人気ブログランキング |

幸兵衛の小言

koubeinoko.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:幸兵衛の独り言( 56 )

 れいわ新選組の、「消費税廃止」と「所得税、法人税の累進課税により税収増」をセットにするという政策の根拠は、財務省のウェブサイトにある、次のグラフからも説得力があることが分る。
財務省ウェブサイトの該当ページ

 小さくて読みにくいのだが、最新は平成30年度の予算額。
e0337865_16450456.jpg

(注)平成28年度以前は決算額、平成29年度は実績見込額、平成30年度は予算額である。

 高い山から急激に下がっているピンクのラインが、所得税
 真ん中へんを推移している青いラインが、法人税
 一番下が、昭和までは物品税等だが、平成元年に3%で導入されてからは、消費税。
 ラインがジャンプアップするのは、平成9年に5%、平成26年に8%に上がったことが理由であるのは、言うまでもない。

 ご覧のように、消費税は所得税とほぼ同じになり、法人税は、明白にそれらの税収を下回る状況になっている。

 国家予算は、増え続け、いまや100兆円を超えている。

 このグラフを見るだけでも、消費税の大半は、所得税、法人税の減収の補填に回っていると察することはできる。
 
 そもそも消費税は何のために使われてきたのか、という根本の議論が必要だ。

 凍結ではなく廃止、という主張は、その根本的議論を誘発するためでもある。

 既成事実を疑問なく受け入れたり、政府の言うことを信じることで、大企業や富裕層が優遇され、それに反して、大多数の国民の生活が脅かされてきたという事実を、れいわ新選組が思い出させてくれたと考え、国民一人一人が、この国のあり方を真剣に考える時なのだと思う。

 

by koubeinokogoto | 2019-07-26 21:36 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)
 参院選、テレビも全国紙のサイトも、自公で過半数、といった報道ばかり。

 安倍は「信頼を得た」と、相変らずの誤魔化し発言。


 改選数66から、9議席減の57議席・・・惨敗なのである。

 単独過半数も割った。

 なぜ、自公で過半数、とばかり言うのか。

 また、れいわ新選組の活動はほとんどスルーして、開票速報では、山本太郎落選、ということを強調する。

 何を言っているのだ。

 特定候補の、山本太郎の言葉を借りるなら、「ややこしい人」「空気を読まない人」を、政党でもなかった組織から二人も国会に送り込んだのである。

 今や「党首」の山本太郎が、次の衆院選で100人規模で候補者を出す、というのは、決して冗談じゃない。

 
 官僚が政治家に忖度するのではなく、政治家が国民に忖度する世の中こそ、民主主義の社会。

 消費税廃止は、れいわが主張する政策で可能だ。

 もう、大企業やお金持ちにやさしく、大多数の国民には厳しい政治は、いりません。

 次の衆院選は、間違いなく、もっと大きな風が吹く。

 山本太郎、がんばれ!
by koubeinokogoto | 2019-07-22 22:21 | 幸兵衛の独り言 | Comments(4)
 参院選の投票日が近づいている。

 NHKで、れいわ新選組の山本太郎の政見放送を見た。

 彼は、あれだけの数字、カンペなしで言っているのなら、凄い。

 某諸派代表が、原稿をずっと読みながらだったことと、好対照。

 安倍と三原の掛け合いなぞ、すぐにチャンネルを替えたが、ネットなどでは、とんでもない内容だったようだ。


 マスメディアは、徹底的に、れいわ新選組をスルーしている。
 
 対照的に、「日刊ゲンダイ」は山本太郎のインタビュー記事を掲載した。
 引用したい。
「日刊ゲンダイ」の該当記事

れいわ新選組・山本太郎氏「世の中変わるなら捨て石上等」
公開日:2019/07/18 11:50 更新日:2019/07/18 14:34

「財政規律、財政再建と言う政治家はDV野郎です」

 21日投開票の参院選でもっとも注目されるのが、山本太郎代表が立ち上げた「れいわ新選組」の動向。テレビ中心に大手メディアが存在を黙殺する中、街頭では大勢が立ち止まり、演説に耳を傾け、寄付をする。その映像がネットで拡散され、著名人もがSNSで応援する。かつてない社会現象だ。


 ――投開票日が迫っていますが、手応えは?

 反応はすごくいいです。公示日は(立候補)届け出がギリギリ、ポスターも張れてない、第一声でのぼりもない、選挙カーもないというスロースタートでしたが、どこへ行っても感触はいい。

 ――12日の品川駅前での街頭演説「れいわ祭」はかなりの群衆で、どんどん膨れ上がっていきました。何が有権者を引きつけていると?

