのが、怖いのか・・・・・・。
 メディア露出が多いこの人の罪は軽くない。

 さぁ、次は2位。

2位●三浦瑠麗 (国際政治学者)
「スリーパーセル」のデマ煽動! その裏では自民党からカネも…

 松本と同様、2017年に安倍首相との会食デビューをし、2018年は安倍首相が開催する有識者会議「安全保障と防衛力に関する懇談会」のメンバーにも抜擢。“スリーパーセルで大阪がヤバイ”などというデマを平気で口にする人物が有識者とは“アベ友会議”の底の浅さがよくわかるというものだが、安倍首相の期待通り、三浦は2018年も政権擁護で大活躍。

 なかでも驚かされたのは、森友文書改ざん問題で近畿財務局の職員が自殺したと報じられた3月9日の『みんなのニュース』(フジテレビ)でのコメント。三浦は「この問題っていうのは人が死ぬほどの問題じゃない」と言い切ったのである。

 この発言に批判が集まると、三浦は“悪意ある切り取り方をされたデマ”だとして反論したが、実際に放送でそう発言している。その上、三浦は、一連の発言のはじめに「最初は本当に小さな事件から始まった」と言い、「責任者はまあ処分するかもしれないけど」と処分が必要かどうかわからないレベルというニュアンスをちらつかせながら、「人が死ぬほどの問題じゃない」という言葉につなげたのだ。現実に自殺者が出ている事件で、こんな上から目線の物言いはありえないだろう。

 また、財務省セクハラ問題では〈性暴力は親告罪。セクハラでも被害者が情報を提供しないと、それ以外に認定することができない〉と2017年の刑法改正を知らないという無知を晒したかと思えば、財務省による調査協力という名の“恫喝”行為を〈みんなで名乗り出ないと Metooにはならない〉〈ここではみんなで「言えないよね」というのではなく、いるならみんなで名のり出よう、というべき〉などと主張した。

 そもそも、この人の「国際政治学者」という肩書きからして、怪しい。

 こんな人に、日本の安全を委ねるなんて危険なことは、ない。

 さて、ついに1位の発表。

1位●田崎史郎(政治ジャーナリスト)
政権の代弁者”であることを自ら認め、森友加計でフル回転!

 第1位はやはりこの人だろう。2016年、2017年と続けて御用ジャーナリスト大賞1位に輝くなど本サイトでは長らくその御用ぶりを批判し続けてきたが、安倍御用ジャーナリストの代表格として知れ渡ったようだ。 今年2月には「週刊文春」(文藝春秋)がおこなった「嫌いなキャスター&コメンテーター」で、「ジャーナリストとしての信念を感じない」「政権広報が必要なら与党政治家を呼べ」という意見が集まり見事ワースト2位にランクイン。

 さらに6月末に時事通信社から契約が切られたが、時事通信の労働組合のひとつ「時事通信労働者委員会」のレポートによると、田崎の報道姿勢に苦情が大量に寄せられていたらしく、労働者委としても「マスコミの役割は権力のチェックであり、政権にあまりにも近い会社だと言われることは報道機関として致命的だ」として社に田崎との関係を速やかに解消するよう要求してきたという。

 しかし、こうしたジャーナリストとしての姿勢を問う声があがっても、当の“田崎スシロー”はどこ吹く風。森友文書改ざん問題では「理財局の暴走」「理財局による組織防衛」「(改ざんは)大臣も官邸も自民党も知らなかった」などと主張。さすがにあまりにも無理がありすぎる擁護だが、これには同じく安倍応援団の八代英輝弁護士も「それを田崎さんが言っても説得力ないって、なっちゃうんだと思うんですよ」と合いの手を入れ、スタジオは笑いに包まれた。

 ようするに、“政権を必死に擁護する人”としてすっかりお茶の間にまで認知され、それで笑いがとれるまで進化してしまっているのである。

 実際、田崎本人も“政権の代弁者”“安倍応援団”であることを隠そうとさえしない。

 『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)で 「首相案件」文書を扱った際、加計学園関係者や愛媛県職員らが柳瀬首相秘書官と面談していたかどうかについて、「僕でさえ、本当は会ってると思う」と発言。ようするに、“安倍応援団のボクでさえ”とコメントしたのだ。これにはMCの羽鳥慎一も「田崎さんが僕で“さえ”って、言ってしまう」とつっこみ、田崎自身、自分の発言がウケたことに気を良くしてか、なんだかうれしそうに一緒に笑っていたのだった。

 まさに、「確信犯」!

