幸兵衛の小言

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 自民党総裁選における、安倍陣営の秋葉原の“動員”には、驚いた。

 大作映画のエキストラか、という人数。

 他にも、石破陣営を叩く姿勢や、モリカケ問題における詭弁、まさに独裁者としてやりたい放題。

 LITERAから引用する。

LITERAの該当記事

安倍首相が秋葉原街宣で大量の組織動員! 係員が「動員の方ですか?」とステッカー提示求め一般市民を排除
2018.09.19.

 本日、自民党総裁選の最終日を迎え、安倍首相はいつものJR秋葉原駅前に現れたが、またも駅前ロータリーには、日の丸の小旗をふる聴衆が大集結していた。しかし、この光景はなんともトホホな裏があった。

 今回の総裁選で安倍首相は醜態を晒しつづけてきた。たとえば、対抗馬である石破茂・元幹事長の陣営に対し「干すぞ」と恫喝したり、神戸市議らにも「石破の応援演説に参加すれば将来に差し障る」と圧力をかけ、さらに石破派の斎藤健農水相も安倍支持の国会議員から「辞表を書いてからやれ」と迫ったことを暴露されるなど、その「パワハラ体質」をいかんなく発揮。

 しかも、台風21号や北海道地震などの大規模災害が連続して発生、石破氏は総裁選の延期を提案したが、安倍自民党はこれを拒否して3日間の選挙活動の自粛とした。その結果、東京・銀座で予定されていた8日の安倍首相と石破氏による街頭演説会は中止となり、東京では2人の合同街頭演説会がおこなわれなかった。

「公正、正直」をスローガンに掲げ、安倍首相が民主主義をいかに壊しているのかを訴えながら憲法改正にも「まずは議論を」と主張する石破氏は、当初、国民からの支持を伸ばしていた。現に、ANN世論調査の8月18・19日実施時点では、自民党の次期総裁は安倍氏がいいと答えた人は34%だったが、石破氏は42%で安倍首相を上回ったほどだ。

 東京で合同街宣演説会を開けば、その声援に差がつき石破人気が印象付けられること、さらに昨年の都議選時のように「こんな人たち」から安倍首相への批判や抗議の声があがることを安倍陣営は恐れ、災害にかこつけて合同街宣演説会を中止にしたのである。

 安倍陣営の姑息さには反吐が出るが、それはきょうの単独街宣も同じだった。きょうの秋葉原街宣で安倍陣営は、日の丸を振る安倍応援団だけではなく、業界団体にまで大々的な「動員」をかけていたのである。

●係員が立ちはだかり「動員の方ですか?」と一般市民を排除し、支持者を良席へ誘導

 事実、安倍首相が演説をおこなった街宣車に近い歩道は、カラーコーンとバーで通行を規制し、さらにメディアのカメラが並んだ側の安倍首相がよく見える場所や、同じくもっとも眺めがいい2階の通路正面側では、鉄柵が張り巡らされ、中に入ろうとすると自民党スタッフがこう言って立ちはだかった。

「動員の方ですか? ステッカーを見せていただかないとここには入れません」

 きょうの街頭演説会の開始前、秋葉原駅前ではいろんな場所でスーツ姿の人々が名刺交換をおこない、「自民党総裁選 9月20日開票」と書かれた白いステッカーを手渡している場面があちらこちらで見られた。

「週刊朝日」オンライン限定記事(9月16日配信)によると、9月14日、「安倍総裁三選を応援する有志の会」代表・下村博文衆院議員の名前で、こんなFAXが〈東京都内の業界団体〉に送られていたという。

〈自由民主党総裁選挙の投開票を控え、私ども東京都選出国会議員有志は「安倍総裁三選を応援する会」を結成し、下記の通り「東京街宣演説会」を開催することと致しました。急なお願いで大変恐縮ではございますが、皆さま方におかれましては是非足をお運び頂き、できるだけ多くの方の動員にもご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます〉

 しかも、このFAXにはご丁寧にも〈東京街頭演説会に(出席・欠席)します〉と出席するか否かを丸をつけて報告させる「出欠票」が付いており、そこには「団体名」や「参加人数」、「現場担当者名」「連絡先携帯番号」までをも記述して返信するよう求めている。きょう、秋葉原でやりとりされていた総裁選の白ステッカーは、こうやって動員をかけられてやってきた人々に配られていたのだ。

 一万人の動員を目指し、結果として三千人ほどの“サクラ”を集めたようだ。

 この“サクラ”あるいは“エキストラ”によるバリケードは、「アベヤメロー」と叫ぶ一般市民を遠ざけるために動員され、また、安倍の支援者が多いことを示すための擬似街頭演説の映像化のために召集されたわけだ。