 自分で聞いてみると、退屈な演説だなと思うわけです。きのう(12日)も映像を確認して吐きそうになったんです。イケてなさに。ただ、分かりやすいというのはあるんじゃないですか。山本太郎でも理解できるんだから、みんな理解できる。それ以上でもそれ以下でもない。

 それと、本気の捨て身って、なかなかないじゃないですか。僕も野原さん(東京選挙区に出馬した野原善正候補)も、世の中が変わるんだったら、捨て石上等のつもりでやっている。そういうところが伝わっているのなら、面白がる人がいるかもしれないですね。

 ――寝ている票の掘り起こしは狙い通りですか。

 今の時点で何とも言いようがないです。蓋を開けてみないと。無党派に対して他の政党は伸びしろが少ないと思うんですよ。そうした中で、伸びしろ「しか」ないのが僕たち。グラウンド・ゼロから始まっていますから。(有権者の)視界に選択肢として映ればもっと面白くなると思うんですが、ネットなどの一部のメディアでしか取り上げられない。強制的に垂れ流すテレビでは、僕らの存在は扱われない。それは想定済みで分かっちゃいるけれど、大変ですね。


 ――確かに、テレビではほぼスルーされています。

 政党要件を満たさないので扱われないようなのですが、そうは言っても、国会議員1人が旗揚げしたグループが3億円の寄付を集めて、演説会場はどこよりも盛り上がっている。ひとつの現象として取り上げられてもいいのでは、と正直思いますね。もっとも、演説内容はスポンサーサイドにとって好ましくないでしょうから。テレビは商業主義ですからね。

 ――低投票率が懸念されています。

 ハッキリ言って、みんな政治どころじゃないんですよ。「立憲主義に基づいた政治を行う」っていくら訴えても、多くの人はそれどころじゃない。生活が本当に苦しくて、目の前のことで精いっぱいという声をたくさん聞いてきました。こうした声を私よりも聞いてる先輩はいっぱいいると思うんですよ。それなのに、消費増税とか、増税凍結どまりとか。「ナニ寝言言ってんだ」ってことは、与野党に言いたいですね。

 
 “小さな声”を聴く、なんて大嘘をついている政党があるが、その「小さな声」とは、“生活が本当に苦しくて、目の前のことで精いっぱい”な人達の声ではないか。
 
 福島での街頭演説の内容をYoutubeで聞いた。

 消費税を廃止して、所得税、法人税を累進課税とし、持てる者から多く、持たない者からは少なく税金を徴収するという考え方は、もっともなのだ。

 あの3.11の時、ある企業のトップが、こんな時に法人税減税は必要ない、その分も納めたいと言っていたことを思い出す。

 経団連のお偉方に、そんな気概はあるのだろうか。

 山本太郎は、歴史を変えようとしている。

 正確に言えば、大企業にやさしく、圧倒的に多い中小零細企業には厳しい税制を改革し、消費税廃止や最低賃金の引上げにより、低所得者層の生活を改善し、全般的に消費が活発化する経済政策を推進することによる相乗効果を目指している。

 南海トラフや東海地震などの大災害にも耐えうる国づくりのためにも、上記のような政策を含め地方再生を目指そうとしている。

 安心、安全な生活のために、彼が政治家を目指すきっかけとなった原発の廃止は当たり前のことだ。

 山本太郎自身は、比例名簿で三番目の順位。
 
 「捨て石上等」という覚悟で臨んでいる候補者が、他にいるか・・・・・・。

 私の住む神奈川県での立候補者はいないが、比例で三百五十万票分の一票となるべく投票する。

 ごまかし、まやかしが大手をふるう自公政権は、もう結構。

 国民が主役ではない今の世の中。

 役所が、今ほど出鱈目な数字を作ったり、事実を隠したりする時代はなかったと思う。
 「忖度」がブームになる時代。

 政治が、国会が、機能していない。

 世の中を変えるための選挙であって欲しい。

 札幌で安倍の演説に「帰れー」「増税反対」と声を挙げた市民が警察に排除された。

 かたや、れいわ新選組の山本太郎の演説に拡声器で野次を飛ばした者は、警察が取り囲んだものの、そのまま続けさせた。

 テレビというメディアが特性を生かし選挙の今を取り上げるなら、この二つの光景こそ比較して報道すべきなのである。


 ネットでも、政党補助金という税金を投入しての自民党の広告が、うるさいくらいだ。
 「明日の日本を、切り拓く」だと!?

 冗談じゃない、日本国民の財産や安全を切り刻んでいるのが、今の政権だ。

 今もっとも、まっとうな主張をしている政治団体、「れいわ新選組」のサイトで、ぜひ、政策や演説の内容などをご確認のほどを。
「れいわ新選組」の公式サイト
by koubeinokogoto | 2019-07-18 21:21 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)
 この記事は、兄弟ブログ「噺の話」に書いたものとほぼ同じなのだが、こちらにも、少し補足して掲載したい。

 川崎の事件は、なんとも言えない悲しみと空しさが募る。

 さまざまなメディアで。あの事件が報道されている。

 その中で、街頭での声やメディアでのコメンテーターなる人たちの発言が、いろいろと物議を醸している。

 その発言の内容は、兄弟ブログでは、あえて明かさなかった。

 しかし、こちらでは、明確にしよう。

 立川志らくが、コメンテーターというタレントとして発した「一人で死ねばいい」という言葉が、SNSを賑わわせていたが、報道番組に長年かかわってきた人物や、弁護士までが、同じような発言をしていることとを、ネットで知った。