 昨年、たまにこのモーニングショーで、この人と八代とのやりとりを聞くことがあったが、まさに、旗色がこれだけ鮮明な人も、そう多くないだろう。


 NHKも民放も、安部政権に牙を抜かれたり、上層部が忖度したり、日本のテレビ局には、もはや“ジャーナリスト”は存在せず、“ジャーナリズム”という言葉は、死語化しつつある。

 そういうメディアにとって最悪な時代が、平成の末期だと言えるだろう。

 5月から新しい元号に代わることで、できるものなら、メディア人も、変わって欲しいものだ。


# by koubeinokogoto | 2019-01-07 21:31 | 責任者出て来い! | Comments(2)
 麻生太郎の、目茶苦茶ぶりには、あきれてしまう。

 LITERAから、その暴挙をご紹介。
LITERAの該当記事

麻生財務相が2017年も「人の税金」で“愛人のクラブ”に792万円! 森友問題、公文書改ざんの渦中に
2018.12.03

 完全に国民はこの男に舐められている──。総務省が公表した2017年分の政治資金収支報告書で、またも麻生太郎・副総理兼財務相の“やりたい放題”があきらかになった。

 というのも、麻生副総理は2017年もまたあの「問題の店」に政治資金で大金を注ぎ込んでいたのだ。

 問題の店とは、「麻生氏の愛人」として週刊誌で報じられた女性がママをつとめる「Bovary」という六本木の会員制サロン。麻生副総理の資金管理団体「素淮会」の収支報告書によると、同店を経営する「(有)オフィス雀部」に対して、2017年だけで102万円(2月9日)、106万円(3月1日)、102万円(3月22日)、104万円(5月17日)、102万円(6月13日)、106万円(7月25日)、92万円(9月13日)、78万円(12月28日)と計8回支出(いずれも支出の目的は「会合」)。年間の支払い合計金額はなんと792万円だ。この金額は2016年の同店への支出総額745万6150円を上回っている。

 この「(有)オフィス雀部」には、2013年に798万円、2014年は755万5000円、2015年も915万円と巨額の金を支出してきた。そのため2015年には「FRIDAY」(講談社)が同クラブに通い詰める麻生副総理の写真付きで大々的に報じたのだが、麻生副総理に反省の色はナシ。今年も堂々と支出を報告しているのである。

 この「Bovary」のママ、雀部敏子氏と麻生副総理の付き合いは古く、30年以上前、モデルからホステスに転身した雀部氏が銀座の「ピロポ」という高級クラブで働いていたころからだという。そして、雀部氏は90年代の終わりごろには銀座で自ら「ラ・シュミネ」という高級クラブをオープンするのだが、その際には「麻生氏がスポンサー」という情報が月刊誌で報道されていた。

 さらに、10年ほど前に雀部氏が現在の「Bovary」をオープンし、2008年に麻生氏が総理に就任する直前には、2人の関係が大々的に報道されている。「週刊現代」(講談社)が麻生氏と雀部氏が愛人関係にあり、麻生氏が政治活動費として雀部氏の六本木の店で年間1000万円以上使っているとスクープしたのだ。

 このとき、麻生氏は「昔の付き合いで今は何もない」と弁明したが、これは真っ赤な嘘だった。当時、雀部氏は実勢価格1億4500万円のマンションに住んでいたのだが、この部屋の所有者は愛知県丹羽郡大口町の鈴与興業。同社の代表者・鈴木雅博氏は麻生氏が強い影響力をもつ日本青年会議所の元副会頭で、麻生氏の有力な支援者だったという。

 鈴木氏は雀部氏の住むマンションの部屋を購入した2年後の大口町長選挙に出馬するのだが、このとき外務大臣だった麻生氏は鈴木氏の応援にかけつけている。さらに、鈴木氏はこの町長選挙に落選したころから、「衆議院議員 麻生太郎 顧問 鈴木雅博」という名刺を持っていたという。

 ようするに、麻生氏は自分の愛人の住居をタニマチに提供させていたのである。そして、その愛人の店に巨額の政治活動費を流していたと見られるのだ。

 だが、愕然とさせられるのは、この報道があった後も、麻生氏は行動をまったくあらためていないという事実だ。

 報道直後、総理になった2009年こそ、オフィス雀部(Bovary)への支払いは1回18万円だけだったが、野党転落後の2010年は計6回303万5000円、2011年は計8回718万円、2012年は計6回844万円が支払われている。2009年から2017年までの支出をまとめると、なんとその総額は5889万6150円にものぼる。言っておくが、これは政党交付金という国民の血税が含まれている金である。麻生氏は先月、東大卒の北橋健治・北九州市長について「人の税金を使って学校へ行った」との暴言を吐いたばかりだが、自分こそ「人の税金を使って」何をしているのか。
 
