幸兵衛の小言

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 拙ブログで、その書をお借りしている俳人の金子兜太さんが、亡くなった。

 戦時中のことを含め、さまざまなメディアでお人柄、業績などが紹介されているので、私ごときがくどくど書く必要はないだろう。

 もうじき、旧暦小正月なので、この句をご紹介するにとどめたい。


左義長や 武器という武器 焼いてしまえ

 本当に、その通り。

 偉大な俳人にして、反戦の旗頭だった金子兜太さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。

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# by koubeinokogoto | 2018-02-21 20:50 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)
 赤報隊事件について、27日の土曜には実録ドラマとして、そして昨日は犯人捜査に関するドキュメンタリーとして連夜に渡りNHKが放送した。
NHKサイトの該当ページ
 土曜日のドラマを見ることはできなかったが、昨日のドキュメンタリーを見た。

 「赤報隊事件」とは赤報隊を名乗る犯人による一連の事件のことになるが、殺人事件としては、朝日新聞阪神支局の記者が散弾銃で殺された件のことを指す。
 Wikipedia「赤報隊事件」から、引用する。
Wikipedia「赤報隊事件」

朝日新聞阪神支局襲撃事件

1987年5月3日午後8時15分、兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局へ散弾銃を持った男が侵入し、2階編集室にいた小尻知博記者(享年29)と犬飼兵衛記者(当時42歳)に向けて発砲した。小尻記者は翌5月4日に死亡(殉職により記者のまま次長待遇昇格)、犬飼記者も右手の小指と薬指を失った。犯人は現場にいたもう1人・高山顕治記者(当時25歳)には発砲せず、逃走した。勤務中の記者が襲われて死亡するのは、日本の言論史上初めてであった。5月6日には、時事通信社と共同通信社の両社に「赤報隊一同」の名で犯行声明が届いた。1月の朝日新聞東京本社銃撃も明らかにし、「われわれは本気である。すべての朝日社員に死刑を言いわたす」「反日分子には極刑あるのみである」「われわれは最後の一人が死ぬまで処刑活動を続ける」と殺意をむき出しにした犯行声明であった。
 昨夜の番組では、何人かの容疑をかけられていた右翼への取材も紹介された。
 そして、未だに、あの事件を「義挙」などと言う、右翼の街宣も放送されていた。

 何が、義挙なのだ。

 反日という言葉をやたら使った、赤報隊。

 そして、過去も今日でも、その言葉を振り回す勘違いした人たちがいる。

 また、朝日を含め、反戦を唱えるメディアを目の敵にする、困った人たち。

 なかでも手におえない一人が百田だなぁ、と思っていたら、流石に「HUNTER」が、次のような記事を載せていた。
「HUNTER」の該当記事


「赤報隊」と極右作家の共通点
百田尚樹「朝日の読者は日本の敵」への“読者”からの反論(下)

2018年1月23日 08:40

「これは首を賭けてもいい。 もし、中国と日本が軍事衝突をすれば、朝日新聞は100パーセント、中国の肩を持つ。 朝日新聞は日本の敵だが、そんな売国新聞を支えている朝日の読者も日本の敵だ》――。ツイッター上にそう投稿した作家の百田尚樹氏だが、この主張を裏付ける証拠は示されていない。
 これまでも度々問題発言で物議をかもしてきた百田氏だが、彼が吠える時はいつも言いっ放し。激しい言葉で相手を誹謗・中傷し、間違いだと分かっても見苦しい言い訳を繰り返し、謝罪もしないというケースばかりだ。“恥”を知るのが日本人の美徳だとすれば、百田氏は最低の卑劣漢と言えるだろう。
 かつて、そんな百田氏と同じ方向性で、朝日新聞などに卑劣な犯行を繰り返したグループがいた。「赤報隊」である。

■沖縄への誹謗中傷―背景に百田発言?  
 昨年12月7日、米軍普天間基地所属の大型ヘリ「CH53」の部品が、基地近くにある保育園の屋根に落下するという事故が起きた。沖縄県民は怒り、当然ながら地元紙である琉球新報と沖縄タイムスは大々的に事件を報じた。

 これに対し、百田氏は同月12日、DHCテレビがネット上でライブ配信を行っている報道番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』で、「(部品落下も報道も)全部ウソ」「捏造。ほぼ間違いない」と断言。「誰かが古いキャップ(部品)を持ってきて保育園の屋根の上に置いた可能性が高い」とまで言い切った。米軍発表を鵜呑みにした暴論だったが、飛行中のヘリをとらえた映像などから米軍発表の虚偽が証明済み。同じ月の13日には、基地に近接する市立普天間第二小学校の校庭に米軍へりの窓が落ち、小学生がケガをするという“事件”が起きている。

 問題は、虎ノ門ニュースでの百田発言以後、部品落下の被害を受けた保育園や小学校に、「(米軍機の窓落下は)やらせだ」「小学校のほうが後に作られたくせに文句をいうな」「沖縄の人間は基地がないと生きていけないだろう」「自作自演」「住むのが悪い」などといった内容の誹謗・中傷が寄せられたことだ。宜野湾市教育委員会に確認したところ、小学校あてにかかってきた誹謗・中傷の電話は、12月28日までに31件あったという(メールやFAXは未集計。現在は沈静化)。一連の流れからみて、政権擁護の極右が、百田発言に踊らされた可能性は否定できない。