 その言葉が、どれほど軽薄であり、問題の本質から人の目を遠ざける行為であるか、彼らには想像することができないのだ。

 また、元農林水産事務次官がご子息を殺害した事件では、川崎の事件を知り、長男が人に危害を加えるかもしれないと思った、という発言があったとのこと・・・・・・。

 なんとも痛ましい事件が続いた。


 同じような事件が再現しないようにするには、果してどんな社会であるべきなのか・・・・・・。

 “犯人”を責めることは、誰もができる。

 しかし、重要なのは、“犯人”を生み出さない社会を模索することではないか。

 
 こういう事件がある度に、随分前に書いた、ある本に関する記事を思い出す。

e0337777_11072019.jpg
中島梓『コミュニケーション不全症候群』

 それは、中島梓さんの『コミュニケーション不全症候群』。
 1991年8月に筑摩書房から単行本として発行され、1995年12月に文庫化。

 八年ほど前、二度、長い記事を書いた。
2011年3月5日のブログ
2011年3月6日のブログ

 今思えば、3.11の直前だった。
 
 最初の記事は、本書の引用を中心に、どんなことが書かれているかを紹介し、翌日、補足的な記事を書いた。

 その二つ目の記事と重複するが、こういう事件の背景にある社会病理について、考えたい。


 あの本の「最後の人間」の章から引用。

 ここに、なぜ「おタク」や「ダイエット」などを素材として「コミュニケーション不全症候群」というテーマで本を書いたのかについて、著者中島さんの思いが書かれている。

 もっとずっと重大に見えるたくさんの問題−たとえば環境破壊、地球の汚染、戦争や飢餓がこれほど身近に迫った臨界点をかかえているように見えるとき、なんでわざわざコミュニケーション不全症候群−いうなればほんのちょっとした不適応ないし過剰適応の問題を俎上にあげてまじめに考えなくてはならないのか。
 それは警察の機構と似ている。−「犯罪が起こらなくては何もできることはない」のである。おタクのなかのあるものがゆきずりに幼女を殺せばはじめておタクという存在は社会問題となる。が、それはすぐに次の−そう、たとえば、見捨てられている少年たちが女子高校生をさらって監禁し、ついになぶり殺してしまった、というような事件にとってかわられ、人々の関心と有識者の意見とはすぐに、それまでのおタクについての考察から、放任家庭への批判へとうつりかわってゆく。同じように拒食症で20キロになって死に瀕してはじめて、少女たちは多少なりともかえりみられるだけの価値のある存在、つまりは立派な「患者」として扱われるようになるだろう。
 本当はそれでは遅いのだが、そういう扱いが幸いにして間に合うことはなかなかない。いや、彼ら彼女たちがそのような、さまざまな異様な症状を呈するにいたったのはそもそも大体が、それほどに−殺人をおかしたり20キロにまで自分自身をすりへらすようなことになるまでに、社会から無視され、かえりみられず、かえりみるだけの価値もない存在として扱われていたからなのだ。社会は彼らをちゃんとした人間として正視しなかったし、彼らもまた自分たちの同類をそうしなかった−彼らの場合はそうするだけの余力はもう残ってなかったのかもしれない。また彼ら自身も社会に対してそういう期待をもつこともなかったのだ。そうするかわりに彼らは自分自身の頭を虚構の砂のなかに埋める−さながら駝鳥のようにだ。そうして何も見ないで生きようとする。

 中島さんの文章は、特にこの評論は、独特の言い回しもあって分かりにくい部分もあるが、私なりの理解とちょっとした主張にまとめると、こういうことになる。

(1)現代社会は、自分自身が安心していられる“テリトリー”が、常に侵害される恐れがある
(2)そのテリトリー外の人とのコミュニケーションが、なかなか上手く行えない傾向にある
(3)いわば「コミュニケーション不全症候群」と言うべき病は、必ずしも“ヘンな人”や
   “異常な人“といった特定個人の問題ではなく、現代人がすべからく侵されかねない
   社会病理である
(4)そういった環境に過剰適合したものとして、「おタク」や「ダイエット」、そして行き
   過ぎたダイエットによる摂食障害などの問題がある。
(5)しかし、こういった社会病理に起因する問題は、特定個人が何か問題を起こしたり、
   ニュースになるような事態になって初めて、あくまで“個人”の問題として警察が扱い
   マスコミも取り上げるが、本質的な社会病理のことは滅多に話題にならない
(6)重要なのは、その特定個人による“事件”の背景にある社会病理の実態を知ることと、
   それをどう解決するかという議論なのである


 さまざまな事情、背景から、自分の狭いテリトリーに閉じこもりがちな人に対し、その殻を一層固いものにしてしまうような発言や行動は、決して今回のような事件の解決にならないと思う。

 すでに“犯人”である人物に対し批判するのは、周囲の同調も得られやすい。
 そういう時の発言は感情的になりやすいが、多くのメディアは、それを煽る。

 そうやって、犯人を批判、指弾することは、同じような事件の発生を抑制する効果があるのかどうか。

 大事なことは、“犯人”を出さないことではないのか。

 安倍内閣を含め、登下校時の安全確保、ということを力説するが、それで問題の本質部分が解決できるのだろうか・・・・・・。


 中島梓さんが『コミュニケーション不全症候群』を書いてから三十年近く経とうとしている。
 彼女が指摘した、“社会から無視され、かえりみられず、かえりみるだけの価値もない存在として扱われ“る人は、間違いなく増えていると思う。