 石破は、対抗上、渋谷で「国民」を連呼。
 こっちにどれだけ“サクラ”が存在したかは知らない。

 結果は、想定通りの安倍の三選。

 しかし、石破の得票は、安倍陣営の予想を上回った。

 朝日新聞から引用する。

朝日新聞の該当記事

 総裁選は1人1票の投票権を持つ国会議員票405票と、党員・党友による地方票405票の計810票で争われた。首相は553票(議員票329票、地方票224票)を獲得し、254票(議員票73票、地方票181票)だった石破氏を破った。

 国会議員票については、朝日新聞の事前の取材で首相は337票を集めていたのに対し、石破氏は50票にとどまっていた。だが、実際の投票結果では石破氏が20票以上を上乗せし、首相は取材の数字を下回った。

 議員票で圧倒的にリードし、首相の3選が確実視される中、焦点になっていたのは地方票だった。首相は地方票でも石破氏に勝利したものの、石破氏の獲得票は、両陣営の事前の予想を上回った。

 「勝てば官軍」なのだろう、長州出身の男にとっては。

 しかし、今回の石破が得た票は、身内での現政権への批判票と言えないこともないが、あくまで自民党内の出来事。

 もし、小泉の倅がもっと早くに石破支持を明確にしていたら、と思う人も多いと思うが、しょせん、あの若者も自民党という井の中で、うまく泳ぐことしか考えていない蛙だ。

 今ほど、政治家と国民が乖離している時期はないように思う。
 
 秋葉原の“サクラ”の壁の外にいた「アベヤメロー」を叫ぶ人たちが、日本中にいることを、そのうち安倍は知ることになるはずだ。

 独裁者は、そう長くは君臨できるはずがない。

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# by koubeinokogoto | 2018-09-20 22:27 | 責任者出て来い! | Comments(0)
 本日未明の大地震で、泊原発の外部電源が一時喪失していたという、恐ろしい記事。
47NEWSの該当記事

泊原発で外部電源が一時喪失
使用済み燃料は冷却継続
2018/9/6 13:48

 6日午前に北海道で発生した地震で、震度2を観測した泊村にある北海道電力泊原発は午前3時25分、外部電源が喪失、午後1時までに復旧した。同原発は現在停止中で、1~3号機の原子炉に核燃料は入っていないが、非常用発電機6台を起動して、使用済み燃料計1527体を貯蔵中のプールの冷却を続けた。原子力規制庁によると、原子炉の冷却に必要な重要設備に異常は見られず、原発の敷地内や周辺の放射線量に変化はないという。

 規制庁によると、原発周辺にある放射線監視装置(モニタリングポスト)計91基のうち21基が、地震の影響で停止した。

 原発は、停止中だって、使用済み燃料は冷却を続けなければならない。
 そのために外部電源が必要となり、大量の電気が必要な発電所、という皮肉。

 泊原発については、ずいぶん古くなるが書いたことがある。
2011年6月28日のブログ

 重複するが、鎌田慧著『原発列島を行く』(集英社新書、2001年11月初版発行)から、あらためて泊原発の誕生の背景や、失われた海のことを紹介したい。
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鎌田慧著『原発列島を行く』
 泊は、石炭の町から、原発の町に変わった歴史を持つ。
村の苦境が狙われた
 北海道の積丹半島の付け根に建設された泊原発が、立地決定の69年当時、「共和・泊原発」と呼ばれていたのは、隣接する共和町との境界線あたりが予定地とされていたからだ。
 このあたりが、建設候補地に選定されたのは、その二年前の67年。それを受けたかたちで、古宇郡泊村には「誘致期成会」が結成された。しかし、岩内郡と泊の両漁協は、真っ向から反対した。
 かつて海の色を変えたといわれたニシンブームは去っていたとはいえ、北上してきた対馬暖流を阻むかのように、突兀(とつこつ)として日本海に突きだした積丹半島は、スケトウダラの産卵場であり、ウニの宝庫でもあった。
 ほぼ一万人を数えていた泊村の人口が、一挙に半減したのは、64年4月、村内にあった茅沼炭鉱閉山の打撃によった。
 この炭鉱は、タラ獲りの「漁夫」によって発見されたもので、函館奉行所、官営炭鉱としての歴史を経て操業108年、戦争末期には、労働者の四分の三が朝鮮人労働者だった(『茅沼炭鉱史』)。
 炭鉱とニシン漁によって、内地からの労働者を多く抱え、泊村の商店街も繁栄していたのだが、「エネルギー転換」によって、炭鉱は歴史を閉じた。とはいっても、この村が、それまでのように、「石炭から石油へ」と段階を踏むのではなく、いきなり、「石炭から原発へ」と一足飛びになったのをみると、村の苦境が狙われていたのがよくわかる。