 百田氏は、「永遠の0」や「海賊とよばれた男」を著したベストセラ―作家。発言を信じる国民は少なくあるまい。同氏が「部品落下は捏造」と断言すれば、被害者であるはずの沖縄の関係者が、逆に批判される立場へと変わることもある。それを狙っての発言なら、百田氏の罪は重い。

■沖縄蔑視で“でっち上げ”乱発  
 安倍政権にべったりの百田氏にとって、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移転に反対する沖縄県民と沖縄メディアは、我慢ならない存在なのだろう。沖縄蔑視の姿勢は見苦しいほどで、“でっち上げ”をあたかも事実のように公言してきた。

 2015年6月には、安倍首相に近い自民党の若手議員らが党本部で開いた勉強会「文化芸術懇話会」で、沖縄の地元紙が政府に批判的だとの意見が出たのに対し、「沖縄の2つの新聞(「沖縄タイムス」と「琉球新報」)はつぶさなあかん」と発言。「あってはいけないことだが、沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と持論を展開した。米軍基地の存在を否定する沖縄メディアは、中国の手先という短絡的な思考だ。

 今回の朝日への攻撃は《中国と日本が軍事衝突をすれば、朝日新聞は中国の肩を持つ》→《朝日新聞は日本の敵だが、そんな売国新聞を支えている朝日の読者も日本の敵》→《(朝日新聞は)マジで潰れてもらわないといけない》という流れで、沖縄メディアを誹謗した時と同じ論理構成。悪質なのは、いずれのケースでも、彼の主張の核が根拠のない作り話であるという点だ。

 百田という男がとんでもないことは、何度か書いた。

 なかでも、宮崎駿が、彼の作品を酷評していることや、宮崎が反戦の思いを綴った文章の紹介を中心にした記事を、ほぼ四年前に書いている。
2014年2月4日のブログ

 その記事から、再度紹介したい。

 百田尚樹という人には、歴史を見る真っ当な常識があるように思えない。
 
 同じ零戦を扱った対照的な人物が宮崎駿である。

 宮崎は、ほぼ明確に百田の作品を批判している。昨年の引退表明直後の発言である。
「ビジネス・ジャーナル」の該当記事

宮崎駿、『風立ちぬ』と同じ百田尚樹の零戦映画を酷評「嘘八百」「神話捏造」
2013.09.25

 9月6日、引退会見を行ったアニメ界の巨匠・宮崎駿監督。引退作となった『風立ちぬ』(東宝)は興行収入100億円を超え、「最後の作品はスクリーンで」という人も多く、観客動員数は1000万人を突破すると見られている。

 そんな映画人生の有終の美を飾ろうとしている宮崎だが、ここにきて『風立ちぬ』と同じ“零戦”をテーマにした“あの作品”を猛批判しているのをご存じだろうか。

 宮崎が“あの作品”の批判を展開しているのは、「CUT」(ロッキング・オン/9月号)のロングインタビューでのこと。その箇所を引用しよう。

  「今、零戦の映画企画があるらしいですけど、それは嘘八百を書いた架空戦記を基にして、零戦の物語をつくろうとしてるんです。神話の捏造をまだ続けようとしている。『零戦で誇りを持とう』とかね。それが僕は頭にきてたんです。子供の頃からずーっと!」

 「相変わらずバカがいっぱい出てきて、零戦がどうのこうのって幻影を撒き散らしたりね。戦艦大和もそうです。負けた戦争なのに」


 「相変わらずバカがいっぱい」のリストに、安倍、石原、橋下、百田などの名を並べても、宮崎は否定しないだろう。

 戦争責任を誤魔化したり、美化することから、何ら生産的な未来は展望できない。

 宮崎の批判は続く。

戦争を美化する作品を糾弾する構えの宮崎

 宮崎がここで挙げている「零戦の物語」というのは、どう考えても人気作家・百田尚樹の原作で、12月に映画が公開される『永遠の0』(東宝)のこと。よほど腹に据えかねているのか、このインタビューで宮崎は“零戦神話”を徹底的に糾弾。

 「戦後アメリカの議会で、零戦が話題に出たっていうことが漏れきこえてきて、コンプレックスの塊だった連中の一部が、『零戦はすごかったんだ』って話をしはじめたんです。そして、いろんな人間が戦記ものを書くようになるんですけど、これはほとんどが嘘の塊です」と、『永遠の0』をはじめとする零戦を賛美する作品をこき下ろしている。

 もちろん、自身が『風立ちぬ』で基にした零戦設計者・堀越二郎の戦争責任についても言及。堀越の著書である『零戦』は共著であり、もう一人の執筆者が太平洋戦争で航空参謀だった奥宮正武だったことから「堀越さんは、自分ではそういうものを書くつもりはなかったけど、説得されて、歴史的な資料として残しておいたほうがいいんじゃないかっていうことで、書いたんだと思うんですけど」と前置きし、「堀越さんの書いた文章っていうのは、いろんなとこに配慮しなきゃいけないから、本当のことは書かないんだけど、戦争責任はあるようだけれども自分にはないと思うって書いています。面白いでしょう? 僕はこの人は本当にそういうふうに思った人だと思います」と弁護。