 同じような事件が起こらないようにするには、寛容な姿勢で、相互扶助の精神が生きる社会が必要だと思う。

 3.11の後、そういう社会に戻りつつあったように思うが、残念ながら、あれだけの犠牲があったにもかかわらず、不寛容な社会に戻りつつある。

 “さながら駝鳥のように”“自分自身の頭を虚構の砂のなかに埋める”人が増えているのではないか。

 防御の観点でいろいろ考えることも、大事かもしれない。

 しかし、警備を厳重にすることにも限界がある。

 AIを活用して画像認識技術で危険と思われる人物を特定する、なんてことが可能な時代だ。
 中国では顔の認識技術と罰金の引き上げで、交通違反や犯罪を減らしている。

 しかし、行き過ぎると、常に監視の眼が光る息苦しい社会になる危険性がある。

 ジョージ・オーウェルの「1984」の社会は、技術的には現実性を帯びてきた。

 そんな息苦しい社会を、多くの人が望むのだろうか。

 やはり“犯人”をできるだけ生み出さないための社会の姿を模索することが大事ではないか。

 あえて、「甘い!」という批判を覚悟で書くが、イソップ寓話の「北風と太陽」の教えを思い出す必要があると思う。


 なお、この件に関するマスコミ人の軽率な発言について、居残り会リーダー佐平次さんの弟さん、鈴木篤弁護士がブログで鋭い指摘をなさっている。ぜひ、ご覧のほどを。
弁護士鈴木篤のつれづれ語り
by koubeinokogoto | 2019-06-03 20:27 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)
 夏の甲子園が昨日終わった。

 金足農業の決勝進出で、盛り上がったのは事実。

 しかし、エースの酷使には、やはり疑問がある。

 美談や賞賛が並ぶメディアの中にあって、日刊ゲンダイに、次の記事があった。
日刊ゲンダイの該当記事

金足農・吉田輝星を蝕む「登板過多」評論家も将来を危惧
2018年8月22日

「この投球数は、将来を考えれば決していいことではない」

 金足農(秋田)のエース吉田輝星についてこう言うのは、巨人、中大などプロアマ双方で指導者経験がある評論家の高橋善正氏だ。

 吉田は21日の決勝・大阪桐蔭戦で132球を投げ12失点、5回で無念の降板。秋田県勢では1915年の第1回大会以来、実に103年ぶりの決勝進出にチームを導いたものの、深紅の優勝旗には手が届かなかった。

 ドラフト1位候補にも挙げられる右腕は、今大会で計881球を投じた。地方大会の全5試合も完投しており、このベラボーな投球数を問題視する声が上がり始めているのだ。

■15人中3人

 1990年以降、夏の甲子園で活躍した投手の総投球数のデータを見ると、吉田はすでに上位に食い込んでいることがわかる(別表参照)。1大会で650球以上投げた投手15人の中で、プロでも目覚ましい活躍をしたのは、松坂大輔(現中日)と田中将大(現ヤンキース)、02年の新人王を獲得した正田樹くらい。高校時代の登板過多がたたってその後サッパリだったり、プロから見向きもされなかった投手がほとんどだ。

 ここまで9人で戦ってきた金足農は吉田以外に頼れる投手がいないとはいえ、本人は3回戦の横浜戦後に「朝、股関節が痛くて先発を辞退しようと思ったほど」と告白している。登板過多が股関節をむしばんでいることは想像に難くない。

 10年夏に783球を投げて春夏連覇を成し遂げた島袋洋奨(興南=現ソフトバンク)は卒業後、中大に進学。この島袋を1年時に監督として指導した前出の高橋氏はこう言う。

「島袋は高校時代、1週間に2~3回は300球の投げ込みをしていた。大学1年時にすでに筋力はできていたし、スタミナもあった。本人の話では、中学の時に肘を痛めたことはあったが、高校時代にケガをしたことはないと。それでも入学時には左肩に軽い炎症があったため、連投は避けるなど起用法には極力、気を使いました。今の若い子たちは20歳あたりでちょうど大人の体になるという。高校生という成長過程での酷使は非常に負担が大きいのです」

 酷暑の中での連投。

 世の中では「不要不急」の外出は避けるように、などと注意されている季節に、一人の人間の心身が酷使されている。


 これが、日刊ゲンダイの別表。
e0337777_11144783.png


 吉田の881球は、あの斎藤の次に多いことになる。

 いくら体が悲鳴を上げていても、監督に「大丈夫か」と聞かれれば、「大丈夫です」と、つい答えてしまうものだろう。
 
 しかし、生身の体だし、その後に長い人生がある。

 やはり、そろそろ、規則として投球数を制限する時期ではないだろうか。

 何でもアメリカが良いとは思っていないが、WBCの投球数制限など、投手の健康を考慮する考え方は、学ぶべきだと思う。

 MLBの公式サイトに、「ピッチスマート」の説明がある。
MLB.COMの該当ページ

 年齢ごとに投球数の上限の目安が設定されているのと、球数による休養日のガイドラインが設定されている。

 次のようなものだ。
e0337777_11003628.png


 17歳~18歳の一日の投球数の上限は、105球。
 投球数と休養日のガイドラインは、31~45球->一日、46~60球->二日、61~80球->三日、81球以上投げた場合は、4日の休養を取るように定めている。
 