 ニシン、そして石炭は、歴史的に北海道の主要産業である。「ニシン御殿」や「黒いダイヤ」という言葉が、懐かしい。炭鉱には落盤事故などの危険はある。しかし、あえて言うのならば、石炭からは放射能が発生しない。

 海岸沿いの炭鉱閉鎖地域の苦境に付け込んだのが、まさに原子力村の常套手段だった。
 スイートコーン(トウモロコシ)畑で立ち話をした農民の話によれば、3号炉建設にともなって、8億円支払われたのだが、それ以外にも5億円が追加されている、という。カネが必要になると、電力会社に「迷惑料」が請求される。「風評被害」が担保だが、どこの原発地帯にも共通する、自立とはほど遠い、「打ち出の小槌」への依存である。
 泊村役場は、ややメルヘンチックな建物で、9億6000万円、屋内アイススケート場(8億円)、国民宿舎(15億円)、公共施設はすべて新築、電柱にはオレンジ色の街灯がともり、12歳以下の医療費は無料である。
 さらに、修学旅行の費用は半額補助、70歳以上の老人には年間70枚の温泉無料券、それ以下の年齢は50枚配布される。村内に家を建てれば、200万円の補助がある。いわば、「原発パラダイス」である。


 この「原発パラダイス」の結果、どうなったのか。
温排水による海水上昇
「岩内原発問題研究会」の斉藤武一さん(四十八歳)は、岩内町立の保育所で、「保育士」として働いている。自治労の組合員で、本部が募集している「文学賞」に、反原発運動のルポルタージュを書き送ってこられていて、選考委員のひとりであるわたしはよく記憶していた。
 定年にちかい年輩のひととばっかり想像していたのだが、五十歳前、まだまだ職場になくてはならない人物である。原発促進の自治体にいて、少数者として抵抗するのには、勇気を必要とする。
 岩内町もまた、泊とおなじように、原発反対派がごく少数の地域である。岩内町にとっての原発は、一村をへだてた村にある存在だから、交付金はすくない。それでも、二基のドーム型の原発は、ちいさな入り江をはさんで、街なかから対岸にくっきりとみえていて、なにやら危なっかしい。その距離わずか五キロメートル。
「原発反対にたちあがるまで、十五年かかりました」
 と斉藤さんは率直である。78年から、彼は岩内港の防波堤で、夕方六時にバケツで採集した、海水の温度の変化を記録してきた。その結果、原発の運転開始前と試運転後の冬季間の水温が、1.6度上昇していることが判明した。
 いうまでもなく、温排水の影響だが、20年にわたって、うまずたゆまず、確実な手つきで原発の海で診断してきた沈着さが、最北の原発反対運動の静かな情熱をあらわしている。「報告書」には、原発から五キロメートル離れた地点での1.6度におよぶ水温上昇について、こう書かれている。
「スケソウが水深200メートルから水深300メートルに移動していることと関係あると思われる」
 不漁になった理由である。斉藤さんの祖父は、茅沼炭鉱から専用鉄道で、岩内港まで運ばれてきた石炭を、貨物船に積み込む「沖仲仕」だった。閉山のあおりを食って失職したのだが、その息子にあたる父親は、スケトウ景気に沸く魚市場のまっただなかで仲買人となった。町内でいちばん最初にテレビを買った、というから羽振りがよかった。
 石炭景気とスケトウ景気。それへの依存と栄華の記憶が、商業都市として拡大した岩内のひとたちの、原発への期待に反転した。

 原発は自然を崩壊させ、恐怖を生み出す。

 停止中でさえ、使用済み燃料棒は、ほぼ永遠に冷却し続けなくてはならない。

 ということは、地震などの自然災害による一次的な危険のみならず、「原発は大丈夫か!?」という問い、そして不安が、ほぼ永遠に消え去ることはない、ということだ。

 そんな原発など、いらない。

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# by koubeinokogoto | 2018-09-06 20:47 | 原発はいらない | Comments(0)
 毎日に、早稲田の学生が、東京五輪学生ボランティアに関するサイトを作り、それが、痛烈な諷刺になっていて話題、という記事があった。
 会員用有料記事なので、冒頭の無料部分のみ引用。
毎日新聞の該当記事

東京五輪
学生ボランティア風刺サイト 作者語る

会員限定有料記事 毎日新聞2018年8月23日 07時00分(最終更新 8月23日 08時39分)