 政治資金は非課税。

 なおかつ、政党交付金という「人の税金」を使っての無駄遣い。
 
 愛人の店とされる特定のバーに、年間約800万円とは、なんともあからさまなことをするじゃないか。

 LITERAの記事の通り、これは、国民を馬鹿にした許せない行為だ。

 後半の記事も引用。

 決裁文書を改ざんし、国会で嘘の答弁をおこないつづけた、その責任をとるべき人間は紛れもなく麻生財務相だ。そもそも、このような大がかりな改ざんをトップの麻生財務相が知らなかったということは考えられず、官邸主導の指示があった疑いが濃厚だ。にもかかわらず、いまだに麻生財務相は何ひとつ責任をとっていない。

 いや、麻生副総理兼財務相の問題は森友疑惑にかぎらない。麻生財務相は2013年に「ナチスの手口を学んだらどうか」と発言し大問題になったことがあるが、昨年8月にも「(政治家は)結果が大事。何百万人も殺しちゃったヒトラーは、いくら動機が正しくてもダメ」と発言したことが原因で同年9月の米・ペンス副大統領との非公式協議が中止に。同年10月に「日米経済対話」の第2回会合が開かれたが、その後は「対話」ではなく「懇談」にとどまり、先月ペンス副大統領が来日した際も、やはり麻生副総理との会談は短時間で終了。報道によれば、米政府筋からは「ヒトラー発言をきっかけに関係が破綻した」という声さえ上がっているという。

 しかし、麻生氏は、森友問題があれほどの大問題になり、暴言が国際問題に発展する最中にも、「愛人」と報じられてきた女性の店に血税が原資の政党交付金が含まれる政治資金を年間約800万円も注ぎ込んでいたのである。

 一切の問題の責任をとらず、正当な教育や医療の制度にケチをつけ、暴言によって外交にも支障をもたらす一方で、政治資金で豪遊しつづける副総理兼財務相。はっきり言って麻生氏は、この国にとって、害悪でしかないだろう。

 安倍内閣の新任大臣の問題も見逃せないが、麻生は副総理兼財務相を続けている。

 一回当り100万円を越えるような「会合」を重ね、年間で800万近くもの大金を特定の会員バーなる店に費やす悪行は、とても、国民の支持を得られることではない。

 一日でも早く、こんな害悪は、取り除く必要がある。

 もちろん、そんな害悪を指名し、これまで擁護し続けた総理大臣の責任も重い。

# by koubeinokogoto | 2018-12-05 21:09 | 責任者出て来い! | Comments(2)
 東京ディズニーランド(TDL)に勤務していた女性二名が、パワハラを訴えている裁判の第一回口頭弁論があったことを、いくつかのニュースで知った。

 共同通信の47NEWSから引用する。
47NEWSの該当記事

TDL着ぐるみ訴訟で初弁論
過重労働、パワハラ争う

2018/11/13 13:16
©一般社団法人共同通信社

東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)でキャラクターの着ぐるみを着て、ショーなどに出演していた女性契約社員2人が、過重労働やパワーハラスメントで体調を崩したとして運営会社「オリエンタルランド」に計約755万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、千葉地裁(阪本勝裁判長)で開かれ、同社側は請求棄却を求めた。

 訴状によると、2人のうち29歳の女性は2015年2月に雇用され、重さ10~30キロの着ぐるみ姿でパレードやショーに出演。17年1月、腕に激痛が生じ「胸郭出口症候群」と診断され休職している。労働基準監督署は同年8月、業務との因果関係を認め労災認定した。

 一方、38歳の女性は08年4月に雇用された。13年ごろから複数の上司にパワハラを受けたと主張。「死んでしまえ」「30歳以上のばばあはいらねえんだよ」などの暴言もあり、心療内科に通院することになったとしている。

 この女性は首の負傷で今年夏ごろに労災認定を受けたという。13日の意見陳述で、29歳の女性は、体調が悪くなった時も「新入りが休みたいとは言えなかった」と述べ、38歳の女性は「窓も開かない閉鎖された空間でパワハラやいじめがあった」と訴えた。

 オリエンタルランド広報部は「係争中の案件のためコメントは差し控える」とした。

 オリエンタルランンドの「請求棄却を求める」という態度や、「コメントは差し控える」という広報部の言葉、実に、がっかりだ。

 団体交渉を重ねてきたものの、こういう事態に至ったようだが、なぜ訴訟にまで至る前に、二人の女性と和解できなかったのか。

 弁護士ドットコムからも引用する。
弁護士ドットコムの該当ページ

2018年11月13日 12時02分
ディズニーパワハラ訴訟、初弁論でキャスト「夢の国に未来はない」と悲痛の訴え

東京ディズニーランド(千葉県浦安市)で着ぐるみをかぶってショーなどに出演していた契約社員の女性2人が、過重労働やパワハラで心身に苦痛を受けたなどとして、運営会社オリエンタルランドに対し、計約755万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が11月13日、千葉地裁(阪本勝裁判長)で開かれた。会社側は答弁書で請求棄却を求めたが、認否については保留している。