 これは、一つの目安になると思う。

 「これでは層の厚いチームしか勝てない」とか、「休養日を多く設けると、開催期間が長くなり費用が増える」とか、いろいろ批判もあるかもしれない。

 しかし、高校野球は、いったい誰のためにあるのか。

 当事者たる一人一人の選手の野球人生を短くさせてでも、一時の「見世物」として楽しければいいのだろうか。

 私は、「勇気と感動をありがとう」などという言葉は、嫌いだ。

 今必要な勇気とは、選手の健康を最優先して、エースを酷使しない仕組みを導入することではなかろうか。

 
by koubeinokogoto | 2018-08-22 12:33 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)

日本国憲法「前文」

 憲法記念日は、日本国憲法の「前文」を、じっくり読む日にしてはどうかと思い、引用。

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

 能書きは、いらない。

 この内容をじっくり、噛みしめたい。
by koubeinokogoto | 2018-05-03 11:16 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)
 昨日の記事で、メディアがパワハラ被害について「MeToo」と名乗り出るべきだ、と書いたが、テレビ朝日が自社の女性社員が福田前次官のセクハラ被害者であると公表した。

 しかし、どうも、このテレビ朝日の会見は、歯切れが悪い。

 まず、福田が辞任をすることになって、慌てて公表した感がある。

 また、女性記者は、まず自社メディアでセクハラ問題を追及すべき、と上司に相談したのに、潰されている。

 これからはあくまで私の推論だが、この女性記者は、会社には頼れないと思い、週刊新潮にリークしたのに続き、自ら名乗り出よう、「MeToo」と叫ぼうとしたのではなかろうか。

 それでは、テレビ朝日の面目が立たなくなるので、慌てて福田辞任を知って局として会見したように思う。

 そもそも、テレビ朝日の早河会長は、安部のお友達仲間。

 昨年5月24日、前川文科省前次官が、加計問題で政権からの圧力があったことを明らかにした時期に、安部晋三は、早河会長に加え、今回の会見を行った篠塚報道局長も含めて会食している。
 朝日新聞の首相動静から引用する。
朝日新聞の該当記事

6時41分、東京・赤坂の日本料理店「古母里」。テレビ朝日の早河洋会長、篠塚浩報道局長と食事。10時8分、東京・富ケ谷の自宅。

 テレビ朝日の元社長は、こういった早河会長の行動に苦言を呈していると、Literaは伝えた。

Literaの該当記事

テレビ朝日元社長が安倍首相と癒着する早河会長ら現幹部を「腹心メディアと認知されていいのか」と批判! 株主総会で追及も
2017.6.29

菅官房長官の会見で助け舟を出したのはテレ朝政治部記者だった

 安倍首相がお友だちへの利益誘導ごまかしのためにぶちあげた「獣医学部、全国展開」だが、完全に火に油を注ぐ結果となったようだ。それはそうだろう。何しろこれまでの説明と国の方針をいきなり180度転換する発言、しかも、本当にこんなことが実行されたら、獣医行政や獣医師教育は大混乱におちいってしまう。野党はもちろん、ふだん弱腰のテレビ・新聞もさすがにこの発言には、一斉に「疑惑を隠すために国の政策を根本から変えるなんてありえない」と批判の声をあげている。

 ところが、そんななか、まったく逆に、政権をアシストする動きをする記者が現れた。27日午前の菅義偉官房長官の定例会見でのことだ。この日の会見は、まさに「獣医学部、全国展開」発言が波紋を広げるなかでの官房長官会見ということで、各社がこの問題を一斉に質問した。しかも、菅官房長官が安倍首相をいさめるどころか「52年間規制してきたことが問題」「全国展開していきたいのは当たり前のこと」などと安倍首相の妄言の実行を示唆したため、その後も20分にわたってこのテーマについての質問が続いたうえ、東京新聞の望月衣塑子記者がこの日も改めて「加計ありきだったことの反論になっていない。中立的な第三者の調査を行わないのか」と政府の対応を追及。菅官房長官も明らかに苛立ちをつのらせていた。

 そこに、突然、ある記者が加計問題追及をさえぎり、こんな質問をしたのだ。

「デビュー以来、公式戦での無敗記録が続く史上最年少棋士・藤井聡太四段が29連勝を達成しました。30年ぶりに最多連勝記録を更新しましたが、御所感があればお願いします」

 おいおい、このタイミングでいったい何を質問してるんだ? と唖然としていたら、案の定、菅官房長官はそれまで木で鼻をくくったような答えしかしていなかったのがいきなり饒舌になり、「14歳2カ月でデビューしたときも……」とデビュー時の印象から、棋風、AI活用まで、延々3分にわたって“藤井聡太論”を展開。そのまま会見を終わらせてしまったのだった。

 Literaの記事は、この後、5月の安倍、早河、篠塚の会食のことを問題視し、その後に、こう続く。

テレ朝・君和田元社長が「越えてはいけない一線を越えようとしている」


 実は、早河会長や報道幹部と安倍首相の癒着については、テレ朝の社長経験者からも疑念の声が上がっている。

 2005年から2012年まで代表取締役社長、同会長をつとめた君和田正夫氏が、塾長をつとめる「独立メディア塾」のウェブサイトで、今回、早河会長らが安倍首相との会食したことについて、〈「私にとって衝撃的でした。」「この時期に?まさか」というのが正直な気持ちでした。〉〈会食することによって、「首相の腹心のメディア」と世間に認知される恐れを抱かなかったのでしょうか。〉〈メディアが「越えてはいけない一線」を越えようとしている〉と厳しく批判。さらに、報道局長が同席していたことについて〈取材・報道に携わる者は取材先との距離感に敏感でなければなりません。癒着が疑われたら報道内容の信ぴょう性にまで影響します。社内的にもCEOと報道局長が、首相と親しいとなれば、「忖度」する部下が出て来る恐れがあります。そうならないことを願っています。〉と強い危惧を表明したのだ。