「東京五輪学生ボランティア応援団」というサイトが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で拡散している。一見、2020年東京五輪・パラリンピック(7月24日~9月6日)の学生ボランティアを絶賛しているようで、実は痛烈な風刺になっていて、作家の綾辻行人(あやつじ・ゆきと)さんも「大変に健全な皮肉」と自身のツイッターで紹介した。サイトを制作した早稲田大政治経済学部2年の松本海月(かずき)さん(20)に、サイトに込めた思いを聞いた。【大村健一/統合デジタル取材センター】

 そのサイトが、こちら。
「東京五輪学生ボランティア応援団」のサイト

 詳しくは、リンクしてご覧いただきたいが、一部をご紹介。

 冒頭の「ごあいさつ」で、管理人は名前を名乗った後、こう続けている。
いよいよ、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会(以下、東京五輪)まであと2年です!
私も、このやりがい先進国・日本で「美しい五輪」が実現することを大変心待ちにしています。

その東京五輪において、東京五輪組織委員会の皆さんは、私たち学生に、やりがい溢れるボランティアの機会を与えてくださろうとしています。
日本には昔から、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」ということわざがありますが、この貴重な機会を、組織委の皆さんはなんと無料で提供してくださるのです!!

こんな機会、ほかにあるでしょうか?

 そうそう、こんな機会は、そうはない!

 締めの部分。ここに、管理人の言い分が集約されている。
最後に

私は、東京五輪まで2年と迫った今、もうすでに感動と興奮を抑えられません。

1兆円以上もの予算を提示しながらボランティアにはたとえスキルがあろうが無かろうがびた一文出さない組織委の倹約精神、「排除します」と堂々宣言した人間をトップに抱えながら「ダイバーシティ」を掲げる厚顔無恥、東京五輪なんか大した興味もないだろうに宣伝効果やらCSRやらを意識して金だけ出しておく大企業、戦中の金属供出を彷彿とさせる都市鉱山からのメダル製作、本当に環境のことを考えているのならオリンピックなんかやらないほうがよほど環境にいいという当然の論理を無視できる二重思考、どう考えても耐え難いであろう酷暑に対して打ち水で挑もうとする竹槍根性、睡眠やコンピュータの専門家から明確な異論反論が出され、諸外国では廃止が検討されているにも関わらず今更サマータイムを導入しようと躍起になる政治家、問題は山積しているというのに未だにやりがいや絆や感動などといった聞こえのいい言葉に簡単に騙されてしまう国民、これらの要素が揃えば、美しい国・日本は世界に誇る自己犠牲の精神をもって最高の五輪を実現できるに違いないからです。

皆さん、この素晴らしい我が国の、威信を懸けた祭典のためにぜひ身を賭して貢献しようではありませんか!

東京五輪、万歳!
日本、万歳!

 なかなか、いいね、このセンス。

 日本の若者も捨てたもんじゃない。

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# by koubeinokogoto | 2018-08-27 18:45 | 責任者出て来い! | Comments(0)
 夏の甲子園が昨日終わった。

 金足農業の決勝進出で、盛り上がったのは事実。

 しかし、エースの酷使には、やはり疑問がある。

 美談や賞賛が並ぶメディアの中にあって、日刊ゲンダイに、次の記事があった。
日刊ゲンダイの該当記事

金足農・吉田輝星を蝕む「登板過多」評論家も将来を危惧
2018年8月22日

「この投球数は、将来を考えれば決していいことではない」

 金足農(秋田)のエース吉田輝星についてこう言うのは、巨人、中大などプロアマ双方で指導者経験がある評論家の高橋善正氏だ。

 吉田は21日の決勝・大阪桐蔭戦で132球を投げ12失点、5回で無念の降板。秋田県勢では1915年の第1回大会以来、実に103年ぶりの決勝進出にチームを導いたものの、深紅の優勝旗には手が届かなかった。

 ドラフト1位候補にも挙げられる右腕は、今大会で計881球を投じた。地方大会の全5試合も完投しており、このベラボーな投球数を問題視する声が上がり始めているのだ。

■15人中3人

 1990年以降、夏の甲子園で活躍した投手の総投球数のデータを見ると、吉田はすでに上位に食い込んでいることがわかる(別表参照)。1大会で650球以上投げた投手15人の中で、プロでも目覚ましい活躍をしたのは、松坂大輔(現中日)と田中将大(現ヤンキース)、02年の新人王を獲得した正田樹くらい。高校時代の登板過多がたたってその後サッパリだったり、プロから見向きもされなかった投手がほとんどだ。