意見陳述に立った女性2人は「夢の国に未来はない」「仕事内容を外部に話してはいけなかったため、友達や家族に話すこともできなかった」と訴えた。

●「ゲストの笑顔に会いたい」と訴え

女性(29)は意見陳述で、捻挫や熱があっても通常どおり働かなければならない過酷な現場について振り返った。2016年11月ごろから左腕が重くなりはじめていたが、休む場合には代わりを見つけなければならず、出演し続けていたという。「やりがいがあっても怪我をしたら終わり。世界に誇れるディズニーとして、キャストが人としても大事にされるよう裁判に夢を託しました」と訴えた。

また、もうひとりの原告である女性(38)は、ディズニーで働くことが中1からの夢だった。ダンスや芝居を磨き、24歳でようやく憧れの仕事につくことができ「無我夢中だった」と振り返る。しかし、入社当時から厳しい上下関係といじめがあり、「やりたい役があるなら、上司に気に入られるように」と言われたこともあったという。

13年1月には、来場客と記念撮影などを行う「グリーティング」中に客(成人男性)から故意に右手薬指を反対側に折られて負傷したという。その後、グリーティングに当たっていると、恐怖でフラッシュバックし、過呼吸を起こすようになった。それでも上司は「次に倒れたら辞めてもらう」と取り合ってくれなかったという。

女性は「このまま我慢しても限界がくる。この仕事が好きで、ずっと続けたい。ゲストの笑顔に会いたい。安心して働ける職場が私の夢です」と涙ながらに訴えた。

●「ゲストの夢を壊す」と苦悩

口頭弁論後、女性と代理人、女性が所属する「なのはなユニオン」などが弁護士会館(千葉市)で会見を開いた。女性2人は裁判を起こすことで「ゲストの夢を壊す」と苦悩しながらも、職場環境の改善を求めて、裁判に踏み切ったという。

女性(29)は「出演者であることを公言することで、『夢を壊した』とされ、現場に戻ることはまず難しいと思っている」としながら、「少しでも長く働き続けられる環境に変わることが願い。裁判を起こすことはとても勇気が必要だったけれど、声をあげることが、現場でよくしてくれた方への恩返しと信じたい」と語った。

また、女性(38)も「夢を守るため」裁判を起こすことを躊躇したという。しかし、上司にいじめを相談しても変わらず、相談したことでよりひどくなっていったことから、「このまま耐えるだけではこの先も何も変わらない」と訴訟に打って出ることを決意した。

ゲストの笑顔やありがとうという言葉に助けられ、どんなことにも耐えることができた。しかし、毎日悪口が飛び交う職場でいじめに耐えられず、仕事は好きなのに辞めていく同僚を見ていると「この職場環境で最高のパフォーマンスができるのか疑問に思った」という。

女性(38)は「相変わらずディズニーの世界が大好きで、この仕事をずっと続けたいし早くゲストに会いたい。裁判することは怖い。でもディズニーが悪いのではありません。安心して働ける職場になってほしい」と語った。

 このお二人は、裁判に至るまで、ずいぶんと自問自答したことだろう。

 その複雑な心情は、「ディズニーが悪いのではありません」という言葉に象徴されている。
  
 どんな仕事も、体調が悪くて休みたくても、代りの人がいそうもないなら、つい無理をしてしまうと思う。
 しかし、心身ともに無理が重なれば、とても「夢」を売る仕事などできるはずもない。

 契約社員であろうが、社員。彼ら、彼女たちが働きやすい環境をつくることで、初めて、お客さんに「夢」を売ることができるはず。

 キャストが素顔を晒すことの重大性を、このお二人は十分に分かった上で、辛抱の限界を超えたために、苦渋の決断をしたのだと察する。
 
 しかし、会社側はというと、こういう行動に出ている。
 引用を続ける。

●弁護士「身分に影響すると言わんばかりの書面」

代理人の広瀬理夫弁護士によると、会社側から原告側に対して情報管理の徹底に関する社内ルールを守るよう求める内容の書面が届いたという。

廣瀬弁護士は「この裁判の直前になって、秘密事項や会社の業務の内容の詳細について話すとあなた方の身分に影響すると言わんばかりの書面が送られてきた。異常な状態だ」と指摘した。