 また、テレビ朝日では今日29日、株主総会が開かれるが、その席で早河会長や、取締役でもある篠塚報道局長と安倍首相との癒着問題が追及されるのではないかとの噂も流れている。

「5月24日の会食はもちろん、幻冬舎・見城社長を介した官邸との癒着についても爆弾質問が飛び出すのではないかといわれています」(テレビ関係者)

 安倍政治のデタラメが次々とあきらかになっているいま、その安倍政権と癒着して報道を歪曲してきた新聞・テレビの幹部連中の責任も厳しく問われる必要がある。

(編集部)

 セクハラ被害を受けた女性社員が、せっかく上司に訴えたのに、その上司、そして篠塚報道局長は、早河ー安倍ラインを考え、まさに忖度して、自局で追及することをしなかったに違いない。

 メディアとして、その責任は大きい。

 やむなく他メディアにリークしたとはいえ、精神的な苦痛に悩んでいたであろう女性社員の勇気を重んじ、真っ当なジャーナリズム精神を取り戻そうとするのなら、まず、社内の経営管理体制から変える必要があるのではないか。

 OBたちの意見も反映し、テレビ朝日には、安部のお友達である早河会長を退任させる自浄能力の有無が、問われている。


by koubeinokogoto | 2018-04-19 12:36 | 幸兵衛の独り言 | Comments(2)
 拙ブログで、その書をお借りしている俳人の金子兜太さんが、亡くなった。

 戦時中のことを含め、さまざまなメディアでお人柄、業績などが紹介されているので、私ごときがくどくど書く必要はないだろう。

 もうじき、旧暦小正月なので、この句をご紹介するにとどめたい。


左義長や 武器という武器 焼いてしまえ

 本当に、その通り。

 偉大な俳人にして、反戦の旗頭だった金子兜太さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。

by koubeinokogoto | 2018-02-21 20:50 | 幸兵衛の独り言 | Comments(4)
 トランプ父娘の来日騒動が、ようやく終わってほっとしている。

 窮乏する国民の生活などを無視し、大盤振る舞いの安倍だったなぁ。

 最近は、日本で起こった出来事を、海外のメディアで初めて知ることが多くなった。

 二人の来日中の出来ごとについて、「BUSINESS INSIDER」がロサンゼルス・タイムズ、ニューヨーク・タイムズの記事から紹介しているので、引用したい。
「BUSINESS INSIDER」の該当記事

「会場はガラガラ」欧米メディアが冷笑する日本のイヴァンカとトランプ報道

津山恵子 [ジャーナリスト]
Nov. 07, 2017, 06:00 PM

「シンゾーは、ドナルドに特別なものを用意していた」

という書き出しで、ロサンゼルス・タイムズは、両首脳の接近ぶりをトランプ大統領来日の初日(米時間11月4日)に書いた。安倍首相がトランプ氏に贈った「ドナルド&シンゾー 同盟をもっと素晴らしいものにする」と縫い取りがある野球帽のことだ。

同紙は、ゴルフのプレイについて、両首脳がtwitterでお互いを褒めあったことも報じた。

❝「素晴らしい友人とのゴルフ、会話が弾みます」(安倍首相)

「安倍首相と松山英樹とゴルフ。素晴らしい人たちだ」(トランプ大統領)

両首脳夫妻が鉄板焼きグリルに行った際は、トランプ大統領が、記者団にこうコメントした。

❝「我々の関係は、本当に稀なものだ。日本に我々がこんなに近づいたことはなかっただろう」

ロサンゼルス・タイムズは両首脳の「褒め合戦」を淡々と報じたが、多くの各国首脳とはうまくいっていないトランプ氏が、異例の扱いを受けていることが際立つ。さらに首脳同士の関係と日本人の米大統領に対する感情は、大きく隔たっている。

ガラガラだったイヴァンカ氏のイベント

米調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、日本人の米大統領に対する信頼度は、2016年のオバマ大統領時代の78%から24%と、54ポイントも下落している。同様に、アメリカに対する好感度も72%から57%と落ち込んだ。 また、トランプ政権下、日米関係が「良くなる」と答えた人は17%にとどまり、「悪化する」と答えた人が41%と大きく上回った。

ニューヨーク・タイムズは、ピューの数字を大統領の長女で大統領補佐官のイヴァンカ・トランプ氏の来日記事で引用した。安倍首相と出席した「国際女性会議WAW!」の座席がガラガラだったのも、この数字が背景にあるのでは、と報じている。

 同紙はまた、日本のテレビコメンテーターが、イヴァンカ氏のピンクのスカートが大統領補佐官として、短すぎると報じていたことも伝えた。アメリカでは「スカートの長さ」などどうでもいいことだとも。イヴァンカ氏の成田国際空港到着時の様子からレストランでの食事内容まで、「メジャー・ニュース」として伝えた日本メディアの過熱ぶりと、メインイベントの会議では集客につながらなかったことの対比を際立たせていた。