 ここまで9人で戦ってきた金足農は吉田以外に頼れる投手がいないとはいえ、本人は3回戦の横浜戦後に「朝、股関節が痛くて先発を辞退しようと思ったほど」と告白している。登板過多が股関節をむしばんでいることは想像に難くない。

 10年夏に783球を投げて春夏連覇を成し遂げた島袋洋奨(興南=現ソフトバンク)は卒業後、中大に進学。この島袋を1年時に監督として指導した前出の高橋氏はこう言う。

「島袋は高校時代、1週間に2~3回は300球の投げ込みをしていた。大学1年時にすでに筋力はできていたし、スタミナもあった。本人の話では、中学の時に肘を痛めたことはあったが、高校時代にケガをしたことはないと。それでも入学時には左肩に軽い炎症があったため、連投は避けるなど起用法には極力、気を使いました。今の若い子たちは20歳あたりでちょうど大人の体になるという。高校生という成長過程での酷使は非常に負担が大きいのです」

 酷暑の中での連投。

 世の中では「不要不急」の外出は避けるように、などと注意されている季節に、一人の人間の心身が酷使されている。


 これが、日刊ゲンダイの別表。
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 吉田の881球は、あの斎藤の次に多いことになる。

 いくら体が悲鳴を上げていても、監督に「大丈夫か」と聞かれれば、「大丈夫です」と、つい答えてしまうものだろう。
 
 しかし、生身の体だし、その後に長い人生がある。

 やはり、そろそろ、規則として投球数を制限する時期ではないだろうか。

 何でもアメリカが良いとは思っていないが、WBCの投球数制限など、投手の健康を考慮する考え方は、学ぶべきだと思う。

 MLBの公式サイトに、「ピッチスマート」の説明がある。
MLB.COMの該当ページ

 年齢ごとに投球数の上限の目安が設定されているのと、球数による休養日のガイドラインが設定されている。

 次のようなものだ。
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 17歳~18歳の一日の投球数の上限は、105球。
 投球数と休養日のガイドラインは、31~45球->一日、46~60球->二日、61~80球->三日、81球以上投げた場合は、4日の休養を取るように定めている。
 
 これは、一つの目安になると思う。

 「これでは層の厚いチームしか勝てない」とか、「休養日を多く設けると、開催期間が長くなり費用が増える」とか、いろいろ批判もあるかもしれない。

 しかし、高校野球は、いったい誰のためにあるのか。

 当事者たる一人一人の選手の野球人生を短くさせてでも、一時の「見世物」として楽しければいいのだろうか。

 私は、「勇気と感動をありがとう」などという言葉は、嫌いだ。

 今必要な勇気とは、選手の健康を最優先して、エースを酷使しない仕組みを導入することではなかろうか。

 
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# by koubeinokogoto | 2018-08-22 12:33 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)
 自民党は、ようやく杉田水脈議員を「指導」したらしい。

 あまりにも彼女への批判が強いので、重い腰を上げたようだが、身内の同性からも矢が向けられていたようだ。

 稲田朋美だ。

 杉田批判からTwitterを始めて、また、暴言を撒き散らしていた。

 LITERAから引用する。
LITERAの該当記事

杉田水脈を批判した稲田朋美が「憲法教という新興宗教」暴言で炎上! カルトは安倍、稲田、杉田のほうだ
2018.07.31

 いまだ杉田水脈議員のLGBT差別問題にかんして処分はおろか見解すら公表していない自民党。そんななか、突如、Twitterで杉田議員を批判したのが、稲田朋美議員だった。

 稲田議員も杉田議員も、極右の女性論客として安倍晋三氏が白羽の矢を立て自民党からの出馬にラブコールを送ったという経歴の持ち主で、歴史修正主義に基づく極右発言を連発してきた“同士”。なのに、わざわざ稲田議員がTwitterで初めて投稿したのが杉田議員批判という展開には失笑を禁じ得なかったが、こうしてTwitterデビューを果たした稲田議員が、予想を裏切らない早さでさっそく暴言を吐いた。

 稲田議員は7月29日、自身のTwitterアカウントにこう投稿したのだ。

〈日本会議中野支部で『安倍総理を勝手に応援する草の根の会』が開催され、私も応援弁士として参加しました。支部長は大先輩の内野経一郎弁護士。法曹界にありながら憲法教という新興宗教に毒されず安倍総理を応援してくださっていることに感謝!〉

 憲法教という新興宗教──。この発言はたとえば、憲法9条を改正すべき、という個別的な改憲論とはレベルが違う。憲法という存在そのものの全否定ともいえるものだ。

 国会議員は、憲法99条で定められている通り《憲法を尊重し擁護する義務》を負っている。にもかかわらず、よりにもよってこの国の最高法規である憲法を「新興宗教」「毒」扱いしたのである。これは、国会議員の憲法遵守義務違反以外の何物でもない。