 さらに、「僕は思春期の頃、親父と戦争協力者じゃないかってもめた経験があるんですけど。そうやって断罪していくと、ほとんどの人が戦争協力者だと言わざるをえない。隣の韓国とか北朝鮮とか中国とかフィリピンとかインドネシアとかね、そういう側から考えると、それは加害者であるという」と話し、「職業をもつということは、どうしても加担するという側面を持っている。それはもうモダニズムそのものの中に入ってるんだと思ってるんです」と、到底美談では語れない戦争の加害性について論及している。

対照的な立場の宮崎と百田

 確かに同じ零戦をテーマとして扱っているとはいえ、宮崎と百田とはその政治的スタンスもまったく真逆だ。宮崎は憲法改正反対論者で、かたや百田はほとんど“右派論客”といってもいい活躍を見せている。

 百田は今年6月、朝日新聞で自身の作品が「右傾エンタメ」「愛国エンタメ」と評されたことに激怒し、苛烈に反論していたが、一方で首相再任前の安倍晋三との対談では「もう一度、自民党総裁選に出馬して総理を目指してもらいたい」と背中を押し、保守系論壇人である渡部昇一との対談でも「安倍政権では、もっとも大きな政策課題として憲法改正に取り組み、軍隊創設への道筋をつくっていかねばなりません」と語るなど、政治的発言を連発。朝日批判の際も「自虐史観とは大東亜戦争にまつわるすべてを『とにかく日本が悪かった』とする歴史観です」とネトウヨ(ネット右翼)が大喜びしそうなツイートをしていた。

 宮崎があえてインタビューで『永遠の0』批判を繰り出したのは、戦争を肯定する百田と一緒にされるのが耐えられなかったのかもしれない。

 しかし、一方の百田は、「先日、アニメ『風立ちぬ』の試写を観た。ラストで零戦が現れたとき、思わず声が出てしまった。そのあとの主人公のセリフに涙が出た。素晴らしいアニメだった」と同作を大絶賛。反戦主義の宮崎が零戦映画の製作をしたことで、方向転換したと勘違いして思わずはしゃいでしまったのかもしれないが、今回の宮崎の発言で見事にはね返された格好だ。

 歯に衣着せぬ言動や論争好きで知られる百田だが、果たして世界の巨匠・宮崎にはどのように反論するのか。大いに見ものである。(文=エンジョウトオル)

 宮崎駿と百田尚樹とは、まさに月とスッポンなのである。

 赤報隊も、殺人犯罪を義挙とする右翼も、反戦を主張するメディアを根拠なくSNSで批判するネトウヨも、もちろん百田尚樹も、皆、同じ共通項で括ることができる。

 彼らは、歴史を学ぶことのできないバカ、なのだ。

 百田などは、フランスで徴兵制が復活するニュースなどを、自分に都合よく利用すると思う。

 しかし、歴史に学ぶことができる日本人は、世界で日本以外のすべての国が徴兵制を復活させようが、唯一反戦を唱える国民であることを願う。

 なぜ、唯一の被爆国が、核兵器廃絶に国を挙げて反対できないのか。
 そんな政府のトップと仲良く食事をともにする百田などの取り巻き。

 そのような首相も、その仲間も、歴史に尊敬できる人物として名を残すことなどできない。
 残されるのは、汚名だけである。

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# by koubeinokogoto | 2018-01-29 23:31 | 戦争反対 | Comments(0)
 LITERAが、昨年に続き、「安倍政権御用ジャーナリスト大賞」を発表してくれたので、その人物名を中心に引用したい。

 記事は二回に分かれており、前編では、「殿堂入り」1名と10位から6位まで、後編では5位から大賞までが記載されている。
LITERAの該当記事(前編)
LITERAの該当記事(後編)

 では、栄えある「殿堂入り」から、

殿堂入り●山口敬之(元TBS記者、ジャーナリスト)
ヨイショの見返りに逮捕も免れた?「安倍首相に最も近いジャーナリスト」

 もはや、説明不要だろう。
 明らかな犯罪者なのに、権力に媚びいることで、その罪から逃げた男だ。

 10位から大賞まで、続ける。

10位●八代英輝(弁護士・『ひるおび!』コメンテーター)、恵俊彰(『ひるおび!』MC)
八代「安倍首相を信頼できない国民が無責任」…露骨な“忖度ワイドショー”

9位●高橋洋一(経済学者)、岸博幸(慶應義塾大学教授)、八幡和郎(評論家)
加計を擁護し「前川は官僚のクズ」と罵った元官僚たちの特区ビジネス

8位●岩田明子(NHK政治部記者、解説委員)
NHK社会部の“加計スクープ”を握り潰した「総理にもっとも近い記者」

7位●須田慎一郎(ジャーナリスト)
安倍首相と一緒になって前川バッシングに励む「トバシ」ジャーナリスト

6位●有本香(ジャーナリスト)
ネトウヨ村から地上波に侵食! 森友問題で「辻元デマ」を垂れ流し

5位●三浦瑠麗(国際政治学者)
ついに安倍会食デビュー!「どっちもどっち論」で御用学者の実態を隠す曲者

4位●阿比留瑠比(産経新聞政治部編集委員)
デマを流しておきながら「朝日のフェイクニュース」と言い張る厚顔無恥

3位●長谷川幸洋(東京・中日新聞論説委員)
自社の望月記者に人格攻撃の一方で“極右講演会ビジネス”で金儲け

2位●松本人志(芸人)
安倍首相と仲良く焼肉でとうとう田崎スシロー化してしまった「権力大好き芸人」

大賞●田崎史郎(時事通信社特別解説委員)
本家御用の地位はゆるがず、安倍首相が憑依する「イタコ」化が進行

 それぞれの詳しい罪状は、LITERAの記事をご覧のほどを。

 今年も、この十一人の名前に、要注意だ。

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# by koubeinokogoto | 2018-01-09 21:27 | 責任者出て来い! | Comments(0)
 「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」がノーベル平和賞を受賞し、受賞式で被爆者であるサーロー節子さんがスピーチを行った。