会社は団体交渉の中で、「労働災害に認定されたことは認めるが、労働災害認定=安全配慮義務違反があったということではない」と主張しているという。


 最後の会社側の発言、なんとも残念だ。

 今回の訴訟におけるオリエンタルランドの対応は、「ディズニー」というブランド・イメージをも落としかねない。

 企業には、それぞれに「売り物」がある。

 オリエンタルランドは、いったい何を売る企業なのか・・・・・・。

 お客に「夢」を売る企業だとするならば、まず第一に、社員の夢を大事にする企業でなければならないと思う。

 10年の職歴のある女性の、「相変わらずディズニーの世界が大好きで、この仕事をずっと続けたいし早くゲストに会いたい。裁判することは怖い。でもディズニーが悪いのではありません。安心して働ける職場になってほしい」という言葉を、会社側は真摯に受け止めて欲しいと思う。

 甘い、という指摘もあるかもしれないが、私はこう思う。
 彼女の「夢」を壊さないようにすることこそ、子供たちの「夢」を大事にすることにつながるのではないだろうか。

# by koubeinokogoto | 2018-11-13 21:05 | 責任者出て来い! | Comments(2)
 麻生太郎という人は、とかく、自分のことを棚に上げて発言する。

 朝日から引用。

朝日新聞の該当記事


不摂生な人の医療費負担「あほらしい」に麻生氏が同調
2018年10月23日16時46分

 麻生太郎財務相は23日の閣議後会見で、不摂生で病気になった人の医療費を負担するのは「あほらしい」とした知人の発言を紹介し、「いいことを言う」と述べた。

 麻生氏は「おれは78歳で病院の世話になったことはほとんどない」とした上で「『自分で飲み倒して、運動も全然しない人の医療費を、健康に努力している俺が払うのはあほらしい、やってられん』と言った先輩がいた。いいこと言うなと思って聞いていた」と話した。記者から麻生氏も同じ考えかと重ねて問われると「生まれつきもあるので、一概に言うのは簡単な話ではない」と説明。予防医療の推進自体は「望ましい」とも語った。

 麻生氏は2013年1月の社会保障国民会議では、終末期医療に触れ、「さっさと死ねるようにしてもらうとか、考えないといけない」と発言。延命治療についても「(自分なら)その金が政府のお金でやってもらっているなんて思うと、ますます寝覚めが悪い」と述べ、その後、発言を撤回している。

 まず、その原因が不摂生にあろうが、摂生していての疾病であろうが関係なく、日本の健康保険制度の適用は公正であるべきだ。

 もちろん、予防を呼びかけることは重要だ。

 しかし、麻生太郎が、知人の個人的な見解について、政府の責任ある立場にあることの自覚なしに同調するのは、あまりにも軽率。

 もっと言うなら、この男、不摂生はしないのか・・・・・・。

 私は、国民の血税を使って不摂生しているのではないか、と思っている。

 これまでにも何度かメディアでも指摘されているが、この人、税金でさんざん飲み食いしているのだ。

 「赤旗」から引用する。

しんぶん「赤旗」の該当記事

2017年12月29日(金)
政治資金使って閣僚ら飲食三昧
麻生氏 高級クラブ1回108万円
塩崎氏 会食1日9店に87万円

300万超9人 1000万超2人 16年分

 自民党国会議員による政治資金を使った飲み食いがいっこうに止まりません。なかでも麻生太郎財務相ら2人が2016年に1000万円を超える支出をしていたことが28日、同年分の政治資金収支報告書からわかりました。
 (井上拓大、矢野昌弘)


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 安倍内閣の閣僚や16年に閣僚だった自民党議員が代表となっている資金管理団体を調べたところ、少なくとも9人が飲み食いに総額300万円を超える多額の支出をしていました。(表参照)

 最も多かったのは、今年も麻生財務相の資金管理団体「素淮会」でした。調査を始めた14年は1531万円、続く15年は1672万円でしたが、16年は1754万円とさらに増えていました。3年連続でダントツの支出1位でした。

 支出先は、前年も多額の支出をした高級クラブに1回で108万円を払うなど、多額の支出をしていました。

 また、星の数で料理店を格付けする「ミシュランガイド東京2017」の常連店でたびたび支出しています。

 東京・銀座の三つ星すし店に3回、渋谷区の二つ星日本料理店に4回も支出していました。

 「ミシュランガイド」では、三つ星は「そのために旅行する価値のある卓越した料理」、二つ星は「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」となっています。

 支出の目的は、いずれも「会合」となっています。しかし、こうした料理店や高級クラブで、わざわざ政治活動の「会合」をするのか、疑問です。

 塩崎恭久前厚生労働相は1225万円を支出。15年の1101万円からさらに支出を増やしています。東京・港区赤坂の一つ星日本料理店に支出した他、「会食」として1日で9店に計87万円を支出していました。