 私の記憶がたしかなら、日本のテレビで、ガラガラの会場を放送した局はなかっただろうし、そのことを報道した大手新聞もなかったはず。

 流行語大賞じゃないが、「忖度」か。

 ここ数年、政府に批判的な記事や放送をしたメディアへの脅しが、実によく効いているということだ。

 この国で起こったことを、この国のマスコミから知ることは難しくなった。


 北朝鮮への圧力を強めることについてトランプと安倍は同意したらしい。

 日本国民の多くは、そんな安倍政権はもうたくさんだ、ということに同意している。

 コメンテーターなる、雛壇の賑やかしが、スカートの丈が短いなどど言っているのは、いわゆる、オバチャンたちの井戸端会議と同レベルの内容である。

 どうでもいいことなのだ。

 ファミレスや喫茶店でオバチャン達が交わすような会話が、公共の電波でたれ流ししされている時、それを見てほくそ笑んでいる権力者がいることを忘れてはならない。

 先の選挙で堂々と当選した山尾議員が、不倫相手と言われる弁護士をスタッフ(政策顧問)に起用したことに対して、いろんなタレントが批判的コメントをしているらしいが、海外、たとえばフランスなら何ら問題にされないだろう。

 山尾議員に尋ねるべきことは、スタッフを強化して、何を国会で追及するのか、というあくまで「政治的」なテーマであるべきだ。

 政治家に問うべきは、政治課題にどう取り組んでいるかである。

 もし不倫問題でもっと糾弾されるべきは、当代の桂文枝ではなかったのか。
 相手が売名を目的としていたとしても、文枝が長らく彼女と交際していた事実は消えなかろう。
 
 ともかく、なぜ、野党の政治家が覗き見的な週刊誌のターゲットになったのか、その背後にあるものこそ、国民は凝視しなければならない。

 我々国民の血税が無駄遣いされていることこそ、追及されるべきであって、「モリ」も「カケ」もまだ終わっちゃいない。

 トランプの来日中に、二人のファーストレディが、「平」「和」の書道をしている映像を見ていて、私が思ったことがある。
 もし、森友問題が表面化されていなければ、安倍総理夫人は、トランプ夫人を森友の幼稚園に連れて行ったかもしれないなぁ。

 そこで、彼女は、日本の教育問題を滔々と語ったであろう。

 二人で書いた「平和」の文字は、皮肉だ。
 世界の多くの真っ当な政府が、北朝鮮問題で、対話を重視すべきと主張している中で、「圧力」で一致している貴方たちの旦那こそ、「平和」を乱そうとしているのではないか。

 今、まさに日本のジャーリズムの炎が消えかかろうとしている。
 
 想田和弘が「熱狂なきファシズム」と名づけた脅威を防ぐには、少しでも多くのメディアが、本来の仕事をする必要がある。

 何にメディアは「熱狂」すべきなのか。

 その対象は、弱い者ではなく、強い権力であるはずだ。

by koubeinokogoto | 2017-11-09 18:54 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)
 準備期間の短さを考えれば、立憲民主党の55議席は、国民の「反安倍政権」の思いを充分に反映した結果と言えるだろう。

 選挙前から議席数を伸ばしたのは、立憲民主党だけである。

 このことは、もっと声高に叫ばれて良い。
 しかし、今のメディアは、安倍に睨まれるようなことは、しない。

 共産党も議席数を伸ばして欲しかったが、残念。

 しかし、それは選挙協力において、ほぼ一方的に共産党が立憲民主党を助ける形になったからでもある。

 とはいえ、共産党候補が立憲民主党候補と戦っていたら、共倒れになっていた地域も少なくないだろう。

 立憲民主党は、共産党の選挙協力があったことを忘れてはならない。

 そして、今こそ、二年前、あの強行採決の後に志位委員長が提唱した、「国民連合政府」を目指すべき時ではなかろうか。
 
 共産党サイトに、当時の主張が掲載されている。
共産党サイトの該当ページ


題は、
「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」の実現をよびかけます
2015年9月19日 日本共産党中央委員会幹部会委員長 志位和夫
となっている。

 その「よびかけ」の内容を引用する。

1、戦争法(安保法制)廃止、安倍政権打倒のたたかいをさらに発展させよう

戦争法(安保法制)は、政府・与党の「数の暴力」で成立させられたからといって、それを許したままにしておくことは絶対にできないものです。

何よりも、戦争法は、日本国憲法に真っ向から背く違憲立法です。戦争法に盛り込まれた「戦闘地域」での兵站、戦乱が続く地域での治安活動、米軍防護の武器使用、そして集団的自衛権行使――そのどれもが、憲法9条を蹂躙して、自衛隊の海外での武力行使に道を開くものとなっています。日本の平和と国民の命を危険にさらすこのような法律を、一刻たりとも放置するわけにはいきません。

戦争法に対して、圧倒的多数の憲法学者、歴代の内閣法制局長官、元最高裁判所長官を含むかつてない広範な人々から憲法違反という批判が集中しています。このような重大な違憲立法の存続を許すならば、立憲主義、民主主義、法の支配というわが国の存立の土台が根底から覆されることになりかねません。