 当然、この投稿に対して批判ツイートが殺到。すると、稲田議員は昨日の午後あたりに削除してしまった。

 昨年、自民党候補者の応援集会で「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いをしたい」と憲法違反の演説をして、防衛相辞任に追い込まれたのに、まったく懲りない人である。

 しかし、これは稲田議員にとって“うっかりミスの失言”などではない。むしろ、現行憲法を新興宗教扱いする発言は、出るべくして出たものだった。なぜなら、稲田議員の憲法観こそカルトそのものだからだ。

 Twitterを始めてはみたものの、そのトンデモ発言が批判にさらされると、文章を削除。
 いかにも、この人らしいじゃないか。

 まさに、カルト的。

 そして、LITERAの記事が続けるように、初ツィートで稲田が批判した杉田水脈と稲田は同じ安倍信者仲間。
 
 じつは、このカルト性は、LGBT差別発言をした杉田議員もまったく同じだ。杉田議員もまた、現行憲法を徹底攻撃し、国民主権や基本的人権、生活権を否定する発言を連発してきた。その挙げ句に出てきたのが、明らかな憲法13条違反である今回のLGBT差別発言だった。

 そういう意味では、稲田議員も杉田議員もまったく同じ穴の狢だ。だからこそ、立法、国政が尊重すべき個人の尊重や国民の幸福追求権を無視し、マイノリティ、社会的弱者の生きる価値を否定する、憲法違反である言動を平気で口にすることができる──。

 こんなカルト政治家が国政の場に進出しているということ自体に戦慄をおぼえるが、しかし、忘れてはならないのが、冒頭で記したように、この二人をスカウトしたのが、他でもない安倍首相だということだ。

 本サイトでは、かねてより、杉田議員の「LGBTは生産性がない」発言は、安倍首相の本音の代弁でしかないと指摘してきたが、稲田議員の「憲法教という新興宗教」「毒」発言も同じこと。安倍自民党をこのままのさばらせるということは、国民主権と基本的人権の保障という民主主義の根幹を危機に晒すことにほかならない。

 独裁者が君臨し、その周囲にはその独裁者の意向を忖度しまくる、おべっか使い野郎ばかりがいる。

 この構図は、ある大学の運動部や、あるスポーツを統括する組織と変わらない。
 しかし、国民への影響という観点で、もっとも憂慮すべきなのは何かは明白だ。

 日大アメリカンフットボール部事件は、ある特定の大学の問題。
 日本ボクシング連盟事件は、ある特定のアマチュアスポーツを統括する組織の問題。
 
 もっとも国民にとって困った問題は、憲法を改悪し戦争できやすい国にしようとする「安倍教という新興宗教」が、今の国を治める組織であることだ。

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# by koubeinokogoto | 2018-08-02 18:27 | 責任者出て来い! | Comments(0)
 平成30年7月豪雨の被害は、まだ続いている。
 国民の苦難を度外視して、赤坂の宴会に参加していた安倍は、被災地を訪問して、災害発生から対策に取り組んでいたという真赤な嘘をついている。
 
 あの宴会について、なんと、立川志らくが、安倍政権を擁護するような発言をしていたらしい。

 LITERAの記事を引用する。

LITERAの該当記事

立川志らくと八代弁護士が「赤坂自民亭」をエクストリーム擁護!「宴会は悪くない」「自民党の人が飲むわけない」
2018.07.12


 西日本各地に甚大な被害をもたらし、現在も行方不明者多数、大勢の人が避難生活を強いられている西日本豪雨。安倍首相の初動の遅さはついに海外メディアからも批判があがったが、そんななか、昨日11日放送の『ひるおび!』(TBS)では、安倍首相が5日夜に例の宴会に参加したことに関し、安倍応援団コメンテーターの八代英輝弁護士らが徹底擁護する一幕があった。

 まず番組はVTRで「赤坂自民亭」に批判の声が集まっていることを紹介。周知の通り「赤坂自民亭」とは、十数万人に避難勧告が出されるなど警戒が高まっていた最中、自民党の中堅・若手議員らが開いた宴会のこと。この飲み会には安倍首相のほか、災害対応を指揮する立場の小野寺五典防衛相や西村康稔内閣官房副長官らが多数参加し、西村官房副長官に至っては安倍首相を囲む面々が赤ら顔でグラスを傾ける写真を嬉々としてTwitterにアップしていた。