 16年1月に口利き疑惑で経済再生相を辞任した甘利明衆院議員は、15年の1128万円から大きく減ったものの392万円を支出。共謀罪をめぐる国会審議で、“迷答弁”を連発した金田勝年前法相は「飲食代」「食事代」の名目で計404万円を使っていました。この他にも「酒代」として73万円を秋田県内の酒造メーカーなどに支出しています。

 政治資金は非課税と優遇されており、政治活動を口実にした飲み食いへの支出は、国民の厳しい監視が必要です。

 少し古いが、首相だった頃でさえ、麻生太郎は六本木の会員制クラブによく出入りし、午後九時頃入店し、3時間ほど滞在していたことなどが確認されている。

 それって、摂生している、と言えるのかね。

 健康に関する不摂生でもあり、税金の不節制でもある。

 まだ、大きな病気などになっていないから、知人の言葉に同調しているようだが、ミシュランの店でコレステロールたっぷりの料理を食べ、会員制クラブで深酒して病気になったら、あんたには保険適用外の医者にでもかかってもらおうか。

 それまでにも税金を無駄にしてきた人に、我々の保険料を使ってもらいたくないものだ。

 とはいえ、ブラックジャックも、あんたの面倒はみないじゃないかな。

 失敗しない「ドクターX」でも探すかい。

 いつどうなるか分からないから、国民皆保険制度で相互扶助しようということ。

 不摂生を語る前に、まずご自分の生活態度をあらためるべきではないかなぁ、太郎さん!

# by koubeinokogoto | 2018-10-24 20:59 | 責任者出て来い! | Comments(0)
 沖縄県の知事選は、日本の政治において久しぶりに味わう、嬉しいニュース。

 しかし、大手メディアはこのニュースをほとんど“スルー”していたことを、LITERAの記事が指摘している。

LITERAの該当記事

政権忖度? 沖縄知事選の詳報をテレビが一斉スルー! 『ひるおび!』では立川志らくが辺野古反対を「妨害」よばわり

 という題の10月1日付けの記事から引用する。

 辺野古新基地建設に反対する玉城氏を新たな知事に選ぶという沖縄の民意があらためて示されたというのに、徹底的に無視する──。この冷酷な安倍政権の態度は許しがたいものだが、しかし、それはメディアの報道も同じだ。

 というのも、投開票から一夜明けた本日、NHKの『ニュース7』が、沖縄県知事選の結果について、まったくふれなかったのだ。

 もともとNHKは今回の沖縄県知事選についてほとんど取り上げてこなかったが、まさか、看板のひとつである報道番組で結果にさえふれないとは、あまりに露骨すぎるだろう。

 さらに、民放のワイドショーも、ほとんどが沖縄県知事選の話題をスルーした。きょうのワイドショーは軒並み、台風に貴乃花親方問題、樹木希林の告別式、平尾昌晃の遺産騒動、大阪府警富田林署から逃走していた樋田淳也容疑者の逮捕といった話題をピックアップ。沖縄県知事選の結果をスタジオのコメント付きで取り上げたのは『ひるおび!』(TBS)だけで、それも10時台の新聞チェックのコーナーでわずか約8分間だった。

 これは、2014年に翁長知事が当選した前回選挙と比べると、あまりにも違いがありすぎる。現に、前回の選挙の翌日は、『とくダネ!』(フジテレビ)ではオープニングから翁長氏の当選を伝え、当時、現職だった仲井眞弘多元知事による辺野古沖の埋め立て承認の問題を取り上げた。さらに、『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)でも2番目のニュースとして「“普天間基地移設反対派”が当選」と時間を割いて報じ、『スッキリ!!』(日本テレビ)も選挙結果を伝えていた。

 ちなみに、前回の2014年時よりも時事ネタを扱うワイドショーの数は増えている。しかも、今回の沖縄県知事選では、ワイドショーの大好物である小泉進次郎議員が3回も沖縄入り。その上、自民党はつい先日まで安倍首相の“敵”だった石破氏さえ応援に駆り出していた。また、玉城氏の当選は日本で初のミックスルーツをもつ知事の誕生でもあり、ワイドショーが食いつく“ネタ”は山ほどあったのだ。

 なのに、前回とは打って変わって、選挙結果を取り上げない──。このわかりやすい事実が示しているのは、いかにNHKやワイドショーが、沖縄の民意を伝えることを「政権批判」と捉えているのか、という問題だろう。

