2017年 07月 20日
なぜ、真夏に五輪を開催するのか。
なんとも暑い日々が続く。
三年後の東京五輪は、まさにこの暑い最中に開催される。
個々の競技を含む日程は、「2020東京2020」というサイトに詳細が掲載されている。
「2020東京2020」サイトの該当ページ
7月24日が開会式だが、サッカーは22日から始まる。
8月9日が閉会式。
ちなみに陸上のマラソン女子は8月2日で、男子は閉会式の8月9日。
昭和39年の大会は、ご存じのように、10月10日が開会式。
旧体育の日。
なぜ、こんな暑い時期の開催なのか・・・・・・。
IOCのお達しなのだが、それには多分に商売の論理が影響している。
IOCは開催都市に立候補する大前提として、7月15日~8月31日で開催することを求めている。
それは、欧米のテレビで五輪の放送時間を確保するためなのだ。
9月に入るとサッカーの欧州チャンピオンズリーグの戦いがあり、米プロフットボールのNFLも開幕する。IOCが夏にこだわるのは、これらとの競合を避けるためなのである。
要するに、魅力的なプログラムのない“夏枯れ”に、オリンピックを開催させるのであって、そこには、開催都市(国?)の意向などは入る余地がない。
オリンピックという素材をメディアに高く売るための、猛暑での開催なのだ。
biglobeの「ZenTech」という旅行に関するサイトに、リオデジャネイロと東京の気温などの比較グラフがあったので、お借りする。
ZenTechサイトの該当ページ
リオ五輪は、8月5日から21日に渡って開催された。
ご覧のように、8月の平均最高気温は、リオの方が東京より大幅に低い。
一年中で、温暖差が少ないとはいえ、リオは南半球にあるから、季節なら冬なのである。
安倍が原発は「Under Control」という嘘までついて招致した五輪だが、果たして、暑さという自然を、どうコントロールしようとしているのか。
とはいえ、自分の部下たちをコントロールできない安倍が、三年後に開催国の首相でいるはずもないか。
人間的な、そして自然と融和した発想に基づくならば、「不要不急」な場合には外に出るな、と言われるような30度を超える猛暑の時期に五輪など開催するのは愚の骨頂であり、そのために歴史と文化に立脚する街を破壊することなど、暴挙としか言えない。
新国立競技場も、まだまだ問題を抱えている。
二度目の東京五輪など開催する必要はないのだが、もし、開催するなら、時期を開催する側が主体的に選べるようにすべきである。
IOCの利益のために五輪が存在すること自体が、問題なのだ。
IOCやFIFAの商売の論理の背景には、構造的に裏の経済が潜んでいることは明白である。
百歩譲って夏に開催するならば、少なくとも、国民に熱中症などの被害が出ないように、最大の努力をする政治家と官僚がいる国であって欲しいものだ。
しかし、それは、選手が金メダルを取ることより、難しいことかもしれないなぁ。
三年後の東京五輪は、まさにこの暑い最中に開催される。
個々の競技を含む日程は、「2020東京2020」というサイトに詳細が掲載されている。
「2020東京2020」サイトの該当ページ
7月24日が開会式だが、サッカーは22日から始まる。
8月9日が閉会式。
ちなみに陸上のマラソン女子は8月2日で、男子は閉会式の8月9日。
昭和39年の大会は、ご存じのように、10月10日が開会式。
旧体育の日。
なぜ、こんな暑い時期の開催なのか・・・・・・。
IOCのお達しなのだが、それには多分に商売の論理が影響している。
IOCは開催都市に立候補する大前提として、7月15日~8月31日で開催することを求めている。
それは、欧米のテレビで五輪の放送時間を確保するためなのだ。
9月に入るとサッカーの欧州チャンピオンズリーグの戦いがあり、米プロフットボールのNFLも開幕する。IOCが夏にこだわるのは、これらとの競合を避けるためなのである。
要するに、魅力的なプログラムのない“夏枯れ”に、オリンピックを開催させるのであって、そこには、開催都市(国?)の意向などは入る余地がない。
オリンピックという素材をメディアに高く売るための、猛暑での開催なのだ。
biglobeの「ZenTech」という旅行に関するサイトに、リオデジャネイロと東京の気温などの比較グラフがあったので、お借りする。
ZenTechサイトの該当ページ
リオ五輪は、8月5日から21日に渡って開催された。
ご覧のように、8月の平均最高気温は、リオの方が東京より大幅に低い。
一年中で、温暖差が少ないとはいえ、リオは南半球にあるから、季節なら冬なのである。
安倍が原発は「Under Control」という嘘までついて招致した五輪だが、果たして、暑さという自然を、どうコントロールしようとしているのか。
とはいえ、自分の部下たちをコントロールできない安倍が、三年後に開催国の首相でいるはずもないか。
人間的な、そして自然と融和した発想に基づくならば、「不要不急」な場合には外に出るな、と言われるような30度を超える猛暑の時期に五輪など開催するのは愚の骨頂であり、そのために歴史と文化に立脚する街を破壊することなど、暴挙としか言えない。
新国立競技場も、まだまだ問題を抱えている。
二度目の東京五輪など開催する必要はないのだが、もし、開催するなら、時期を開催する側が主体的に選べるようにすべきである。
IOCの利益のために五輪が存在すること自体が、問題なのだ。
IOCやFIFAの商売の論理の背景には、構造的に裏の経済が潜んでいることは明白である。
百歩譲って夏に開催するならば、少なくとも、国民に熱中症などの被害が出ないように、最大の努力をする政治家と官僚がいる国であって欲しいものだ。
しかし、それは、選手が金メダルを取ることより、難しいことかもしれないなぁ。
by koubeinokogoto
| 2017-07-20 16:56
| 市場原理主義、新自由主義に反対!
|
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