 河野外相へのインタビューを見たが、なんとも情けない言訳ばかり。

 「核廃絶のゴールは共有」するが、「現実的な核軍縮を前進させる道筋を追求していく必要」があるんだとさ。

 早い話が、「現実的」に、日本はアメリカの言いなりであるということだ。

 世界で唯一の被爆国日本のメディアは、それ以上に重要なニュースがあったようで、ニュースとしてはほんの一部でしか、この件を取り上げなかった。

 私の気持ちを代弁してくれるようなLITERAの記事を引用する。
LITERAの該当記事

ICANノーベル賞授賞式でサーロー節子さん感動のスピーチも日本マスコミは無視! 普段は“日本スゴイ”が好物なのに
2017.12.12

 「核兵器は必要悪ではありません。絶対悪なのです」──。日本時間10日夜におこなわれたノルウェー・オスロでのノーベル平和賞授賞式におけるサーロー節子さんの力強い演説が、いま、大きな話題と感動を呼んでいる。

 サーロー節子さんは広島県生まれで、13歳のときに学徒動員で暗号解読の助手として出向いた爆心地から約1.8キロメートルの場所にあった陸軍第二総軍司令部で被爆した。九死に一生を得た節子さんは戦後、留学を経て結婚、カナダへ移住し、平和活動に積極的に参加。ノーベル平和賞を受賞した国際NGO・核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の「顔」として、これまで長年にわたって核兵器の恐ろしさを伝える活動をつづけてきた。

 そして、節子さんは被爆者としてはじめてノーベル賞の授賞式で、世界に向けてスピーチをおこなったのだ。

 窓から飛び込んだ青い閃光と、建物の下敷きになったときに聞こえた「あきらめるな!」「あの隙間から光が入ってくるのが見えるだろう? そこに向かって、なるべく早く、はって行きなさい」という声。破壊され尽くした街で目にした、幽霊のような姿となった人びとの行列。たった一発の爆弾によって、愛した街も、家族も、友人も一瞬にして失った──。なかでも、節子さんは当時4歳だった甥の姿を忘れたことはない。「小さな体は、何者か判別もできない溶けた肉の塊に変わってしまいました」という甥っ子は、息を引き取るまで弱々しい声で「水が欲しい」と求めたという。

「私にとって彼は、世界で今まさに核兵器によって脅されているすべての罪のない子どもたちを代表しています。毎日、毎秒、核兵器は、私たちの愛するすべての人を、私たちの親しむすべての物を、危機にさらしています。私たちは、この異常さをこれ以上、許していてはなりません」(スピーチ翻訳は朝日新聞デジタルより。以下同)

 節子さんが訴えつづけてきた声は、たしかに世界を動かした。今年7月、国連が核兵器禁止条約を採択したからだ。演説のなかで節子さんはこの条約を「核兵器の終わりの始まりにしようではありませんか」と呼びかけた上で、このようにつづけた。

「核武装国の政府の皆さんに、そして、『核の傘』なるものの下で共犯者となっている国々の政府の皆さんに申し上げたい。私たちの証言を聞き、私たちの警告を心に留めなさい。そして、あなたたちの行動こそ重要であることを知りなさい。あなたたちは皆、人類を危機にさらしている暴力システムに欠かせない一部分なのです。私たちは皆、悪の凡庸さに気づかなければなりません」

NHKは『ニュース7』も『ニュースウオッチ9』も授賞式を取り上げず
 
 核のない世界へ、光に向かって進みつづけよう──。節子さんのスピーチには何度も大きな拍手が起こり、さらには授賞式後、2000人以上の人びとがノーベル賞受賞を祝福するパレードに参加したが、そこでは「Yes!I can!」というコールが巻き起こった。ICANの受賞を喜ぶと同時に、核廃絶を「わたしたちにはできる」と誓う声だ。

 しかも、ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏も、スウェーデン・ストックホルムでの記者会見において母親が長崎で被爆した経験をもつことにふれて、「冷戦終結後、核への関心が薄らぐ一方で危険性は高まっている。ノーベル平和賞が核の問題の重要性に再び光を当てたことは喜ばしい」と言及。ICANの受賞を言祝いだ。

 ICANの活動は日本の被爆者や市民団体が果たした役割が非常に大きく、授賞式にはICANのメンバーとともに広島・長崎の被爆者や広島市長、長崎市長も出席。すなわち、日本が世界から注目される大きな出来事だったわけだが、目を疑ったのは、日本のテレビメディアの伝え方だ。

 普段は「日本スゴイ!」が大好物であるはずのテレビのワイドショーをはじめ、ニュース番組でも、この話題をまったく取り上げなかったり、あるいはストレートニュースで消化したのだ。