 またもや、“忖度”もここまできたか。

 なかでもNHKは、酷い。

 安倍の鹿児島での総裁選出馬宣言を“生”で放送するほど政権に肩入れし、沖縄県知事選の自民党敗北については、こんな扱いだ。

 “公共”という看板を、早く下ろした方が良い。

 民放では、相変わらず“コメンテーター”なるタレントが、とんでもないことを言っている。

 LITERAの引用を続ける。

つまり、こういうことだ。進次郎議員を筆頭に、菅官房長官や二階俊博幹事長などの大物政治家まで動員するなど自民党が総力戦を繰り広げながら敗北したという事実。そして何より、沖縄県民が辺野古新基地建設に反対という民意を国に叩きつけたという事実。そうした紛れもない「事実」を伝えることさえ、「政権批判をしたと圧力をかけられるかもしれない」と怯え、“報道しない”という忖度を働かせた──そういうことではないのか。

 実際、約8分間だけ知事選の結果について取り上げた『ひるおび!』では、立川志らくが「遺志を継ぐだけではなく今後、理想を現実にしないと人びとは待ってくれないですよね」「(基地建設を)妨害する、つくらせないっていうのはいいんだけど、それじゃあどうするんだってことですよね」などとコメント。八代英輝も「おそらく辺野古に積極的に賛成の人って国民に誰もいないと思うんですよ」と言いながら、そうした沖縄の民意を「理想論」だと述べた。辺野古の新基地建設に反対することは「妨害」であり、反対という民意は「理想論」でしかない……。つまり、沖縄の声の側に立つのではなく、政権の側から知事選の結果を斬ったのだ。

 志らくの言葉には、あきれる。

 「理想を現実にしないと人びとは待ってくれない」と言う「人びと」とは、誰を指すのか。

 沖縄の人びとが誰を選んだのか、という事実こそが、理想を現実にするための行動であることが、分かっていない。

 そもそも、志らくは、自分の意見を述べていない。
 表層的に、批判しているだけである。

 「おまえはどう考えているんだ!」と問いたくなる。

 それを言っちゃあ番組に出れない、という構造にこそ問題もあるのだが、噺家が庶民の立場ではなく、“おかみ”の視点に立ったり、中立を装う評論家になってしまうのは、私は許せない。

 逆なのだ。
 「二本差しが怖くて、田楽が食えるか!」と言う八っつあん、熊さんのように、おかみのやることへの批判精神を笑いで包んで発言してこそ、噺家ではないのか。

 沖縄市民が辺野古移転に身体を張って反対していることの、問題の本質が、志らくや八代には分からないのか、分かろうとしないのか・・・・・・。


 第四次安倍内閣は、最低最悪の内閣に近いかもしれない。

 さっそく文部科学大臣が、暴言を吐いている。

 あえて言うが、馬鹿な発言。

 しかし、馬鹿に刃物を持たせると怖い、のだ。

 今、大手メディアが、そんな内閣への批判精神を失う、馬鹿なメディアになってきた。

 創価学会員でありながら玉城候補に一票を投じた人を含め、自民党の圧力に屈しなかった沖縄県民の精神を、メディア人は、しっかりと受け止めるべきではなかろうか。


# by koubeinokogoto | 2018-10-04 12:27 | 責任者出て来い! | Comments(6)
 自民党総裁選における、安倍陣営の秋葉原の“動員”には、驚いた。

 大作映画のエキストラか、という人数。

 他にも、石破陣営を叩く姿勢や、モリカケ問題における詭弁、まさに独裁者としてやりたい放題。

 LITERAから引用する。

LITERAの該当記事

安倍首相が秋葉原街宣で大量の組織動員! 係員が「動員の方ですか?」とステッカー提示求め一般市民を排除
2018.09.19.

 本日、自民党総裁選の最終日を迎え、安倍首相はいつものJR秋葉原駅前に現れたが、またも駅前ロータリーには、日の丸の小旗をふる聴衆が大集結していた。しかし、この光景はなんともトホホな裏があった。

 今回の総裁選で安倍首相は醜態を晒しつづけてきた。たとえば、対抗馬である石破茂・元幹事長の陣営に対し「干すぞ」と恫喝したり、神戸市議らにも「石破の応援演説に参加すれば将来に差し障る」と圧力をかけ、さらに石破派の斎藤健農水相も安倍支持の国会議員から「辞表を書いてからやれ」と迫ったことを暴露されるなど、その「パワハラ体質」をいかんなく発揮。

 しかも、台風21号や北海道地震などの大規模災害が連続して発生、石破氏は総裁選の延期を提案したが、安倍自民党はこれを拒否して3日間の選挙活動の自粛とした。その結果、東京・銀座で予定されていた8日の安倍首相と石破氏による街頭演説会は中止となり、東京では2人の合同街頭演説会がおこなわれなかった。

「公正、正直」をスローガンに掲げ、安倍首相が民主主義をいかに壊しているのかを訴えながら憲法改正にも「まずは議論を」と主張する石破氏は、当初、国民からの支持を伸ばしていた。現に、ANN世論調査の8月18・19日実施時点では、自民党の次期総裁は安倍氏がいいと答えた人は34%だったが、石破氏は42%で安倍首相を上回ったほどだ。