 すでに5日14時の時点で、気象庁は「記録的な大雨となるおそれ」と大雨では異例の緊急会見を開き、17時台には「厳重な警戒」を呼びかけていた。にもかかわらず、安倍首相ら政権幹部は内輪の酒盛りで騒いでいたのだ。

 安倍首相は政府の初動対応の問題を一切認めていないが、誰がみても、政権幹部がなすべきことをやらずにいたのは明白。一部メディアは被災地の人々からも「赤坂自民亭」に対する批判の声があがっていることを伝えている。

 ところが、VTR開けの『ひるおび!』のスタジオでは、そうした政府の初動を批判するのではなく、逆に、エキセントリックな政権擁護トークが繰り広げられたのである。まず、立川志らくがこんなことを言い出した。

「ただ、酒を飲んだことを非難してもしょうがなくて、なぜ自民党の人が呑気に酒を飲むような状況になってしまったのか、もっとこういう被害になるっていうことは、あらかじめ、もっともっと推測できなかったのか、その問題を解明、究明しないと意味がないですよね。『なんだ!酒を飲んで!このやろう!』って感情だけで怒っててもね。もっと早くに、これだけの雨が降ったんだから、自民党の人たちだって国民の命を無視してこうやって飲むわけがないですから。そこらへんをちゃんと究明しないと。ただただけしからんって周りが怒っても」

 志らくの頭は大丈夫なのだろうか。繰り返すが、気象庁は昼には異例の記者会見を開き、18時までにたとえば京都では河川の増水などによる14万人に避難指示が出されていた。にもかかわらず、自民党の面々は宴会をひらいて、20時すぎには安倍首相もその輪の中にはいっていたのだ。志らくは「自民党の人たちだって国民の命を無視してこうやって飲むわけがない」と断定するが、事実として、安倍首相は「国民の命を無視して飲んでいた」のである。

 これだけでも呆れるが、さらに志らくはこう続けた。

「野党の人たちなんかも『国民を無視してる、冗談じゃない!』って言うけどいまそんなときじゃない。みんな一緒になって、与党も野党も一緒になって災害対策する、今後の復旧・復興を考えなきゃいけないのに、揚げ足をとっている場合ではないですね」

 クラクラしてくる。確認するが、今回、飲み会に参加していたのは、行政の長である安倍首相や自衛隊の陣頭指揮を担う防衛省トップである小野寺大臣ら政府幹部だ。そうした政府の災害対応の杜撰さを批判するのは当然だ。

 安倍政権にも呆れるが、この志らくの発言にも、呆れる。

 志らくの言葉に、答えよう。

 “なぜ自民党の人が呑気に酒を飲むような状況になってしまったのか”

  →“責任感も危機意識もないから、呑気に酒を飲む状況になったのだ”

  “これだけの雨が降ったんだから、自民党の人たちだって国民の命を無視してこうやって飲むわけがないですから”

  →“事実として、国民の命を無視して飲んでいたのだ”

 “みんな一緒になって、与党も野党も一緒になって災害対策する、今後の復旧・復興を考えなきゃいけないのに、揚げ足をとっている場合ではないですね”

  →“野党にまで責任を押し付けるな。国家レベルの災害対策の責任は国にあり、
  政府が関連官庁を総動員して当るべきなのだ。それを怠っていることを非難する
  のは当然のこと、揚げ足とりではない”


 ある時期、志らくの落語を集中的に聴いたことがある。
 
 しかし、次第に彼から足が遠のいた。

 なぜか振り返ると、独自のクスグリや古典の改訂には見るべきものがあるのだが、それが表層的に思えたからだろう。

 達者な芸人ではあるが、一本筋が入った人物、とは思えなかった。

 笑わせたい、売れたい、という彼の思いが透けて見えてきたから、聴かなくなったのだろう、と思う。

 そして、彼は売れてきた。

 テレビへの露出も増えた。
 弟子も不思議なくらい、多い。

 しかし、噺家としての彼は、どれほど人間として成長したのだろうか。

 政権擁護姿勢が顕著なテレビ局の番組で、コメンテーターなるお手軽なタレント業を続けることに、危機感はないのだろうか。

 彼の著作をAmazonのレビューで高く評価したこともある私として、ある意味、実に残念だ。

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# by koubeinokogoto | 2018-07-13 12:53 | 責任者出て来い! | Comments(6)
 「平成30年7月豪雨」は、とんでもない被害を出している。

 真夏日の太陽の元で、「暑い!」などと言っていることは恥じなければならない。

 そんな大災害がいまだに現在進行中なのだが、この国の政府は、とんでもないことをしている。
 
 LITERAから引用。
 
LITERAの該当記事

豪雨災害で安倍首相の対応がヒドい! 自民飲み会優先、対策本部立ち上げず2日間放置しながら「時間との戦い」と大見得
2018.07.08.