安倍首相は、〝国会多数での議決が民主主義だ〟と繰り返していますが、昨年の総選挙で17%の有権者の支持で議席の多数を得たことを理由に、6割を超える国民の多数意思を踏みにじり、違憲立法を強行することは、国民主権という日本国憲法が立脚する民主主義の根幹を破壊するものです。

私たちは、心から呼びかけます。憲法違反の戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義と民主主義をとりもどす、新たなたたかいをおこそうではありませんか。安倍政権打倒のたたかいをさらに発展させようではありませんか。


2、戦争法廃止で一致する政党・団体・個人が共同して国民連合政府をつくろう

憲法違反の戦争法を廃止するためには、衆議院と参議院の選挙で、廃止に賛成する政治勢力が多数を占め、国会で廃止の議決を行うことが不可欠です。同時に、昨年7月1日の安倍政権による集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を撤回することが必要です。この2つの仕事を確実にやりとげるためには、安倍自公政権を退陣に追い込み、これらの課題を実行する政府をつくることがどうしても必要です。

私たちは、心から呼びかけます。〝戦争法廃止、立憲主義を取り戻す〟――この一点で一致するすべての政党・団体・個人が共同して、「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」を樹立しようではありませんか。この旗印を高く掲げて、安倍政権を追い詰め、すみやかな衆議院の解散・総選挙を勝ち取ろうではありませんか。

この連合政府の任務は、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を撤回し、戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義と民主主義をとりもどすことにあります。

この連合政府は、〝戦争法廃止、立憲主義を取り戻す〟という一点での合意を基礎にした政府であり、その性格は暫定的なものとなります。私たちは、戦争法廃止という任務を実現した時点で、その先の日本の進路については、解散・総選挙をおこない、国民の審判をふまえて選択すべきだと考えます。

野党間には、日米安保条約への態度をはじめ、国政の諸問題での政策的な違いが存在します。そうした違いがあっても、それは互いに留保・凍結して、憲法違反の戦争法を廃止し、立憲主義の秩序を回復するという緊急・重大な任務で大同団結しようというのが、私たちの提案です。この緊急・重大な任務での大同団結がはかられるならば、当面するその他の国政上の問題についても、相違点は横に置き、一致点で合意形成をはかるという原則にたった対応が可能になると考えます。

この連合政府の任務は限られたものですが、この政府のもとで、日本国憲法の精神にそくした新しい政治への一歩が踏み出されるならば、それは、主権者である国民が、文字通り国民自身の力で、国政を動かすという一大壮挙となり、日本の政治の新しい局面を開くことになることは疑いありません。


3、「戦争法廃止の国民連合政府」で一致する野党が、国政選挙で選挙協力を行おう

来るべき国政選挙――衆議院選挙と参議院選挙で、戦争法廃止を掲げる勢力が多数を占め、連合政府を実現するためには、野党間の選挙協力が不可欠です。

私たちは、これまで、国政選挙で野党間の選挙協力を行うためには、選挙協力の意思とともに、国政上の基本問題での一致が必要となるという態度をとってきました。同時に、昨年の総選挙の沖縄1~4区の小選挙区選挙で行った、「米軍新基地建設反対」を掲げての選挙協力のように、〝国民的な大義〟が明瞭な場合には、政策的違いがあってもそれを横に置いて、柔軟に対応するということを実行してきました。

いま私たちが直面している、戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義と民主主義をとりもどすという課題は、文字通りの〝国民的な大義〟をもった課題です。

日本共産党は、「戦争法廃止の国民連合政府」をつくるという〝国民的な大義〟で一致するすべての野党が、来るべき国政選挙で選挙協力を行うことを心から呼びかけるとともに、その実現のために誠実に力をつくす決意です。

この間の戦争法案に反対する新しい国民運動の歴史的高揚は、戦後70年を経て、日本国憲法の理念、民主主義の理念が、日本国民の中に深く定着し、豊かに成熟しつつあることを示しています。国民一人一人が、主権者としての力を行使して、希望ある日本の未来を開こうではありませんか。

すべての政党・団体・個人が、思想・信条の違い、政治的立場の違いを乗り越えて力をあわせ、安倍自公政権を退場させ、立憲主義・民主主義・平和主義を貫く新しい政治をつくろうではありませんか。

 二年前は、この「よびかけ」に、他の野党が応えることはなかった。
 
 では、今はどうか。

 枝野が、もし、誠意ある人物ならば、共産党への恩義を忘れないはずだ。

 野党第一党党首の枝野が、共産党の犠牲を覚悟の選挙協力に真摯に感謝し、それに応えるのは、まさに「国民連合政府」実現のための、野党再編に取り組むことである。

 立憲民主党、共産党、社民党、そして、無所属の護憲派議員を取り込んで、次の機会での「国民連合政府」実現のための地固めをするべきだ。

 そう簡単ではない。

 しかし、もし、衆院で100名の仲間が集まれば、歴史を変える土台にはなる。

 枝野、期待に応えてくれ!

by koubeinokogoto | 2017-10-23 19:12 | 幸兵衛の独り言 | Comments(0)

人間らしく生きることを阻害するものに反対します。


by 小言幸兵衛