 東京で合同街宣演説会を開けば、その声援に差がつき石破人気が印象付けられること、さらに昨年の都議選時のように「こんな人たち」から安倍首相への批判や抗議の声があがることを安倍陣営は恐れ、災害にかこつけて合同街宣演説会を中止にしたのである。

 安倍陣営の姑息さには反吐が出るが、それはきょうの単独街宣も同じだった。きょうの秋葉原街宣で安倍陣営は、日の丸を振る安倍応援団だけではなく、業界団体にまで大々的な「動員」をかけていたのである。

●係員が立ちはだかり「動員の方ですか?」と一般市民を排除し、支持者を良席へ誘導

 事実、安倍首相が演説をおこなった街宣車に近い歩道は、カラーコーンとバーで通行を規制し、さらにメディアのカメラが並んだ側の安倍首相がよく見える場所や、同じくもっとも眺めがいい2階の通路正面側では、鉄柵が張り巡らされ、中に入ろうとすると自民党スタッフがこう言って立ちはだかった。

「動員の方ですか? ステッカーを見せていただかないとここには入れません」

 きょうの街頭演説会の開始前、秋葉原駅前ではいろんな場所でスーツ姿の人々が名刺交換をおこない、「自民党総裁選 9月20日開票」と書かれた白いステッカーを手渡している場面があちらこちらで見られた。

「週刊朝日」オンライン限定記事(9月16日配信)によると、9月14日、「安倍総裁三選を応援する有志の会」代表・下村博文衆院議員の名前で、こんなFAXが〈東京都内の業界団体〉に送られていたという。

〈自由民主党総裁選挙の投開票を控え、私ども東京都選出国会議員有志は「安倍総裁三選を応援する会」を結成し、下記の通り「東京街宣演説会」を開催することと致しました。急なお願いで大変恐縮ではございますが、皆さま方におかれましては是非足をお運び頂き、できるだけ多くの方の動員にもご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます〉

 しかも、このFAXにはご丁寧にも〈東京街頭演説会に(出席・欠席)します〉と出席するか否かを丸をつけて報告させる「出欠票」が付いており、そこには「団体名」や「参加人数」、「現場担当者名」「連絡先携帯番号」までをも記述して返信するよう求めている。きょう、秋葉原でやりとりされていた総裁選の白ステッカーは、こうやって動員をかけられてやってきた人々に配られていたのだ。

 一万人の動員を目指し、結果として三千人ほどの“サクラ”を集めたようだ。

 この“サクラ”あるいは“エキストラ”によるバリケードは、「アベヤメロー」と叫ぶ一般市民を遠ざけるために動員され、また、安倍の支援者が多いことを示すための擬似街頭演説の映像化のために召集されたわけだ。

 石破は、対抗上、渋谷で「国民」を連呼。
 こっちにどれだけ“サクラ”が存在したかは知らない。

 結果は、想定通りの安倍の三選。

 しかし、石破の得票は、安倍陣営の予想を上回った。

 朝日新聞から引用する。

朝日新聞の該当記事

 総裁選は1人1票の投票権を持つ国会議員票405票と、党員・党友による地方票405票の計810票で争われた。首相は553票(議員票329票、地方票224票)を獲得し、254票(議員票73票、地方票181票)だった石破氏を破った。

 国会議員票については、朝日新聞の事前の取材で首相は337票を集めていたのに対し、石破氏は50票にとどまっていた。だが、実際の投票結果では石破氏が20票以上を上乗せし、首相は取材の数字を下回った。

 議員票で圧倒的にリードし、首相の3選が確実視される中、焦点になっていたのは地方票だった。首相は地方票でも石破氏に勝利したものの、石破氏の獲得票は、両陣営の事前の予想を上回った。

 「勝てば官軍」なのだろう、長州出身の男にとっては。

 しかし、今回の石破が得た票は、身内での現政権への批判票と言えないこともないが、あくまで自民党内の出来事。

 もし、小泉の倅がもっと早くに石破支持を明確にしていたら、と思う人も多いと思うが、しょせん、あの若者も自民党という井の中で、うまく泳ぐことしか考えていない蛙だ。

 今ほど、政治家と国民が乖離している時期はないように思う。
 
 秋葉原の“サクラ”の壁の外にいた「アベヤメロー」を叫ぶ人たちが、日本中にいることを、そのうち安倍は知ることになるはずだ。

 独裁者は、そう長くは君臨できるはずがない。

# by koubeinokogoto | 2018-09-20 22:27 | 責任者出て来い! | Comments(0)

人間らしく生きることを阻害するものに反対します。


by 小言幸兵衛