 西日本を襲った記録的豪雨は、いまなお大きな被害をもたらしている。本日20時現在、全国で78人が死亡、少なくとも60人の安否が不明で、今後、さらに被害は拡大するとみられている。

 こうした緊迫した状況がつづくなか、批判が高まっているのが、あまりに遅すぎる安倍首相の対応だ。なんと、安倍首相はきょうの午前8時になってようやく非常災害対策本部を立ち上げ、こう宣言したのだ。

「救命救助、避難は時間との戦い。引き続き全力で救命救助、避難誘導にあたってもらいたい」

 すでに被害者数は、百名を超えている。

 「時間との戦い」と言った安倍だが、この政府がやっていることは、まったくその言葉とは裏腹だ。

 気象庁は、7月5日14時の段階で「西日本と東日本で記録的な大雨となるおそれ」「非常に激しい雨が断続的に数日間降り続き、記録的な大雨となるおそれ」「この状況は、8日頃にかけて続く見込み」と発表していた。実際、5日夕方に京都では河川の増水などで、14万人に避難指示が出された。

 だが、安倍首相は、この日の夜、自民党の中堅・若手議員らが開いている「赤坂自民亭」に参加。この会は、竹下亘総務会長が「亭主」を、“ドリル破壊大臣”こと小渕優子・元経済産業相が「若女将」、吉野正芳復興担当相をはじめとする7期生が「店員」を務めるという“ごっこ遊び”のような内輪の飲み会で、安倍首相が参加したのは9月の総裁選に向けた票固めのための行動であることは疑いようがない。

 しかも、この会には、翌日、オウム真理教の死刑囚7人を同時に処刑するという異常な“ショー”の命令を下した上川陽子法相が「女将」として参加しただけでなく、自衛隊派遣の要請を受け指示をおこなう立場にある小野寺五典防衛相まで参加していたのだ。

 災害の危機が差し迫るなかで総裁選の選挙運動に勤しむ総理と、課せられた重大な責務に対する真摯な態度もない小野寺防衛相に上川法相……。そして、安倍首相は公邸ではなく、私邸へと戻っていったのである。

 この段階から安倍政権の災害に対する危機管理意識はゼロだと言わざるを得ないが、さらに酷かったのが、前述したオウム死刑囚の死刑執行だ。

 この6日朝の時点で、九州や四国、中国・関西地方で川の氾濫や土砂崩れなどの被害が伝えられていた。だが、テレビは麻原彰晃死刑囚らの死刑執行が伝えられるや否や、各局ともオウムの話題一色に。報道されるべき災害情報が阻害されてしまったのだ。

 死刑を執行すれば報道がこうなることは誰でも予想がつく。安倍首相は3日前にはこの日の死刑大量執行を把握していたとみられているが、災害対応や情報の混乱を考慮して、この日の執行を止めることをしなかったのだ。

 多くの国民が生死の境をさまよっている中、お遊びの飲み会に参加している首相、そして、大臣たち。

 そして、予定されていたオウム死刑囚の死刑執行を止めることなく、災害報道よりも死刑執行のニュースがメディアに露出することを期待していたとしか思えない、その判断。

 このような状況において、安倍は、11日から予定した欧州・中東訪問を実施しようとしていた。

 しかし、さすがに与党からも反対され、ようやく止めたのである。

 彼にとっては、国民の生命よりも、スタンドプレーの外交の方が優先していたのだ。
 時事ドットコムの「首相の動静」7月5日版から、若手議員とのお遊び飲み会の部分を、引用する。
時事ドットコム2018年7月5日「首相の動静」
 午後8時28分、東京・赤坂の衆院議員宿舎着。同党の若手国会議員と懇談。上川陽子法相、同党の竹下亘総務会長、岸田文雄政調会長ら同席。
 午後9時19分、報道各社のインタビュー。「懇談はどうだったか」に「和気あいあいでよかった」。

 豪雨被害が拡大する中、何が「和気あいあい」だ!

 そんな心境になれないはずなのが、一国の長の立場なのではないのか。
 彼には、苦しむ国民のことや、七人同時死刑執行という大事について思いめぐらす空想力や、状況変化への対応力が、皆無なのである。
 
 もはや、こんな政府には、国民の財産、そして生命を守ることは期待できない。


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# by koubeinokogoto | 2018-07-09 20:36 | 責任者出て来い! | Comments(2)

人間らしく生きることを阻害するものに反対します。


by 小言幸兵衛