 いや、もっと驚いたのは、NHKの姿勢だ。ノーベル平和賞授賞式から一夜明けた11日の『NHKニュース7』と『ニュースウオッチ9』が、揃って平和賞授賞式の話題を取り上げなかったのである。

『ニュースウオッチ9』のトップニュースは、アメリカ・カリフォルニア州で起こった山火事。つづいて元横綱・日馬富士が書類送検された話題をスタジオトークもまじえて伝えた。その後、ノーベル文学賞のカズオ・イシグロ氏の話題を取り上げたが、メインの内容は、小津安二郎の映画や『オバケのQ太郎』に影響を受けたというインタビュー。イシグロ氏は日本が過去とどう向き合うかといった問題についても語ったが、番組は結局、平和賞の授賞式やサーロー節子さんの演説には一切ふれることなく終了した。

 世界の平和よりも、外つ国の山火事や、乱暴な力士による傷害事件の方が大事だった、ということか。

 あるいは、NHK得意の「忖度」か・・・・・・。

 カズオ・イシグロの特別インタビューを見たが、彼が日本、それも長崎に生まれたことに関する思いや、日本を憂い気持ちは、想像以上に強いものがあると思った。

 それに比べて、その国にいる政治家やメディアの人間は、ICANや節子さんのことに、何を感じているのだろうか。

 憲法改悪反対や原発反対、共謀罪反対などのデモには、多くの高齢者の方が、心の底に「Yes!I CAN!」という思いをしっかり刻んで、寒い中でも行進に参加されている。

 私はなかなかそういうデモに出る機会は少ないが、「Yes!I Can!」という思いは失わないでいようと思っている。

 節子さんをはじめとする被爆者の方々の、文字通りに生命をかけた努力が、今回のノーベル平和賞受賞に大きく貢献している。

 少なくとも、そのことは同じ日本人の誇りにしたい。

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# by koubeinokogoto | 2017-12-16 14:36 | 戦争反対 | Comments(5)
 前の記事で、トランプ来日騒動に関する日本のメディアと海外メディアの報道内容の違いのことや、山尾議員騒動のことを書いた。

 その後のHUNTERの記事で、山尾議員問題に関するメディアの空騒ぎについて、私と同じような問題提起があった。

 記事を引用する。
HUNTERの該当記事

山尾問題と「推定無罪」
2017年11月10日 09:55

 山尾志桜里衆議院議員へのバッシングが止まらない。弁護士との不倫疑惑で民進党を離党し、無所属で再選を果たした山尾氏が、件の弁護士を政策顧問に据えたことで再びたたかれる状況となった。山尾氏も弁護士も、不倫を否定している。だが、週刊誌や政権寄りのメディア、さらにはワイドショーに出演したお笑い芸人までが「(不倫ではないと言うなら)証明しろ」と迫る。男女関係の不存在を、どう証明しろと言うのか――。方法があるなら、教えてもらいたい。
 当事者が否定していることを、証拠もないのにしつこく追いかけ、自白を迫る日本の社会。“推定無罪”の原則はどうなってしまったのか? 

■悪魔の証明

 「悪魔の証明」という言葉がある。「存在しないこと」「やっていないこと」「なかったこと」の証明を意味しており、事実上、証明が困難なことを指す。不倫―すなわち男女関係の有無は、当事者が証言するか、証拠写真でもない限り、証明することはできない。

 山尾氏も不倫相手とされた弁護士も、「男女関係はなかった」というのが公式見解だ。一方、山尾氏の不倫疑惑を報じた週刊文春やワイドショーの出演者たちは、「ホテルやマンションに二人きりでいた。どう見ても不倫だろう」として、山尾氏を厳しく批判する。ワイドショー番組でコメンテーターを務める東国原英夫氏は、山尾氏が件の弁護士を政策顧問にしたことについて、厳しい意見をツイッターに投稿。「不倫ではないと言うのなら証明しろ」と主張し、「週刊誌を舐めるな」という脅しまでかけていた。この人、一体何様なのか。

 まったく同感だ。

 文春もテレビのコメンテーターも、メディアとして今何を問題にすべきかを、はき違えている。

 前回の記事で書いたように、ファミレスや喫茶店で茶飲み話をしているオバチャン達と、週刊誌の記者やコメンテーターなる雛壇タレントとは、問題意識において同レベル。

 オバチャン達はいいのだ。家事や子育て、パートで疲れた心身を癒すためのくつろぎの時間なのだから。

 しかし、メディア人は、死語化しつつある、ジャーナリストのはすくれではないか。

 中でも文春は酷過ぎる。
 HUNTERも次のように書いている。

■はしゃぎ過ぎの「文春」

 山尾氏についていえば、民進党離党時の記者会見での姿勢に、問題があったことは事実だ。質問に答えず会見場を去ったことは、当然批判に値する。だが、それと不倫のある・なしは別問題。疑惑を持たれた山尾氏と弁護士の間に男女関係がなかったとしたら、どうなるのか?おそらく、誰も責任を取れずに終わるだろう。

 山尾氏の問題を最初に報じたのは週刊文春。「文春砲」などともてはやされてきるが、同誌が手掛けてきた“スクープ”で、「すごい」とうならされたのは甘利明元経産相の収賄疑惑くらい。あとは、有名人の下半身スキャンダルばかりだ。つまりは下ネタ。新聞が絶対に手を出さないネタで、販売部数を伸ばしているに過ぎない。のぞき趣味的な記事に踊るワイドショーが、同じ方向を向いていることは言うまでもない。

 文春の“はしゃぎすぎ”も感心しない。衆院選の投開票日、再選を決めた山尾氏の選挙事務所で、同誌の記者が山尾氏に不倫疑惑についての質問をぶつけたという。周りは山尾氏の支持者ばかり。非常識であり、まともな取材活動とは思えない。衆人環視の中で場違いな質問をしたのは、ただ目立ちたかっただけ。やるなら、安倍首相の選挙事務所や自民党本部で、加計や森友の問題を首相か昭恵夫人にぶつけてみればよかった。どうせ、そんな度胸はあるまいが……。

 指摘のように「文春砲」が狙うのは、もっぱら下半身。
 それも、権力者側をターゲットにすることは稀有だ。

 HUNTERが、今メディアが何をすべきか書いているが、これも、まったく同感。

■追及すべきは森・加計疑惑

 状況証拠だけで考えるなら、森友・加計疑惑の方がよほどクロに近い。国政が歪められ、税金が無駄に費消された可能性がある問題なのだ。しかし、公人に等しい首相夫人は公の場での釈明を拒否、首相も「謙虚に」「丁寧に説明」という約束を果たしていない。それどころか、国会論戦での野党の質問時間を減らせと指示しており、言行不一致は明らかだ。報道機関であれワイドショーであれ、安倍首相本人や昭恵夫人を、もっと厳しく追及すべきだろう。そもそも、唐突な衆議院の解散は、森・加計疑惑の追及を逃れるため。この国最大の権力者の方が、はるかにタチが悪い。状況証拠がそろっている上に公文書を隠すという証拠隠滅、さらには事実上の証言拒否――。どちらが社会にとって害になるか、子供でも分かる話である。繰り返すが、「推定無罪」がこの国の原則だ。不倫を否定する人物を追いかける暇があるなら、権力者を追い詰めるのがマスコミの使命だろう。

 読んでいて、気分がスーッとする記事だった。

 あれだけクロに近いグレーな加計の獣医学部が、なぜ文科省から認可されるのか・・・・・・。

 林文科相が、いくら圧力がなかったと言っても、大半の国民はそう思ってはいない。

 その国民に替わって権力に立ち向かって行くことこそが、ジャーナリストの仕事ではないのか。

 「パラダイス文書」も、日本ではあまり話題にならないが、あの文書を公にした組織の名にある「調査報道」を基本方針とするHUNTERには、こういう記事を今後も期待している。


 
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# by koubeinokogoto | 2017-11-16 17:54 | 責任者出て来い! | Comments(4)
 トランプ父娘の来日騒動が、ようやく終わってほっとしている。

 窮乏する国民の生活などを無視し、大盤振る舞いの安倍だったなぁ。

 最近は、日本で起こった出来事を、海外のメディアで初めて知ることが多くなった。

 二人の来日中の出来ごとについて、「BUSINESS INSIDER」がロサンゼルス・タイムズ、ニューヨーク・タイムズの記事から紹介しているので、引用したい。
「BUSINESS INSIDER」の該当記事

「会場はガラガラ」欧米メディアが冷笑する日本のイヴァンカとトランプ報道

津山恵子 [ジャーナリスト]
Nov. 07, 2017, 06:00 PM

「シンゾーは、ドナルドに特別なものを用意していた」

という書き出しで、ロサンゼルス・タイムズは、両首脳の接近ぶりをトランプ大統領来日の初日(米時間11月4日)に書いた。安倍首相がトランプ氏に贈った「ドナルド&シンゾー 同盟をもっと素晴らしいものにする」と縫い取りがある野球帽のことだ。

同紙は、ゴルフのプレイについて、両首脳がtwitterでお互いを褒めあったことも報じた。

❝「素晴らしい友人とのゴルフ、会話が弾みます」(安倍首相)

「安倍首相と松山英樹とゴルフ。素晴らしい人たちだ」(トランプ大統領)

両首脳夫妻が鉄板焼きグリルに行った際は、トランプ大統領が、記者団にこうコメントした。

❝「我々の関係は、本当に稀なものだ。日本に我々がこんなに近づいたことはなかっただろう」

ロサンゼルス・タイムズは両首脳の「褒め合戦」を淡々と報じたが、多くの各国首脳とはうまくいっていないトランプ氏が、異例の扱いを受けていることが際立つ。さらに首脳同士の関係と日本人の米大統領に対する感情は、大きく隔たっている。

ガラガラだったイヴァンカ氏のイベント

米調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、日本人の米大統領に対する信頼度は、2016年のオバマ大統領時代の78%から24%と、54ポイントも下落している。同様に、アメリカに対する好感度も72%から57%と落ち込んだ。 また、トランプ政権下、日米関係が「良くなる」と答えた人は17%にとどまり、「悪化する」と答えた人が41%と大きく上回った。

ニューヨーク・タイムズは、ピューの数字を大統領の長女で大統領補佐官のイヴァンカ・トランプ氏の来日記事で引用した。安倍首相と出席した「国際女性会議WAW!」の座席がガラガラだったのも、この数字が背景にあるのでは、と報じている。

 同紙はまた、日本のテレビコメンテーターが、イヴァンカ氏のピンクのスカートが大統領補佐官として、短すぎると報じていたことも伝えた。アメリカでは「スカートの長さ」などどうでもいいことだとも。イヴァンカ氏の成田国際空港到着時の様子からレストランでの食事内容まで、「メジャー・ニュース」として伝えた日本メディアの過熱ぶりと、メインイベントの会議では集客につながらなかったことの対比を際立たせていた。


 私の記憶がたしかなら、日本のテレビで、ガラガラの会場を放送した局はなかっただろうし、そのことを報道した大手新聞もなかったはず。

 流行語大賞じゃないが、「忖度」か。

 ここ数年、政府に批判的な記事や放送をしたメディアへの脅しが、実によく効いているということだ。

 この国で起こったことを、この国のマスコミから知ることは難しくなった。


 北朝鮮への圧力を強めることについてトランプと安倍は同意したらしい。

 日本国民の多くは、そんな安倍政権はもうたくさんだ、ということに同意している。

 コメンテーターなる、雛壇の賑やかしが、スカートの丈が短いなどど言っているのは、いわゆる、オバチャンたちの井戸端会議と同レベルの内容である。

 どうでもいいことなのだ。

 ファミレスや喫茶店でオバチャン達が交わすような会話が、公共の電波でたれ流ししされている時、それを見てほくそ笑んでいる権力者がいることを忘れてはならない。

 先の選挙で堂々と当選した山尾議員が、不倫相手と言われる弁護士をスタッフ(政策顧問)に起用したことに対して、いろんなタレントが批判的コメントをしているらしいが、海外、たとえばフランスなら何ら問題にされないだろう。

 山尾議員に尋ねるべきことは、スタッフを強化して、何を国会で追及するのか、というあくまで「政治的」なテーマであるべきだ。

 政治家に問うべきは、政治課題にどう取り組んでいるかである。

 もし不倫問題でもっと糾弾されるべきは、当代の桂文枝ではなかったのか。
 相手が売名を目的としていたとしても、文枝が長らく彼女と交際していた事実は消えなかろう。
 
 ともかく、なぜ、野党の政治家が覗き見的な週刊誌のターゲットになったのか、その背後にあるものこそ、国民は凝視しなければならない。

 我々国民の血税が無駄遣いされていることこそ、追及されるべきであって、「モリ」も「カケ」もまだ終わっちゃいない。

 トランプの来日中に、二人のファーストレディが、「平」「和」の書道をしている映像を見ていて、私が思ったことがある。
 もし、森友問題が表面化されていなければ、安倍総理夫人は、トランプ夫人を森友の幼稚園に連れて行ったかもしれないなぁ。

 そこで、彼女は、日本の教育問題を滔々と語ったであろう。

 二人で書いた「平和」の文字は、皮肉だ。
 世界の多くの真っ当な政府が、北朝鮮問題で、対話を重視すべきと主張している中で、「圧力」で一致している貴方たちの旦那こそ、「平和」を乱そうとしているのではないか。

 今、まさに日本のジャーリズムの炎が消えかかろうとしている。
 
 想田和弘が「熱狂なきファシズム」と名づけた脅威を防ぐには、少しでも多くのメディアが、本来の仕事をする必要がある。

 何にメディアは「熱狂」すべきなのか。

 その対象は、弱い者ではなく、強い権力であるはずだ。

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# by koubeinokogoto | 2017-11-09 18:54 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)
 準備期間の短さを考えれば、立憲民主党の55議席は、国民の「反安倍政権」の思いを充分に反映した結果と言えるだろう。

 選挙前から議席数を伸ばしたのは、立憲民主党だけである。

 このことは、もっと声高に叫ばれて良い。
 しかし、今のメディアは、安倍に睨まれるようなことは、しない。

 共産党も議席数を伸ばして欲しかったが、残念。

 しかし、それは選挙協力において、ほぼ一方的に共産党が立憲民主党を助ける形になったからでもある。

 とはいえ、共産党候補が立憲民主党候補と戦っていたら、共倒れになっていた地域も少なくないだろう。

 立憲民主党は、共産党の選挙協力があったことを忘れてはならない。

 そして、今こそ、二年前、あの強行採決の後に志位委員長が提唱した、「国民連合政府」を目指すべき時ではなかろうか。
 
 共産党サイトに、当時の主張が掲載されている。
共産党サイトの該当ページ


題は、
「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現をよびかけます
2015年9月19日 日本共産党中央委員会幹部会委員長 志位和夫
となっている。

 その「よびかけ」の内容を引用する。

1、戦争法(安保法制)廃止、安倍政権打倒のたたかいをさらに発展させよう

戦争法(安保法制)は、政府・与党の「数の暴力」で成立させられたからといって、それを許したままにしておくことは絶対にできないものです。

何よりも、戦争法は、日本国憲法に真っ向から背く違憲立法です。戦争法に盛り込まれた「戦闘地域」での兵站、戦乱が続く地域での治安活動、米軍防護の武器使用、そして集団的自衛権行使――そのどれもが、憲法9条を蹂躙して、自衛隊の海外での武力行使に道を開くものとなっています。日本の平和と国民の命を危険にさらすこのような法律を、一刻たりとも放置するわけにはいきません。

戦争法に対して、圧倒的多数の憲法学者、歴代の内閣法制局長官、元最高裁判所長官を含むかつてない広範な人々から憲法違反という批判が集中しています。このような重大な違憲立法の存続を許すならば、立憲主義、民主主義、法の支配というわが国の存立の土台が根底から覆されることになりかねません。

安倍首相は、〝国会多数での議決が民主主義だ〟と繰り返していますが、昨年の総選挙で17%の有権者の支持で議席の多数を得たことを理由に、6割を超える国民の多数意思を踏みにじり、違憲立法を強行することは、国民主権という日本国憲法が立脚する民主主義の根幹を破壊するものです。

私たちは、心から呼びかけます。憲法違反の戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義と民主主義をとりもどす、新たなたたかいをおこそうではありませんか。安倍政権打倒のたたかいをさらに発展させようではありませんか。


2、戦争法廃止で一致する政党・団体・個人が共同して国民連合政府をつくろう

憲法違反の戦争法を廃止するためには、衆議院と参議院の選挙で、廃止に賛成する政治勢力が多数を占め、国会で廃止の議決を行うことが不可欠です。同時に、昨年7月1日の安倍政権による集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を撤回することが必要です。この2つの仕事を確実にやりとげるためには、安倍自公政権を退陣に追い込み、これらの課題を実行する政府をつくることがどうしても必要です。

私たちは、心から呼びかけます。〝戦争法廃止、立憲主義を取り戻す〟――この一点で一致するすべての政党・団体・個人が共同して、「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」を樹立しようではありませんか。この旗印を高く掲げて、安倍政権を追い詰め、すみやかな衆議院の解散・総選挙を勝ち取ろうではありませんか。

この連合政府の任務は、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を撤回し、戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義と民主主義をとりもどすことにあります。

この連合政府は、〝戦争法廃止、立憲主義を取り戻す〟という一点での合意を基礎にした政府であり、その性格は暫定的なものとなります。私たちは、戦争法廃止という任務を実現した時点で、その先の日本の進路については、解散・総選挙をおこない、国民の審判をふまえて選択すべきだと考えます。

野党間には、日米安保条約への態度をはじめ、国政の諸問題での政策的な違いが存在します。そうした違いがあっても、それは互いに留保・凍結して、憲法違反の戦争法を廃止し、立憲主義の秩序を回復するという緊急・重大な任務で大同団結しようというのが、私たちの提案です。この緊急・重大な任務での大同団結がはかられるならば、当面するその他の国政上の問題についても、相違点は横に置き、一致点で合意形成をはかるという原則にたった対応が可能になると考えます。

この連合政府の任務は限られたものですが、この政府のもとで、日本国憲法の精神にそくした新しい政治への一歩が踏み出されるならば、それは、主権者である国民が、文字通り国民自身の力で、国政を動かすという一大壮挙となり、日本の政治の新しい局面を開くことになることは疑いありません。


3、「戦争法廃止の国民連合政府」で一致する野党が、国政選挙で選挙協力を行おう

来るべき国政選挙――衆議院選挙と参議院選挙で、戦争法廃止を掲げる勢力が多数を占め、連合政府を実現するためには、野党間の選挙協力が不可欠です。

私たちは、これまで、国政選挙で野党間の選挙協力を行うためには、選挙協力の意思とともに、国政上の基本問題での一致が必要となるという態度をとってきました。同時に、昨年の総選挙の沖縄1~4区の小選挙区選挙で行った、「米軍新基地建設反対」を掲げての選挙協力のように、〝国民的な大義〟が明瞭な場合には、政策的違いがあってもそれを横に置いて、柔軟に対応するということを実行してきました。

いま私たちが直面している、戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義と民主主義をとりもどすという課題は、文字通りの〝国民的な大義〟をもった課題です。

日本共産党は、「戦争法廃止の国民連合政府」をつくるという〝国民的な大義〟で一致するすべての野党が、来るべき国政選挙で選挙協力を行うことを心から呼びかけるとともに、その実現のために誠実に力をつくす決意です。

この間の戦争法案に反対する新しい国民運動の歴史的高揚は、戦後70年を経て、日本国憲法の理念、民主主義の理念が、日本国民の中に深く定着し、豊かに成熟しつつあることを示しています。国民一人一人が、主権者としての力を行使して、希望ある日本の未来を開こうではありませんか。

すべての政党・団体・個人が、思想・信条の違い、政治的立場の違いを乗り越えて力をあわせ、安倍自公政権を退場させ、立憲主義・民主主義・平和主義を貫く新しい政治をつくろうではありませんか。

 二年前は、この「よびかけ」に、他の野党が応えることはなかった。
 
 では、今はどうか。

 枝野が、もし、誠意ある人物ならば、共産党への恩義を忘れないはずだ。

 野党第一党党首の枝野が、共産党の犠牲を覚悟の選挙協力に真摯に感謝し、それに応えるのは、まさに「国民連合政府」実現のための、野党再編に取り組むことである。

 立憲民主党、共産党、社民党、そして、無所属の護憲派議員を取り込んで、次の機会での「国民連合政府」実現のための地固めをするべきだ。

 そう簡単ではない。

 しかし、もし、衆院で100名の仲間が集まれば、歴史を変える土台にはなる。

 枝野、期待に応えてくれ!

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# by koubeinokogoto | 2017-10-23 19:12 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)

人間らしく生きることを阻害するものに反対します。


by 小言幸兵衛